見出し画像

旅行< 旅

こんにちは。
マスター役を務めた者です。
今回のテーマは「旅」です。
私が演じたマスターは悠久の時を旅する存在です。彼は今も数えきれない出会いと別れを噛み締めながら電車に揺られています。45分間の劇で切り取られた一幕はその一ページにも及ばないのでしょうね。彼の旅に終わりはあるのでしょうか。仮に終わるとしたら、その時彼の身に何が訪れるのでしょうか。うん、深いです。浅い感想しか言えませんが。

旅、してみたいです。旅行ではありません。旅です。
出不精の私でも「旅」という言葉に対しては言い表しようのない憧れを感じてしまいます。本当に何故だろう。魔王を倒すだとか宝物を探しに行くだとか、そういう大層な目的はありません。ただ世界を裏庭のごとく遊び歩きたいのです。(そう考えると、同じ旅でも景色の変わらないマスターの旅は嫌かもしれません。)旅と旅行の一番大きな違いは、終わりを意識しているか否かだと思います。旅行はあくまで日常の合間に羽を伸ばすためのものにすぎません。帰宅後のスケジュールや身内に買うお土産のことを頭の片隅に入れながら全力で楽しむのは、正直私には難しいです。なのでそういった「しがらみ」(と言ったら聞こえは悪いですが)を解き放って見知らぬ土地に旅立ちたいです。お金をたくさん持って。流石に野垂れ死ぬのは勘弁です。

知人の一人が世界中を飛び回っていることを思い出しました。単位を取り終えたため今学期は暇らしいです。…ふむ、随分と楽しそうなことをしているみたいだが、それも言ってしまえば旅行にすぎない。人間関係や将来設計が頭を1mmもかすめないとは言うまい。そう言う意味では私と同じステージにいると言えよう…。

言えないわ!!シンプルに羨ましすぎる。彼のお父様はパイロットなので、大方飛行機もお得に乗れてるんだろうなあ…。…認めます、旅行も相当素晴らしいものでした。全てをかなぐり捨てた旅だとか、そんな世捨て人じみた事を考えてどうするんだって話ですよ全く。今朝テレビで大阪万博の特集を見ました。その中で「万博マニア」を自称する男性が、自国開催の万博の良い点は「日本語で世界一周旅行ができること」だと言ってました。俄然行きたくなってまいりました。チケットってもう買った方が良いのかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?