『うんこなぞなぞ』を入手する一部始終

文響社『うんこなぞなぞ』をご存じだろうか。この本は

2020年の新学習指導要領を踏まえ、強化される「思考力」などの力をつけることができるなぞなぞ本

だそうだ。2020年の新学習指導要領をうんこのなぞなぞで踏まえるのはさすがに何かの手違いだと思うが、後半部分は妙に納得である。このたび、4~6歳用、1年生用、2年生用の3冊が同時に出版された。

なぞなぞ制作はクイズ法人カプリティオ。つまりクイズ制作のプロが作ったなぞなぞであり、当然質は高いはず。『水平思考クイズゲーム ウミガメのスープ』の続編を渇望しているアナログゲーム業界にとって、これは願ってもない時間稼g・・・間違えた、救世主。筆者はその3冊の入手に動いた。

2020年3月19日19時、某スーパーマーケット2階の本屋。「どのコーナーにあるんだろう・・・学習参考書?クイズ?幼児向け?え、そもそもジャンル何???」脳内を『うんこなぞなぞ』置き場の推測が駆け巡る。そして・・・

断念。同日20時、某小規模ショッピングモール3階の本屋。

普段激怒しまくっている筆者が見せた、見ず知らずの子供への優しさ。自分で自分を褒め称えたい。

2020年3月20日13時、在庫がたっぷりありそうな大規模書店へ。春分の日であり、多くの家族連れで賑わう店内。その幼児コーナーを結婚指輪をしていない中年の男がうろつくという、前日を上回る悲劇が発生。その緊張感から、額には変な汗が。

探すこと数分、ついに大量の平積みを発見!勇気を持って3冊を持ち、レジへ向かった。空いたレジは・・・

研修中の若いお姉さん

変な汗の量が増える。まさに、昔DEENが歌っていた『この場から早く逃げ去りたい』(※1)である。

しかし、一筋の光!レジのお姉さんが結婚指輪をしていたのだ。既婚女性なら小さな子供がいる可能性もあるし、本の購入目的を容易に誤解(※2)してもらえるだろう。筆者は安心した。

だが、直後に最大の悲劇が訪れた。

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透けとるやないかい!

『うんこなぞなぞ』が透けた袋を持って日本三大都市圏の中心駅周辺を歩くとか、筆者の人生でかつて経験したことがないレベルの拷問である。

耐えて歩くこと10分、ボードゲームカフェに到着した筆者は、昼間にもかかわらず飲酒を開始し、店員になぞなぞを出題した。

※1. 正しくは『このまま君だけを奪い去りたい』

※2. 誤:子供に出題、正:大きいお友達に出題


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