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製作ノート(40) 出演者インタビュー①

皆さん、こんにちは。
劇団衛星「珠光の庵」にて制作として関わっています田中直樹といいます。
今回は、なかなか聞けない出演者の作品に対する生の声を拾うため、「出演者インタビュー」を企画しました!
僕がインタビュアーとなり、出演者の皆さんに普段は聞けない公演・作品についての想いや今回の韓国語版の話題にも触れてぐいぐいっと聞いていきたいと思います!

まずはじめは大石さんからです!


【大石達起さんへインタビュー】

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— 今回、韓国版の公演ということから、まずは、韓国にもっている印象やイメージを教えてください。
浅くて申し訳ないのですが、まず食べ物が美味しい、ということですかね。ビビンバがめっちゃ好きです。あとK-POPがカッコいいですね。最近EXOっていうグループを知ってハマりました。韓国のアイドルグループは“喜・哀・楽”だけじゃなく“怒”も表現するのが素敵だな、と思います。音楽性もEDMをガンガン取り入れた物が多くて大好きです。あとサムスンとかLGが折りたたみスマホを出したり、色んなことに挑戦している国だなあ、と。文化も技術もかなり進んでいる印象ですね。

— 今公演のように、韓国と日本が繋がる、交流が持てることに関して、どう感じていますか?
韓国ってすごく身近でありながら、結構知らないことがたくさんあるなって思うんです。今はネットとかがあるから色んな情報が入ってくるし、この前も出演俳優の方とスカイプで話したんですけど。そういう風に簡単に繋がれるからこそ、実際に同じ場所にいて、一緒に創作をしていくということに大きな価値があるなと思って。裸の付き合いじゃないですけど、創作活動の中でお互いのことをもっともっと知っていきたいと思いますし、僕たちの事や日本の事ももっと知ってもらえると嬉しいな、と思います。

— 『珠光の庵』という作品に対する想いを聞かせてください。
僕は今回の公演で3回目の出演となりますが、毎回、背筋がシュッと伸びる気持ちになりますね。もちろん他の公演でもシュッとしてはいるのですが(笑)、それとはまた少し違った感覚。おこがましいですけど、茶禅一味の境地に少し入れているのかなと思います。所作や発声のひとつひとつが静寂に溶け込んでいるような、そんな気持ちでやっています。呼吸がやっぱり変わるからかな。そういう世界を、お客さんと一緒につくれているというのも楽しいです。中立の、みんなで座禅をしている瞬間が一番好きですね。
あと全然関係ないんですが、後席のファックさんの「二時から五時」のシーンがめっちゃ好きなんです。稽古の度に未だにゲラゲラ笑ってしまう。侘び寂びの静寂と、そういうくだらなさが混在しているのもこの作品の魅力だなと思います。

— 今公演の意気込みをどうぞ。
個人的なところでは、初めて海外の俳優さんとお芝居をするのですごく楽しみです。村田珠光役が森谷Aくんになるのも楽しみですね。僕はずっと岡嶋さんの珠光とやっていたので、これからどんな珠光が立ち上がるのか、ワクワクしています。森谷Aくんはこの前の『珠光の庵〜転生譚〜』の時のお点前がすごくカッコよかったので、負けてられんな、という気持ちです。『珠光』プロジェクトとしても、2019年から2020年にかけて大きな一歩を踏み出していると思っていますので、ますます身の引き締まる思いです。

— ありがとうございました!


【紙本明子さんへインタビュー】

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— 韓国語版の上演、韓国俳優との共同製作を行なうことへの、期待と不安を教えてください。
初めての俳優さんと共同製作をする時は、いつも緊張します。演劇に限らず、人生は人との出会いだなと最近すごく感じていて、人と出会うことが目的なのかもしれないと思っています。なので、どんな人たちなんだろう、何が起こるかなあとドキドキしています。あまり不安はありません。
私は韓国映画が大好きで、好きな映画監督や俳優さんがたくさんいるので、そんなお話を韓国の俳優さんとできたらいいなと思っています。

— 『珠光の庵』の中で一番好きなシーンはどこですか?
緊張と緩和がごちゃまぜになっているお茶会シーンが一番好きです。特にファックさんのお茶の飲み方のお手本は、初演から毎度新鮮な気持ちで楽しんでおりまして、自分でもちょっとどうかと思っています。

— 京都でおすすめ、または行ってみたい、韓国を味わえる場所(韓国料理店など)があれば教えてください。
私がわざわざおすすめせんでもレベルですが、リーズナブルでサービスも良いという点で、「ベジテジや四条烏丸店」ですね!KAIKAから徒歩5分という立地もとても良いです!

— 今公演の意気込みをどうぞ。
なかなか体験できない演劇作品なので、たくさんのお客さんに体験して欲しい!!!! あと、現時点(2019年12月15日)より韓国語の語彙力を向上させたいです!

— ありがとうございました!引き続き、作品創作を頑張ってください!


続きは年明けに、他の出演者へのインタビューをお届けします。
本番までどうぞよろしくお願いします!

2019年12月26日
『珠光の庵』制作部 田中直樹


劇団衛星『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語版
2020年2月8日〜11日 会場:KAIKA
●公演情報 http://ow.ly/MROZ30q3Scc
●チケット発売中 https://dbf.jp/fueki/kaika/200208/
●応援福袋も販売 http://www.jukou.info/fukubukuro.html


劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。