【詩】「砂漠」

乾いたものを埋めるのは
いつだって私ではなかった

一瞬の雨をまつ

粒は一人だ
暗い闇も冷たい夜も溢れる光も
すべて一人で受け止める

そうして そうして
その後に何が残るだろう

隙間を埋める雨を
待っていたはずだ

私達はまた渇く
風で吹き飛ばされる
独りよがりでは生きてはいけない

側を思うその気持ちが大事なのだ

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