枕の外で

なれるよ。
僕はスーパーヒーローになって遠い国の彼だって、それに君だって笑わせる
そのつもりさ

偉大なシンガーにはなれないと思うし、世界をひっくり返すような発明家はきっと無理だろうなって思うんだ
でも、スーパーヒーローにはね、なれるんだよ

愛を歌う彼だって、世の中を照らすあいつだって僕はきっと笑わせるよ
それまでは少し悲しい顔を見せてしまうかもしれないけど
安心して待っててよ
親父を殴る彼だって、手首押さえてるあの子だって僕はきっと笑わせるよ
ちょっとね時間は掛かってしまうけど
期待して待っててよ

恐ろしいよな、あの狭い教室の椅子に座るのは
苦しいよな、報われないあのグラウンドの砂埃とか
分かるから、ベットの上動けなくなる毎日も

みんな皆僕を見て笑って
それで僕も笑って
世界平和が最後の一滴の涙で光れば
銃声も聞こえないから

鬱病の母さんだって、アルコール漬けの父さんも
笑顔に変えてしまうと思う
夢に出てくるくらい僕で夢中になるはずさ

キーボードを叩けるほど正しくないって知ってるし、ハイビームに涙出そうになって、明日を願えなくなるそんな心も僕に預けて欲しい

君ももちろん忘れてなんかないよ
きっと笑えるから、そうさせるから。
僕はスーパーヒーローだから

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