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声劇初心者必見!?声劇入門マニュアル

こんにちは、声劇限界ヲタクのヒスイです。

今回は「声劇ってどんな遊び?」という初心者の方の為に、どこで遊ぶのか、具体的な遊び方など、声劇に関して必要な情報を、簡単にではありますがまとめてみました。

とはいえ、
「何もわからないけどとりあえず飛び込んじゃえ☆」
「何事もトライアンドエラー!」
そういうのも全然アリだと思います!

そういう方はこの記事を速攻閉じて、早速声劇の世界へダイレクトダイブしちゃってください!

でも
「ある程度の事を知ってからじゃないと怖くてチャレンジできない…」
という、そんなアナタの為にこの記事を書きました!

ここに書いてあることを知っておけば、問題なく声劇で遊べるはずです!
これから声劇を始めるというアナタにとても役立つ記事です!
ぜひ参考にしてみて下さい!

それでは早速まいりましょう!

①そもそも「声劇」ってどんな遊び?

まずは基本中の基本「声劇」とは一体何か?

声劇とは、読んで字のごとく、「声で劇をする遊び」です。
音楽にカラオケがあるように、お芝居のカラオケのようなものが「声劇」です。

お芝居とは通常、人、場所、沢山の機材などを用意して初めてできるものですよね?
それが、自宅で手軽にお芝居で遊べちゃうのが「声劇」なんです。
必要なものといえば、パソコンの方はマイクとイヤホンorヘッドホン、スマホの方はイヤホンマイクがあれば十分です。
音質にこだわりがなければ、まず声がちゃんと入れば大丈夫です。
マイクもイヤホンマイクも何百円〜千円ちょっとくらいの安いもので全然問題ありません。

それでは「声劇」はどんな遊びなのか?
簡単に言うと、オンライン上で仲間と一緒に台本を声を出して読む遊びです。
演劇関係者の方にはオンライン上で行う「読み合わせ」と言った方がわかりやすいかもしれません。
声劇はもうかれこれ20年以上の歴史がある遊びと言われています(諸説あり)


②どこで遊べるの?

実は遊ぶ場所やツールに決まったものはなく多種多様です。
自分の遊びのスタイルにあったものを選んでみんな遊んでます。
現在は以下のものが主流かと思います。

▼通話ツール
◎Discord
◎Skype

友達同士で声をかけあったり、Twitterなどで人を集めてから、グループを作ってやるのが一般的です。

最近では、Discordで声劇用サーバーを作る人も増えてきました。
サーバーに人を集めて、そのサーバー内で募集をし劇を行う方法です。
自分好みの運営をしているサーバーや、お友達が沢山いるサーバーを探して参加するのも楽しいですよ。

▼アプリ
ボイコネ
2020年5月にリリースをされた声劇LIVE配信サービス。
手軽に仲間を募って簡単に声劇配信ができる画期的なアプリです。
声劇専用のアプリやプラットフォームは今まで存在しなかったので、リリースをされた時はファースト・セカンド・サードインパクトが一気に襲い掛かってきたくらいの衝撃でした(こんな例えを使ってますが私はエヴァにわかです)


LisPon
nana
これらは声劇専用アプリではありませんが、「声で遊ぶ」事ができるアプリです。
こういった場所で遊んでいる方も多いです。
というより、ボイコネができる前は、むしろこういった場所で遊んでいました。

▼配信プラットフォーム
◎ツイキャス
枠主が演者募集枠を立てて、配信をしながら人を募ります。
人が集まったらその場で台本と配役を決めて、そのまま配信上で劇を行うという流れです。
あとは、事前に台本&日時&キャストを決めて行う、所謂「企画劇」を配信してみんなに聞いてもらうというのもあります。


上に書いたもの以外にも、他にも、ニコ生、Spoon、カラオケアプリなど様々なところで行われているようです。
ですが、2020年現在では、上記の場所がよく利用されていると思います。

今はなくなってしまいましたが、古くはヤフーメッセンジャーというものや、「こえ部」という声で遊ぶプラットフォームがありました。
「こえ部」から「声劇」という遊びが徐々に広まっていったという認識です。

