見出し画像

製作ノート(29)スピンオフ『転生譚』

劇団衛星プロデューサーの植村です。

今月〜来月は、「珠光の庵」のスピンオフ作品の上演が予定されています。もうすぐ、『転生譚』を、某日本語学校の学生さんたちに向けて上演する予定。最近はその稽古をしています。

画像1

※先日の稽古の模様。蓮行の動きの演出を受ける、劇団衛星一同です。
(全員がこのような動きをするシーンは、実際にはありませんが・・。)

劇団員が集まる稽古場は、やはり信頼感があるし、楽しいです。
最近はそれぞれ色々な劇団の公演に出演したり、ワークショップや様々な仕事をしたりしている劇団員が、久しぶりに稽古場に集結した様子を見ていると、彼らと重ねてきた色々なことが感覚的に思い出されるような感じ。

また、この間は、本作品の舞台監督を担当してくださってる渡川さんと、演出の蓮行と一緒に、公演会場の下見に行きました。実際の現場を確認して、どのように使うかなどを相談しました。
短い時間でパパッとそれらが打ち合わせできるのが、ずっとこの作品に携わり、色々な場所での上演を一緒にやってきた仲間ならでは・・だなあと、これまた心強く感じました。

頼りになるキャスト・スタッフのみんなのおかげで、これらの作品の上演を続けることができているのだ、と改めて思います。


『転生譚』は、「珠光の庵」の触りを味わえる短編作品です。
その創作をしていながら、これまでの『珠光の庵』上演で積み重ねてきた、暗黙の段取りや心持ちがあるなあ・・と改めて思いました。現代を舞台にしたコメディですが、そこにあるのは紛れもなく「珠光の庵」の要素だと、稽古を観ていて感じています。

今月末の上演で、どのような時間が過ごせるか、そしてそれが今後の『珠光の庵』上演に、どのように積み重ねられてゆくだろうか。

画像2

来月は、もう一つのスピンオフ作品『むろじへ帰る 一休み』の上演予定もあります。

これらの作品は、『珠光の庵』をもう少し手軽に味わっていただくこともできれば・・と思って、創作を始めました。(『珠光の庵』本編は、後半のお茶席を含め2時間弱の上演時間になりますが、これらのスピンオフは、30〜60分の作品です。)同時に、"スピンオフ作品"の面白さも楽しんでいます。
これらの作品も色々な皆様にご覧いただく機会が持てれば・・と思っていますので、上演依頼・ご相談なども、お気軽にお問い合わせください。
http://www.jukou.info/spinoff.html

2つのスピンオフ作品と、『遣の巻』韓国語版。今年度の劇団衛星は、各種『珠光の庵』の上演が続きます。こういう感じも、久々だなあ・・。


2019年11月8日
劇団衛星プロデューサー 植村純子


劇団衛星『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語版
●チケット先先行販売のお申し込み受付中!!
https://dbf.jp/fueki/kaika/200208/
●応援福袋はこちらで販売中!!
http://www.jukou.info/fukubukuro.html



劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。