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早生まれ

こんにちは!制作セクションが小道具などを制作するものだと勘違いして入ってしまってから、もう2年近く経ちました。そんな22の制作セクション員が、僭越ながら作業場日誌を書かせていただきます。
テーマが「おとな」ということで、早生まれというタイトルでいきたいと思います。かくいう私は、2月生まれの典型的な早生まれです。今では、たった28日間しかない2月に生まれたということを誇りに思っています!
そんな私も、小さい頃は早生まれであることが嫌でした。幼稚園の頃は、全員の誕生日が月ごとに表にまとめられて掲示されており、一番誕生日が遅い私は劣等感のようなものを感じていました。同級生には年齢で負け、一個下の学年の子にもすぐに年齢で並ばれるため、なんだか自分が弱いのではと思うこともありました。小さい頃は早く年齢が大きくならないかな〜と考えるので、当然のことかもしれません。同級生の大半と生まれた西暦が違うのはちょっと嫌ですよね。干支も違えば、体格や運動能力、勉強でも不利になって……
そんな私が、早生まれで良かったと思えるようになったのは、「おとな」になったからなのではないかと考えています。歳をとることがめでたくなくなったということですかね…ちょっと悲しいですが。
早生まれの良いことの一つ目は、浪人や留年が誤魔化せることだと思います。年齢や生まれた年を聞かれても、基本的にはやり過ごすことができます。もし4月や5月生まれだと、周りの同級生よりも2歳も年上という状況ができてしまい、ちょっと焦ります。ですが、早生まれだと生まれた年はほぼ同じだし、感覚としては一個下の4月生まれのようなものです。
二つ目の良いことは、周りに若いマウントを取ることができる点です。私がよくマウントをとっているわけではないですよ。ちょっとだけです。20歳を過ぎてくると、自分はもうこんな歳なのか、と思うことが増えてきます。そんな時に早生まれであることで、同級生に対してまだその歳にはなってないぞ、と安心感を覚えることができます。
と、早生まれの良い点を話してみましたが、ちょっと悲しくなってきました…
早生まれの皆さんは共感できますか?
「おとな」になるっていうのは、歳をとるのが怖くなることなのかな、と勝手に結論づけてみます。早生まれはただの気の紛らわしなのかもしれないですね。
中身の薄い話をここまで読んでくださった方がいれば、大いに感謝します!

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