▼色々書いてあるけど、結局どこで遊んだらいいの?
まずボイコネから始めてみてはいかがでしょうか?
今(2020年6月現在)ボイコネ上には、どの時間帯にも沢山人がいます。
自分のやりたい時にいつでもできます。
また、ボイコネで声劇を始めましたという方もいらっしゃいます。
初心者の方同士で遊んでみるのもいいと思います。
ボイコネで遊んでみて、声劇がどんな遊びかを知って、お友達を作り、
そこから上に書いているような場所へ活動範囲を広げていくといいかもしれませんね。
ただこれは、あくまでも個人的な意見なので、自分なりに楽しめる方法があればそれがベストです!

③具体的な遊びの流れ

さて、いよいよ具体的な遊び方について細かく説明していきます。
ただし、ここで書いているものは、あくまでも一般的な遊び方です。
遊ぶ場所やグループでやり方が変わってくるので、参考程度に読んで下さい。


1.点呼(演者募集)
まずはなにはともあれ、声劇に参加する人を集めるところからです。
参加表明の際には自分の性別を伝えましょう。
男性は「♂」、女性は「♀」の表記で書くのが一般的です。

演者募集を締め切ったあとは、男女比率を確認します。
男女比率は「(男性の人数):(女性の人数)」このような表記になります。

例えば男性3人、女性2人が集まった場合
「3:2」となります。

2.台本決め
みんなでやりたい台本候補をいくつか出し合い、ある程度候補が揃ったら多数決で決めます。
もし、時間の長い台本はできない、大きな声が出せないなどなど、NGがあったら必ず探し始める前に伝えましょう。

「声劇の台本ってどこにあるの?」という方は、台本探しに以下のサイトが非常に便利です。

ボイドラサーチ
https://gokkoradio.jp/search/

約20年前からある、唯一無二の声劇台本専用サーチです。
ここには声劇台本が沢山登録されています。
まずここで台本を探してみましょう。
人数、男女比率、時間、ジャンルなど細かく検索条件を指定できるのでとても便利です。


3.役決め
台本に目を通して、自分がやりたい役を決めます。
大体どの台本の冒頭にも、年齢やキャラ設定などが書かれています。
それを参考にしたり、実際に中身を読んでみてやりたい役を考えましょう
誰かとやりたい役の希望が被った場合は、話し合いやあみだくじなどで決めます。

4.台本チェックor3番タイム(準備時間)
台本と配役が決まったら、本番開始前に必要な準備をします。
この時間を台本チェックと言ったり、3番タイムと言ったり呼び方は様々です。

この時間で行うのは主に以下の事です

・台本の内容確認
・読み方がわからない単語や漢字がないかをチェック。わからないものがあったら調べる。
・飲み物の準備やお手洗いなどを済ませる

準備が完了したら、その旨を伝えます。
全員の準備が完了したら、いよいよ本番です!

5.本番スタート
タイトルコールをしてから、本編に入ります。
タイトルコールは「(台本名)3・2・1・キュー」といった感じです。
(個人差がかなりあるので、これはあくまで一例です)

あとは台本の終わりまでひたすら劇に没頭しましょう!

6.劇終了
最後のセリフが終わったら、進行の方が終了の合図をします。
合図が入ったら劇終了です。
終了の合図が入るまでは、喋ったりせずにジッと待ちましょう。

というわけで、以上が簡単な声劇の流れです。
最初にも書きましたが、あくまでもここに書いたものは一般的な遊び方です。
これが絶対的なルールではありません。
進行は遊ぶ場所それぞれで変わってきますので、必ず進行役の方に従いましょう。

④声劇のマナーってあるの?

