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満ちている泉のままでいればいい、 涙の意味は問わなくていい
台風に1号2号があるようにぼくのため息2008号
額縁のなかでふたりは目を覚ますこれからずっとずっと朝焼け
実存の重さを量る 血液は海になれない涙のすがた
そこにある思い出ひとつ燃やそうか、冷たい街のすみでぼくらは
教室は無人 日付と日直を書き換えるまで昨日のままの