子どもとデジタル媒体

最近、YouTubeで学習系の動画を投稿している人がとても多いように見受けられる。これは教育格差をなくそう、都心でも地方でもどこでも同じような教育を受けられるようにしようという風に捉えればとても良いものなのだろう。

しかし、一つ気になることとしては、YouTubeであるため、基本的にはスマホでの学習になるということである。

今や町中を歩いていても小学生でも普通にスマホを持ち歩いている子どもも多い。

今日も眼科で親子で来ていて親子両方ともスマホを操作していたことがとても印象的であった。

そこでふと思った。もし将来子どもができたら何歳からスマホを持たせるのだろうか、ということである(もしかしたら未来ではスマホはもう時代遅れで未知なる媒体が出来ているかもしれないが)。

親としては恐らく子どもには勉強してもらいたいという思いはあるだろう。スマホは有効に使える子どもであればそれはうまく遊びと勉強でスマホを使い分けて使えるだろう。しかし、やはり大半の子どもはスマホの誘惑に負けて、意識が分散し、通知がピロピロきたらそっちに向かってしまうのではないか、ということを思ってしまう。また、他の子どもの影響もあるのだろう。あの子は持ってるのになんで私はスマホ持ってないの?とか、子どもに言われる可能性も。それによって、仲間外れにされることもないわけではないだろう。

そこで、私は「デジタル媒体を有効活用できる子どもの育成」をできるようになりたい。

よくあるアイデアじゃないか、当たり前だ、と感じるかもしれないが、結局のところはそこにいきつくのではないか、と今のところ感じている。デジタル媒体を否定していくことも考えたが、内閣府による調査で子どものインターネット使用時間は、小学生でも3時間以上が3割近く、中学生は5割近く、高校生に至っては7割近くとなっており、デジタル媒体にさよならしていく道は現実的ではないと感じる。GIGAスクール構想もあるのだから、なおさらである。

正直、私はこの使用時間の長さに驚いた。こんなにも使用しているのか、と。

まず、子どもの現状把握から始めなければならない。

そのうえで、活用方法、そしてそのリスクも考える。

その結果、どの程度学習に組み入れるのかを考えていく。

という形でしょうか?

正直、学校だけでは把握しきれない面は大きく、家庭に頼る場面も多い。

ってか、どこまでそれは学校側が介入するべきなのでしょうね?よくわかりません!

学校という枠組みがあったからこそ起こることに対しては関与していく必要があるのだろうと感じます。例えば、SNSによるクラスメイトに対するいじめとか、学習に関する活用の仕方はもちろんのこと。

学校側がインターネット関連で制限する、規制する、リスク、危ないことばかり言っている印象がある。が、それは正しい姿だと思う。なぜなら、スマホやインターネットの楽しみ方、使いこなす方法に関しては十分子どもたちが自分たちで見つけていっているのだから。学校は子どもたちだけでは気づかないようなことや視点を子どもたちに伝えるべきなのである。

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