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北白川ユイさんにインタビュー!

今日は、この小説の主人公・北白川ユイさんにインタビューしてみました。
ユイさんのことを是非知ってくださいね!

●こんにちは、よろしくお願いします。
「あ、はいよろしくお願いします。」

●主人公,よろしくお願いしますね。
「えー緊張します。」

●ええと、後で登場する一乗寺くんは一乗寺に住んでるらしいですけど、北白川さんはやっぱり北白川なんですか?
「違います。滋賀県です。でも大学には比較的来やすいので、図書館とか時々使います。」

●まず志望動機からお願いします。北白川さんは十代で入学されてますよね。
「…今は入学してよかったってほんと思うんですけど、当時はあんまりはっきりした気持ちあったわけではないんです。」

●というと?
「高校のとき、普通に大学受験したんですけど。」

●どういう志望だったんですか?
「両親が教師だったので、なんとなく教育系かなあ、みたいな感じだったんですけど、落ちちゃって。」

●そうでしたか!
「それで一年間浪人っていうか、予備校行ったりもしたんですけど、だんだんほんとに教育学部行きたいのかとかわからなくなってきて」

●うんうん
「秋になっても受験勉強にちゃんと取り組めないまますごく焦って、わーってなってました。そういう時にお父さんが京都芸術大学の資料取り寄せてくれて。」

●なるほど!もともと芸術系に興味はあったんですか?
「イラスト描いたりはしてました。でもそっち方向に進むとかは考えてなかったです。上手い子にはかなわないし。」

●出願を決めたのはいつですか?
「三月です。他の大学落ちて、二浪する気力もなかったし、何やっていいかもわからなかったので、学費安いしとにかく大学生にならなきゃということで。」

●入学説明会とか一日体験入学とかに参加したことはありましたか?
「秋冬の間は普通の大学を受験する方向でいたので、そういうのには参加しませんでした。あ、すいませんこの大学が普通じゃないっていう意味じゃないんですけど。」

●あ、いいですよ。変わった大学なのは確かなので。でも、入学説明会とかに参加しておくと、カリキュラムのことなど早めに理解できるのでいいんですけどね。入学ガイダンスには参加されたんですよね?
「はい。ガイダンス、参加したのは良かったと思います。でも、単位のこととかカリキュラムのこととかは、なかなか難しくて分かりませんでした。」

●入学してどうでしたか?
「やっぱりキャンバスに通うわけでもないし、同年代の子たちが大勢いるわけでもないし、サークルとかもよくわからないし,友達とかガイダンス行った大学とは雰囲気違うのかなとは思いました。でも入学式行って、リアルに大学があって、一緒に勉強する人がこんなに本当にいるんだ、ってわかった時は少し実感わきました。」

●少し、ですか(笑)
「いえ、かなり。すいません。でも、入学式では両親が本当に喜んでくれて,入学してよかったんだって思えました。少しそれまでのモヤモヤが吹っ切れた気がしました。」

●割と最初の段階で「芸術教養入門」を受講されたと思いますが、どんな感じだったか覚えていますか?
「志望動機とか学びたいこととか、あんまりちゃんと考えてなかったから、書くの大変でした。少し盛ったと思います。でも、自分がどんなこと考えてたのか、少し整理できた気もしました。あと、学びを実現するための工夫はうまく書けたと思います。『空間』『人工物』『活動』『コミュニティ』」っていうの、今もいつも意識するようになってます。」

●履修計画は書けましたか?
「あー。推奨モデル通りにします、と書いたんですけど、講評でちゃんと科目名と履修時期を全部書きなさいって言われて、あー私のことだーってなりました。」

●まあ、その後ちゃんと履修計画立てられればいいんですよ。適宜見直しながら。
「頭ではわかってるんだけど、なかなか履修計画通りに行かなくて焦ります」

●みんなそんなもんですよ。それで見直して、時間かけて卒業していく人も多いです。
「そういうのはガイダンスとかフライングカフェとかでも聞いてて頭では知ってたんですけど。」


●本編での展開を楽しみにしています。よろしくお願いします。
「こちらこそお手柔らかにです(笑)。」


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