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日本人が持つ「利他の精神」はもう無くなったんか?取り戻さなあかん事はまだまだいっぱいある。

 さすがに同じテーマを3日も続けるつもりはありませんが、一応、サラっと書いておきましょう。今日のお昼に元・刑事の佐藤誠さんが記者会見しはりました。ネットでは大騒ぎですが、特に新事実とかも出て来なかったので、状況は大して変わらへんと思います。次の内閣改造で、木原くんは外されるんやと思います。

 コメント欄でも意味深な話をいくつかいただき、ありがとうございます。いずれにしても深い闇であることだけは確かですね。いつも通り岸田くんは、シレっとやり過ごすんやろうと思います。藤井聡さんに言わすれば、飼い慣らされた「家畜」は、何の意志も持たずに、周りから言われた通りのことしかでけへんのですね。

 せめて少しでも、その「周り」の声の中に、私らが持つ危機感が伝わるように努力して行きたいと思います。気持ちが暗くならんように、ええ話も見つけましょう。今日(7/28)の「宮崎正弘の国際情勢解題」で(読者の声1)(PB生、千葉)さんが、「タテシナ会議」のことを教えてくれてはりました。

 自動車評論家の池田直渡氏が「週刊モータージャーナル」の7月24日に書いた記事が面白いので抜粋、と(「タテシナ会議」で、TRIギル・プラットCEOが語った未来)。

 1970年、当時のトヨタ自動車販売の社長であり、“販売の神様”の異名を持った神谷正太郎氏が、長野県茅野市に「蓼科山聖光寺」を創建しはった、と。交通死亡事故が毎年、多数に上っていて問題になっていた時代、交通安全、交通死亡事故ゼロを目指して、このお寺が建てられたんやそうです。

1970年に神谷正太郎氏が創建した蓼科山聖光寺

 そして4年前からダボス会議を意識して、この蓼科山に、広く自動車産業にかかわる人々を招いて、自動車産業全体で事故ゼロを目指していくという意図を持って、「タテシナ会議」を発足させた、と。今年のその会議のプレゼンテーションの中で、TRI(Toyota Research Institute:トヨタ自動車の在米研究機関 主にコンピュータを駆使したAIや素材開発などを受け持つ)のギル・プラットCEOのプレゼンテーションを、この池田直渡氏が紹介してはったわけです。

ギル・プラット氏。1961年生まれ。マサチューセッツ工科大学を卒業し、同校で教授を務めた後、米国国防総省国防高等研究計画局でロボティクスの第1人者として活躍した世界的サイエンティスト。16年にTRIのCEOに就任

同氏は、米国の心理学者アブラハム・マズローの欲求5段階をベースに、自動車の安全技術について、極めて画期的な説明を行った。多分に哲学的な説明ではあったが、即物的になりがちなテクノロジーの話を哲学的に説明したが故に画期的であった。

 え?自動車の話に、何で心理学のマズロー?というわけですね。このプラットさんは、今の人工知能(AI)の時代、実は日本の自動車産業にとっては、世界のリーダーシップを取れるチャンスや、と言いたいようです。マズローの理論の説明は省きますが、つまりはこういうことやと。

 現在、世界経済が陥っている、グローバル化もブロック化も、「少しでも多くの富を手にする」というイドに支配されたものだ。攻めの形がグローバル化であり守りの形がブロック化であるにすぎない。
 そこには他者に対する愛が欠如している。分かち与え、他者を愛し、その幸せを願うこと。誰もが人として本来あるべき姿を知りながら、人が集まった社会、ことに国際経済は奪い合いに終始している。
 誰もそこに新しい価値を提示することができない中で、「幼少期から利他の精神を学ぶ日本にこそそれを乗り越える原動力がある」とプラット氏は言う。つまり技術はただありのままでは未完成であり、善にも悪にもなりうる。それをどう使いこなしていくか、つまり世に広めて行く産業やルールを作っていく行政の成熟がセットになるべきものだと言うのである。

 うーむ。開催国である日本に対するヨイショもあるんかも知れませんが、「幼少期から利他の精神を学ぶ日本にこそ」と言われると、ちょっと照れるけれど、嬉しいですね。今、世界は、そんな利他の精神なんか、利用するだけ利用してポイ、になっているように思えますね。この記事を紹介してくれた(PB生、千葉)さんの、まとめの部分をコピペさせて貰いましょう。

 いま巷では中古車販売大手の不正事件が話題になっている。損保会社ぐるみの不正事件らしい。ロードサイド店だから店と展示車両がよく見えるように街路樹に除草剤をまいて枯れさせることまでしている。
 CMで訪れる客などカモでしかないのだろう。

 今日もニュースに出ていましたね(ビッグモーター 店舗前の街路樹枯れる 全国18道府県で確認)。コロナ禍以降、どうもおかしくなって来ていますね。こういうところでも私ら日本人は、しっかり「日本」を取り戻さなあきませんね。

 ところで知らんかったわ、「タテシナ会議」。あの「ダボス会議」を意識してというのは、さすが世界のトヨタさんですね。章男ちゃんも、ちゃんと出席してはります。

トヨタ自動車の豊田章男会長(左)とTRIのギル・プラットCEO(右)

 世界のEV化?の波なんかには負けへん、日本の自動車産業550万の雇用を、絶対に守るんやと堂々と宣言してはる章男ちゃん、まだまだ頑張ってや、ですね。いつも周りをキョロキョロと見て、他人から言われたことしかでけへん、どこかの総理大臣とはエラい違いやな。 

【文中リンク先URL】
https://www.mag2.com/m/0001689840
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2307/24/news067.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230728/k10014144491000.html

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