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製作ノート(60) 『珠光の庵』の今後の上演を考える

劇団衛星プロデューサーの植村です。
早いもので、気づけば6月も終わりに近づいていますね。
今年は梅雨をとても感じています。みなさまお元気でお過ごしてしょうか。

このところは、不安定に忙しい日々を送っていましたが、ようやく少しずつ、公演やイベントの計画を相談することが始まりました。

『珠光の庵〜遣の巻〜』の韓国公演は、当初、2020年8月に計画をしていたのですが、この状況下で、実施できるかわからず、満足に準備することもできないだろうということで、公演時期を見直すことにいたしました。現在、2021年の夏前後に上演できれば・・と考えて調整しています。まだまだこれからの状況が見えませんが、決まったことがあれば、またこちらの製作ノートでもお知らせしていきたいと思います。どうぞもうしばしお待ちください。

公演実現までの期間は、何らかの関連の企画などを行い、創作の歩みを継続していきたいと考えています。今は色々なアイデアを練っているところです。
日々、できることから少しずつやっていこうと思います。

kitakata27観光:山

各地へ行ってこの作品を上演すること、を改めて考えます。

劇団衛星は、旗揚げ後の早い時期から、自分たちの拠点の京都だけでなく、各地へ行って公演をするということをして来ました。関西の中だけでも、京都・大阪・神戸と3都市でのツアー公演をやったりしていました。
いつから明確にそう意識していたか、少なくとも公言していたか、もう覚えていないですが。私たちのいるところに来てもらうだけでなく、来れない方・来ていただけない方があるなら、その方々のいらっしゃるところへ行って、公演しよう、と考えていました。
劇場以外の場所でも上演することも含め、日常に近いところに私たちの作品を届けたい。それは、「公演」だけに限らない、私たちの「演劇」活動の、コアなのだと思います。

この3ヶ月、私は自宅と事務所と、週末にスーパーに行くくらいで、他に出かけることをしていませんでした。仕事はほぼ毎日普通にしていたので、あまり「ステイホーム」していた実感がなかったのですが、よく考えると、そうでした。
京都を出たのは、1月末に、韓国からのキャストのみんなを迎えに、関西空港に行って以来だ、ということに、先日気づきました。こんなに長い間、京都にこもっていたことは、もう何年もなかったことだと思います。

劇団衛星のメンバーの中でも、私は多く各地に出かける生活をしていました。
旅が好きで、各地で色々な人に出会えることが楽しく、そして、『珠光の庵』は特に、私にそれを実感させてくれる作品でした。

今、この作品を、今後上演して行くことを改めて考えています。
47都道府県制覇+海外公演実現という目標まで、まだ多くの土地に行かないといけないので・・。その貴重さと重大さを思いながら、日々、粛々と励んでいきます。

2020年6月19日
劇団衛星プロデューサー 植村純子


●韓国公演実現に向けて。応援福袋は引き続き販売中です。
http://www.jukou.info/fukubukuro.html

●『珠光の庵〜遣の巻〜』韓国語版 京都公演の映像を特別配信しています。
https://note.com/gekidaneisei/n/n816ab28ffe04
F.ジャパンの誕生日(3月30日)にちなんで、330円でご覧いただけます。2020年7月10日まで。


劇団衛星の活動継続と公演の実現に向けて、みなさんのサポートを、ありがたく受け取っております。応援ありがとうございます。