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ラーメンの湯気をわたしに送るひと ひとのかたちをした扇風機
いつまでも子宮のようなこの部屋で暮らしていたい水がのみたい
たいせつなものはいつでもまんなかにある 右肩はずっと濡れてる
熱帯夜たぶんわたしは死にかけの魚のように汗をかいてる
身体は痛みの交差点だから服は絆創膏にすぎない
青春は見た目も味もプチトマトだったと口に放り込む、赤
行先を亡くした舟に満ちているだれかのうたが水面をゆらす