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四機捜よ、永遠に…

最終回を迎えたMIU404への想いを書き残そうとTwitterを開いたものの…そんな140字内に想いを収められる訳もなく、またもや無駄に長い記事になりそうだ…と自分でも思いながらポチポチとnoteを作成しています。

まだ寒い2月頃に発表された、このドラマ。
“コウノドリ以来のタッグ”の言葉にヒィィィィィィィ!と言葉にならない叫びを上げた。ドラマ発表された時の二人のビジュアルがとりあえず良い。好き。かっこいい。
コウノドリとは全く違う二人。警察モノ、バディもの。
主演二人がまず好き。警察モノ大好き。バディもの大好き。好きしかないドラマだ...と思ったし、絶対見る、いつから?ねぇ、いつから?状態だった。
あー、撮影してるんだなぁ。楽しそうだなぁ…と思える、剛さんと源ちゃんのインスタの投稿。源ちゃんがインスタに写真を載せると、剛さんが伊吹テンションでコメントを残す。なんっだこれ、可愛いな。仲良しか。源ちゃん大好きか。なんて思いながら、流れる予告動画で“うぉー!!!”とテンションが上がり、ブランチなんかでのインタビューを見て期待値は最高潮だった中での、コロナウイルスの自粛期間の為に撮影中断、初回放送日の延期…。

人命第一なのは理解してるし、スタッフキャストに何もないのが一番と思ってはいたけど、このままドラマが放送されなかったらどうしよう…と不安にもなった。

“必ず皆さんの元にお届けします。”的な二人のコメントに、画面越しにいつまでも待ってる、うん!待ってる!と語りかけた事もあった…(ただの痛い子)
会えない間に愛が深まる…じゃないけど、延期になったことで期待値は上がる一方。

そして、「放送日が決定しました!」の嬉しいお知らせ。あの時は職場で叫んだ。
やぁ…ドラマの初回放送日の決定であんなに騒いだのはMIU404が初めてかもしれない…笑
今か今かと待ち侘びて、放送前の怒涛の公式や主演二人のSNS更新に、テンションアゲアゲでスクショ祭りをし…迎えた6/26。

上がりきった期待値を優に超える物語の構成、スピード感。俳優陣の細部にまで拘った役の作り込み。ドラマに引き込まれるのには十分な材料が揃ってた。

安定の野木脚本。毎回毎回奥が深くてメッセージ性が高い内容。その野木脚本を読み込んで、行間を読み、そのキャラクターを創り出し、架空の人物じゃなく本当に実在するかのように役を生き抜くキャスト。キャスト達の生きた表情を1秒たりとも無駄にしないカメラワークと演出。衣装や小道具も、役柄ひとりひとりを表す細かい仕掛けが散りばめられている。俳優誰か一人が凄いから。脚本が凄いから。そんな簡単なものではない。MIU404に携わる全ての人の総合力のおかげ。

MIU404に出てる俳優部は、誰一人として演じてなかった。その役を生きていた。
みんな生きていて、日を追うごとに回を追うごとにいろんな刺激を受け、色んなことを目の当たりにして、前進したり、見える景色が変わったり、ちょっぴり落ち込んだり。
そんなそれぞれの生き様を心の機微を目の当たりにしてる感じがするからこそ、臨場感があり、魂を揺さぶられるようなメッセージ性を受け取れる。本当にとんでもないドラマを見せてもらった。

番組HPの“Intro”を見ると書かれている、「機捜エンターテインメイト」
当初は、ん?と思っていたが、今思えば納得しかない。まるでジェットコースターのような物語展開、『絶対にこれヤバイやつだ…』と解っているのに見てしまう。そして、うひゃーヤバかった…と、ガタガタ震えながらも、もう一回乗ってしまう。
綾野伊吹さんが、放送日に投稿するストーリーの“皆さん いってらっしゃい!”はMIU404という、急上昇急降下急旋回のアトラクションを楽しんで!というアナウンスだったのか…と腑に落ちた。

何回見ても楽しい。何回見返しても新たな発見がある。ミスリードな考察をしてしまうことも多々あるが、何回も見ていくうちに…回を重ねて、その人の事を理解していくうちに正解に導かれることもあって、おかわり再生をやめられないドラマ。


別記事でもダラダラと書いたが、“スイッチ”がポイントとなるドラマ。
誰と出会い出会わないか。毎日いろんな取捨選択し、自分のスイッチを押したり押されたり、はたまた他人のスイッチを押していたり。何が正しいか何が間違えかはわからない。
後悔したスイッチがあったとしても、今の現状を見ると『…あぁ、あのスイッチも間違いではなかったのか』と納得する事もある。
善か悪か、正解か不正解か、自分でも他人でもわからないことだらけ。
主題歌の歌詞を借りるなら、“正論も暴論も分類できない”のだ。
毎日行う大なり小なりの取捨選択を、後悔しながらも前向きに突き進むしか私達には出来ない。タイムリープできる訳でもないのだから、ただただ真摯に一個一個一個スイッチを大切にして終わった事にウジウジ言わず人生を全うするしかない。そんな、壮大な人生論までも教えてくれるドラマだった。

誰か一人でも欠けたら、MIU404は成立しなかった。コロナ禍で、スタッフキャスト誰一人欠けることなく完走できたことは素晴らしい事で、剛さんの言葉を借りるならば“奇跡”。
でも決して偶然に起きた奇跡ではなく、スタッフキャストの徹底的なコロナ対策。絶対に感染者を出さずに完走するんだというMIU404チームが団結し、同じ熱量で行く末を見つめていたからこそ起こせた奇跡。

そう考えると、完走(最終回)まで、本当に本当にお疲れ様でした!と素直に思うのだが…それ以上に寂しい気持ちが溢れてくるのも事実。もっと見ていたかった。終わって欲しくない。と思ってる方もきっと多いであろう…

毎回途中何話かドラマを見逃して、もう見る気なくなった〜という私の母がMIU404だけは毎回しっかりと見て、私が何回おかわり再生をしても、文句も言わず真剣に見ていて『いや〜ほんっとに面白いドラマだよね〜』と言い、最終回予告を見て『これから一週間何を楽しみに生きればいいの?!』と嘆いていた。
それだけ、人を熱中させる中毒性の高いドラマだと言うことを関係者各位の皆様に知っていただきたい。(もう知ってるとは思いますが)


最後の最後まで視聴者を感電させてくれた、MIU404。本当に本当に素晴らしいドラマをありがとう。そして、また、またいつか四機捜の皆さんと会える日が来ますように。
404はゼロ地点から、現場に向かっていました。四機捜は永遠。404も永遠。
ずっとずっと、四機捜を愛し続けます。
バディものと言えば、MIU404。新しいメソッドを作りたいと言っていたチームの熱い気持ち受け取りました。最高で最強なバディ達でした。

最後の最後まで、素敵で魅力的な四機捜でした。また、また....いつか。いつか、また、初動捜査にあたる四機捜が見れますように。。


BIG LOVE...♡♡

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