声劇特有の明確なマナーは存在しません。
あるとすれば、本当に一般的な事です。

◎挨拶はキチンとする

◎言葉遣い、発言は常識的に(初対面なのにタメ口で話したりしないなど…)

◎進行を妨害するような事はしない
→例えば…
・進行を無視して勝手に台本や配役を決める
・関係のない話をして進行の流れを妨げる
・多数決で決めた台本に文句を言う
などなど

◎一緒にいる人が悲しむような事を言わない
→例えば
・〇〇さん演技下手ですね
・〇〇役と〇〇さんの声合ってませんね
などなど。
あとは台本に関する発言も気をつけましょう。
オープンな場所でやってる場合は、自分たちがやっている台本の作者さんが聞きに来ている可能性があります。
「この台本つまらない」のような発言をした時、たまたま作者さんがそれを聞いたら悲しみます。
折角の楽しい空気を壊すような事を言うのはやめましょう。

本当に当たり前の事しか書いてませんが、不慣れだとしてもマナーと礼儀がキチンとしていれば、まず悪い印象を持たれる事ありません。
声劇は一緒にやってくれる人がいて初めて成り立つ遊びです。
一緒に遊んでくれる人達を大事にしすぎなくらい大事にしましょう!
人が離れたら遊びたくても遊べなくなってしまいます。


⑤台本の利用規約をキチンと守ろう

声劇台本には、作者さんが作った利用規約があります。
これは必ず守りましょう。
利用規約は作者さんによって内容が異なります。
台本を使う前に、必ず利用規約に目を通した上で利用しましょう。
規約違反が沢山増えると、作者さんが台本の公開を止めてしまう場合があります。
実際に、規約違反が多い為に、作者さんが台本を消してしまったという事が過去に何度もありました。
勿論演者さんたちが楽しんで遊ぶ事も大切ですが、声劇は台本がなければ遊べません。
台本は大切に利用しましょう。

⑥舞台台本の取り扱い

⑤の項目に少し内容は重複しますが、舞台台本についても触れておきます。
声劇では声劇台本以外にも、舞台台本を利用する事もよくあります。
舞台台本も同様で、取り扱いには十分気を付けて下さい。
舞台台本はそもそも声劇向けに書かれておりません。
声劇での利用を想定している規約がある作品は、完全にゼロとは言いませんが非常に少ないです。
SkypeやDiscordで演者さん達だけで遊ぶならほぼ問題ありません。
ですが、ツイキャスやLisPonなどのオープンな場所、その他不特定多数が聞ける環境での利用する場合は、まず作者さんに使用許可を申請しましょう。

また、舞台台本の作者さんは「声劇」という遊びを知らない事が多いです。
使用許可の申請の際には、「声劇」という遊びについてや、どのように利用をするのかの説明を添えるとよいでしょう。


⑦声劇を遊びやすくする便利ツール

mojiban
https://mojiban.viom.work/

テキストをブラウザで見れるようにしてくれるツールです。
やりたい台本があるけどテキストデータしかなくて、みんなとどうやって共有したらいいかわからない…そんな時に非常に便利です。
PCでもスマホでも利用できます。
また、アップしたテキストは3時間後に自動消去されるため、アップしたものが残り続けるという心配もありません。

Script Viewer
http://vtools.moo.jp/scv.php

私がよくお世話になっているツールです。
このサイトで読みたい台本を反映させると、少し行間を空けて表示してくれます。
行間が詰まってて読みにくいというのを解消してくれます。
また、役名にマーカーをつける事ができます。
自分のセリフの箇所を見やすくしてくれるので、セリフの見落としを軽減してくれます。
ただし、mojibanとは違い、ここでアップしたテキストは他の人達に共有はできないので注意です。

以上となります。
いかがでしたでしょうか?
あとはここに書いていない、声劇用のスラングや、ローカルールなども存在します。
私も把握していない事は山程ありますが、普通に楽しく遊べています。
もしも、やっていく中でわからない事があれば、その場で質問や確認をして教えてもらいましょう!
それで全く問題ないですし、そんなに心配する事はないと思います!
もし困った事があれば、私に聞いてくださっても構いません。
わかる範囲であればお答えいたします。

とにもかくにも、声劇をやっている人達は、みんな声劇が大好きな人達です!
変に怯えることはありません!
さあ、声劇でどんどん遊んで楽しんでいきましょう!

もし、書いている内容で誤っている部分などがありましたらご指摘頂けると助かります!

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