見出し画像

製作ノート(56) もう一つの日韓公演

劇団衛星プロデューサーの植村です。

公演が終わり、韓国キャストのみんなは、それぞれのお家に帰っていきました。しばしの別れ。でもすぐに会えるはず。打ち上げの後、「또 만나요!(また会いましょう)」と約束して、別れました。

画像1

今は、何としても、韓国での上演をしたい!しなきゃ!・・という思いを強くしています。せっかく創った作品、このままでは終われない。
今回の京都公演だって、本当に実現できるかどうかドキドキしながら始めたのです。韓国公演だって一緒。絶対やるのだ!という強い気持ちでしか実現できないな、と思います。
私は、やりますよ。

・・そんな気合いを抱きつつも、いやだからこそ、甘えたことも申し上げますが、皆様の応援を、引き続き、なにとぞよろしくお願いします。。
応援受付> http://www.jukou.info/fukubukuro.html


そうして。
一つの公演は終わりましたが、もう一つ、日韓共同で製作されている作品、ソン・ギウンさん脚本・演出の『外地の三人姉妹』のリーディング公演が、2月21・22日に京都芸術センターであります。
劇団衛星の田中沙穂も出演いたします。
https://shirutori.org/news/137.html
https://www.kac.or.jp/events/27677/

画像2

たまたま知人のFacebook投稿で、この出演者オーディションの情報を知りました。
『珠光の庵』公演もあるので、スケジュール的に難しいかと思ったのですが、さっさんはチャレンジし、それを受け入れてもらえて、出演させていただけることになりました。このご縁を繋げたことが、私も嬉しいです。

私たちの劇団が韓国からのゲストを迎えているちょうど同時期に、ギウンさん達が関西にいる。何て奇遇なんだろう・・と感動しました。そして、そこに出演している韓国俳優さんたちと、劇団衛星に出演している俳優さんたちは、お知り合い同士でした。
おかげで、このリーディング公演の皆様にも、『珠光の庵』をご覧いただくことができまして、色々なご縁を本当に嬉しく思う日々です。

画像3

この日々・状況がさらに未来に繋がるように、頑張っていきたいと感じます。

チェーホフの戯曲『三人姉妹』を、日本統治下の朝鮮半島の状況に置き換え描かれる新作。『かもめ』を原作にした前作『가모메 カルメギ』(1月31日の戯曲勉強会でも触れた作品です)も、私は大好きだったので、とても楽しみです。

韓国から来られている俳優さんたちと、京都や関西で活動している俳優さんたち、大阪大学での特別講義を受講されているみなさんの、リーディング公演です。
せっかくの機会、こちらもぜひご覧いただければ・・と思います。

申し込みは、こちらのフォームから。(入場無料)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScUbm9R9Lt8TFMBbmRpx4L5pQsFTSTwBgBCOQS0wOG7-6x5Mg/viewform


2020年2月15日
劇団衛星プロデューサー 植村純子


劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。