自死について ②


を考える……のは自死に近づくことだと思うし、たしかに怖いは怖いだろうけど、この奴はいくらなんでも直接触れず、周りをぐるぐる回ったり、小石を当ててみたり、木の枝の先でつついてみたりに終始しすぎてるだろと


自分で読みかえしてみて、顔半分が苦くなった。

たい焼きも買ってねぇし。

ほんとこいつ嘘つきだよ(©️佐川急便のカトウさん)。

こんなのは〈自死〉を、枝の先でつついたらちょっと動いたので   ヒッ と飛びのく人間の書くものであり、ぜんぜんその県から出ないやつの連休の過ごし方って感じだ。
聞いてていつも同じなんだよな。
出てくるJR中央線が。

もっと見つめろよ、自死。

なんで見つめなきゃいけないんだよ、自死。

こんな0円の文で。

でも300円とかもらったりしたらいよいよ、きちんと、〈自死〉、見つめる時間とその義務になるだろうし、そうなったらもうほんとに〈自死〉、鼻の先くらいの距離で見ることになる。

ちょんっ て、鼻の頭に、ソフトクリームの先っぽみたいについている、〈自死〉。

両目の寄り目でしばらくそれを見れるくらいの人間が、バンドのボーカルとかになって、みんなの10代や20代を奪ったあと、自分は30代にならなかったりするんだろうなー。
海外のラッパーって死にすぎている。
酒と、ドラッグと、音楽(の才能)は自死や早逝を、もうすこしポップなフォントで自分のなかに置けるのかもしれない。気持ちわりぃと思うので、自分の好きなタイプの奴がこれ以降を言ってると思ってちょっとがんばってほしいんだけど、頭を愉快に酔っぱらわして、したことない人と冷房の部屋ではじまり、ラテックス素材のなかだかに出す瞬間に頭撃ってしぬんだったらおれはそれがいちばん自分の怖くない自死だなーということをずっと思ってる。おれは嘘つきですが、これはわりとずっと頭にあるサワー系の酒と19℃と暗い部屋と端がブルー色な生地のシーツとスプーンみたく裸身(らしん)のカーブしてる人ですね。

「めちゃイケ」に岡村が復帰する回を見たときに借りてた部屋で思ってた気がするんで2013年。童貞じゃなくなって6年後にはもう、性行為は「……と、飲酒で → 死ぬのが怖くなる」の片方になってたんだなー。

「大学のパンフレットに載ってるコンクリの広いスペースで笑ってる男女」は〈自死〉だけど、
「セックスをそんなには喜ばなさ」も〈自死〉って感じだ。

『えびボクサー』でさ、外国の男が外国の女に「二十歳にもならないのにもうセックスに飽きてるのか」みたいに言う場面があってですね、 『えび』の『ボクサー』の話なのに僕 覚えてるのそこだけですね。石垣市でVHSでみました。悲しかったなあ。あれも自死。「鬼畜大宴会」で、顔が猟銃で破裂する場面が怖くて、そこが見どころの映画なのに、そこを見れなかった。
あれはそのまま〈自死〉ですね。あれは頭、スイカとかで作ってるんですかね。『鬼畜大宴会』、学生寮の先輩の映画なんですよね。一箇所、寮の部屋で撮ってる場面がある。

また近寄れてない文になった。
〈自死〉に。

〈自死〉を思うときなんでこんなに映画の話が出てくるんだろう。暗くて冷房が効いてるからかな。

なんしか、〈自死〉を思うなら夏ですね。

目をつぶると暗くて、おれはなにも喋らないから、誰もなにも言ってこない。それがずっと続く。血か吐瀉物のにおいが密室へ、どんどんと強くなっていく。

もう息はしなくてもいいから死なのに、息の苦しさだけはある。8トン以上の車の心底 自分の重さにうんざりとしたようなエンジン音がときどき窓の外でする。お前のことを好きだった人間が、お前は聞いたことがないような高い声で言葉のようなことを言っている。

これが自分の〈自死〉。

ここに行こう、と決めた人に対して自分は肩も叩いてあげれないと思う。

なにからするといいんだろうか。

「なにかをさせてしまう」とかからもう拒否の気持ち、が「そこにいこうときめた」ってなことなのかな。

なんで見たら怖くなくなるんだよ