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日向坂のツアーに、行ったよ~~【東京二日目】

2021年10月14日、木曜日、東京二日目公演。去年の7月頃に日向坂46のファンになった自分にとって、初めての会場でのライブ参戦となった。東京三公演にFC先行で応募して二日目の当選となったが、全落ちもザラのようなのでとても運が良かった。

ライブ当日、会社を早引きしてゆりかもめに乗り、有明テニスの森駅という珍妙な名前の駅で下車した。改札を出ると、リュックにトリケラトプスのマスコットを縛り付けた男性が自販機で飲み物を買っていた。小坂菜緒の復帰を待ち望んでいるであろう彼を横目に東京ガーデンシアターに向かう。ガーデンシアターの周りは日向坂46のファンで埋め尽くされていた。最寄のローソンの駐車場には、ライブグッズのユニフォームを着て日向坂46新聞を読みながら煙草を吸っている男性を何人か見かけた。

事前注文したグッズの受け取り時間が迫っていたので、まずはその待機列に並ぶ。ちょうど前に並んでいた女性が河田陽菜によく似ていて驚いた。後でわかったが、女性ファンはメンバーの服装や髪型を真似してライブに参戦することが多いらしい。他にも君しか勝たんの衣装(ブラウンのチェックの制服)を着た二人組や、いつかどこかで松田好花が着ていたオレンジのニットを着ている女性も見かけた。

グッズは①推しメンタオル(東村芽依)②ペンライト1本③東京限定ユニフォーム④スウェット紺⑤東京限定ポカラバーキーホルダー⑥ラバーバンド白を購入した。ペンライトは2本買うか迷ったが、自分の席はかなり遠くてメンバーからも見えないので1本でも困らなかった。次のツアーで2本目を購入したい。逆に前の席ならメンバーカラーをアピールするために無理してでも2本買ったほうがいい。ペンライトは1本3000円以上するのがとても恐ろしい。他に、サムネにもしているポカラバーキーホルダーはめちゃめちゃ可愛いデザインですごく良かった。

グッズを受け取った後は抽選会を外したり電子チケットを係員に見せたりしながら入場した。座席は向かって右サイドの一番奥で、残念ながら正直ハズレだったと思う。

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ちなみにこの席だとメンバーを判別するのはかなり難しいのだが、メンバーの顔を視認できるかどうかでライブの趣旨がまるで変わってくると思う。全地域全日程に応募するような人たちは、ただライブに行くだけでなく、より良い席に当選することを目的としているのだと気付かされた。次からはできるだけ多くの公演に応募して遠征も辞さないことを心に決めた。そして、直前に気付いて購入した双眼鏡が本当に役に立った。

座席につく直前に、会場のトイレで先程購入したユニフォームに着替えた。このときラバーバンドを付け忘れてしまったのだが、今後これを使うタイミングは訪れるのだろうか……?

ライブの具体的な内容については適切に語れる自身が無いが、特に印象に残った楽曲について書いてみる。

ときめき草

日替わり枠の曲で、東京二日目はこのときめき草だった。ひなあいOPでおなじみだがとても好きな曲なので嬉しかった。ただ同じ枠のこん好きと川は流れるもかなり好きなので歯がゆい枠である。こん好きは齊藤京子センターも良いが、やっぱり小坂菜緒センターで聞きたいなあ。

夢は何歳まで?

これも入れ替え枠のユニット曲。自分は東村芽依も高本彩花も推しなので(それを言うと全員推しているが)これもとても嬉しかった。ただ残りの2曲も本当にいい曲なのでこれまた歯がゆい枠である。ただ、ライブ適正が一番あるのはこの曲かもしれない。イントロが流れたときのキター!感が強かった。

君しか勝たん

この曲は本当に良かった。ライブで観客が声を出せない状況で、手拍子が多いこの曲が作られたのでは、という考察を目にしたことがあったが、まさにその通りだったと思う。配布されていたスティックバルーンを叩くことで自分の中では一番盛り上がれた。この曲はタイトルや歌詞がよくわからないなどの理由であまりよくない評判を多々目にしていたが、個人的には曲調と、特にMVがすごく好きなので、きちんと輝けるシチュエーションがあることがとても嬉しかった。

ってか

本当に良い曲で、PVが公開されたときからライブで聴けるのをすごく楽しみにしていた。今回は最新シングル曲なのでトリだったけど、今後は序盤で盛り上げてくれる定番曲になっていくんじゃないかなー。

ソンナコトナイヨ

小坂菜緒不在のため東村芽依センター。ほぼラストなので、ここぞとばかりに双眼鏡で東村を追っていたら、曲の途中、脇に掃けてしゃがんでいるシーンで隣の加藤史帆と何か喋っていた。正確には、加藤が喋りかけて東村が笑い返していた。曲の真っ最中なのに余裕そうなのが面白かったし、ブログなどで語られる楽屋での姿と同じだったのでとても嬉しくなった。

最後に、全体を通して印象に残ったことを書く。

双眼鏡

本当に持っていってよかった。6000円程度の10倍ズームのものを購入したが必要十分という感じだった。会場には大きなモニターはあるが生で見ているという実感はあまり得られない。意外にも、他のお客さんで双眼鏡を持っている人はあまり見かけなかった。自分だけ双眼鏡を使っていると変な目で見られないかなと感じてしまうが、そこは強い意志でカバー。……と言いつつ、双眼鏡を外してペンライトやスティックバルーンを握っている時間も半分以上だった。

髪型

いつもの髪型のメンバーもいればいつもと違う髪形のメンバーもいたが、わかりやすい髪形のメンバーは双眼鏡無しでもギリギリ視認できた。この日だと、いつものデコ出しの富田、今日だけデコ出しの松田、ツインお団子の影山、くのいちポニーの濱岸なんかはとてもわかりやすかった。当日のメッセージアプリで推しの髪型を確認しておくことが求められる。もっと言うと、すべての曲のフォーメーションを覚えておくというのも推しを見つけるためには非現実的な話ではない。

丹生ちゃん

最後に、唐突に、どうしても書きたいのが丹生明里の輝きぶりである。もちろんどのメンバーも輝いているのだがライブの丹生の輝きぶりは凄まじかった。まず、この日の丹生は髪を下ろしていていた。そして、メンバーは汗をかく者と全くかかない者にはっきり分かれていて(齊藤京子は話どおり全く汗をかいていないように見えた)、丹生は序盤から汗だくで踊っていた。その結果、下ろした髪の毛先がしっとりと濡れて神々しいまでの美しさとなっていたのである。さらに、丹生はダンスも違った。他のメンバーのダンスの効果音を「サッサッ、シュッシュッ、クルリ」だとすると丹生だけ効果音が「バッバッ、ビュッビュッ、グルリ」なのである。一人だけ動きが騒がしいというか、「全力感」に満ちており、それは普段テレビで見る丹生のイメージをそのまま表現しているようだった。普段見せない姿といつもの姿が共存した丹生はステージ上で凄まじいまでに輝いていた。

そういうわけで、初めてのライブの感想は、「全部良かったけど特に丹生ちゃん凄かったな」となった。ただ、もっと近い席で見ることで気付ける他のメンバーの魅力もあるのではないかと思う。いつか幻のアリーナ最前席を手に入れるその日まで、俺は戦い続けることを心に決めた。

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