石膏像ドットコム(脇本)

堀石膏制作代表 美術石膏像専門ショップ「石膏像ドットコム」店長 石膏像職人 2015年…

石膏像ドットコム(脇本)

堀石膏制作代表 美術石膏像専門ショップ「石膏像ドットコム」店長 石膏像職人 2015年「石膏像図鑑」出版

マガジン

  • 石膏像を作っています

    石膏屋さんとしての日常を綴っています。日々の製作風景、ちょっと面白いご注文、工房に来訪していただいたお客様のことなど。

  • パリ・オペラ座の日々1993~1994

    1993年3月から翌1994年2月までフランス・パリに遊学した一年間の記録です。パリ・オペラ座バレエ団の公演を中心に、一年間で約60回のバレエ公演を鑑賞しました。その体験を中心に、海外移住でのあれこれ、ヨーロッパ各地への旅行記などを日記形式で綴って行きます。

  • 石膏像図鑑@note:キリスト教

    石膏像図鑑@noteの、キリスト教編です。 石膏像を知れば西洋彫刻史が見えてくる!デッサン教育で使用されている石膏像は西洋彫刻史の写し鏡なのです。「石膏像図鑑」は、美術石膏像専門ネットショップ「石膏像ドットコム」を運営する堀石膏制作の製品カタログです。450種以上の製品ラインナップのうち約200種の石膏像について、原作彫刻の収蔵美術館、作者、由来等の詳細な情報が記載されています。石膏像工房のカタログという側面もありますが、それぞれの石膏像についての詳しい解説は、日本国内で販売されるほぼ全ての石膏像についての「図鑑」として十分に機能するものと自負しています。

ストア

  • 商品の画像

    T-514 ラファエル少女のトルソ

    H.21×W.20×D.16cm A−342 ラファエル少女胸像を加工しトルソに仕立てたものです。 宝石類のディスプレイ等の用途に最適です。
    16,500円(税込)
    日本で唯一の石膏像専門ショップ「石膏像ドットコム」
  • 商品の画像

    C-001 石膏像図鑑

    B5サイズ 383ページ オールカラー 当ショップ「石膏像ドットコム」を運営する堀石膏制作の製品カタログです。約450種の製品ラインナップを網羅し、そのうち約200種の石膏像について、原作彫刻の収蔵美術館、作者、由来等の詳細な情報が記載されています。...
    5,500円(税込)
    日本で唯一の石膏像専門ショップ「石膏像ドットコム」

記事一覧

固定された記事

石膏像ドットコム スタートアップ物語

(はじめに) 2010年にスタートした石膏像の通販サイト「石膏像ドットコム」の歩みについてまとめてみました。長文です。一子相伝で事業継承してゆくような小規模事業者の…

57歳が23年ローンで新築マンションを買った話

57歳が23年ローンを完済するのは80歳!まじか? これ大丈夫?皆さんそう思いますよね。いやいや、そんな間抜けな事にならないようにちゃんと手は打ってありますからご安心…

石膏像を作っています 2021年振り返りなど

大晦日ということで、少しだけ2021年の振り返りを。 とにかくよく働いた一年でした。年明けから受注残を大量に抱えた状態で、1月はいったいどうなることやら…と気を揉ん…

石膏像を作っています 9月14日(火)のテレビ東京「東京交差点」に出演します

春にパリ日記が終わってしまって、それ以降すっかりご無沙汰でした。有難いことにこんな状況下でも石膏像の仕事はとても順調で、製作・販売に追われる日々を過ごしています…

石膏像を作っています 4月11日

ども。ご無沙汰していました。今年の2月までパリ日記ばかり書いていましたので、石膏像については半年ぶりくらいでしょうか…。 石膏屋の近況 昨年の春から夏にかけても…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:おわりに

おわりに 2020年1月から連載してきたパリ滞在日記は、これでおしまいです。 まずはほとんど全ての記事にファボをくださったパスカさん、Motocoさん、しばしば訪れてくだ…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月26日 さようならパリ

2月26日 朝10時に起きて、2階のラベイリーさん(アパートの管理組合を仕切っているおばあちゃん)にさようならをして、タクシーでシャルル・ド・ゴール空港へ。空港からシ…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月25日 ラスト!パリ・オペラ座「ニジンスキー」⑨

2月25日 朝フレデリックから電話があり、清算などのために来てくれた。11時くらいからあれこれ話す。テレコムの料金だけはっきり分からなくて、それは午後にまた話すこと…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月24日 引っ越し荷物の発送、イタリア広場で中華

2月24日 昨日からの荷物整理、発送の続き。午前中にペリカンに預ける荷物をまとめて、タクシーでポルト・マイヨへ。ペリフェリック(パリの外周道路)を周ると、春先に怪…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月23日 ルーブル、パリ・オペラ座「ニジンスキー」⑧

2月23日 午前、午後とずっと荷物の整理に追われる。午前中にペリカンは引き取ってもらい発送完了。夕方からルーブルへ出掛けたが、メガネを忘れてしまい一度引き返す。実…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月22日 シャンベルタン、パリ・オペラ座「ニジンスキー」⑦

2月21日 午前中はキャロルさんとGeorge Ⅴのカフェで3人でエシャンジュ。1時間30分くらいずっとフランス語で話す。キャロルさんはとても丁寧で感じが良い。せっかくこんな…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月20日 Dさんとパリ観光②

2月20日 朝9時に迎えに行きルーブル美術館へ。絵画中心に駆け足で周る。モナリザ、ドラクロワ、イタリア絵画、北方絵画など見る。初めてフェルメールを発見!「レースを編…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月19日 Dさんとパリ観光①、「ニジンスキー」⑥

2月19日 Dさんとパリ巡りスタート。9時半に集合してまずナシオンの市場を見て回る。ここはサン・マンデよりずっと規模が大きくてお店もたくさん。エトワールへ移動して凱…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月18日 イタリア料理、ルーブル美術館、Dさんパリに来る

2月18日 今日は珍しく午前中に家を出た。左岸のサン・ミッシェルまでバスで行き、S女史大推薦のイタリア料理を試す。安くてとても美味しくて大満足だった。ムニュでコース…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月17日 パリ・オペラ座「ニジンスキー」⑤

2月17日 午前中は帰国のための荷造りに精を出す。クロネコ、ペリカンに電話して、とりあえず荷物のめどは立った。午後はイリフネに行って借りてた本を返して、最後のOVNI…

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月16日 パリ・オペラ座「ニジンスキー」④

2月16日 朝起きてサン・マンデのソシエテ・ジェネラルに預金口座の解約へ。それからPTTとテレコムに払い込み。12月に歯痛でドタバタしたせいで、日本との電話代が1000Fに…

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石膏像ドットコム スタートアップ物語

(はじめに) 2010年にスタートした石膏像の通販サイト「石膏像ドットコム」の歩みについてまとめてみました。長文です。一子相伝で事業継承してゆくような小規模事業者の方で、ネットを含めた展開を模索してらっしゃる方がご覧になると少し参考になるかもしれません。  2008年頃から準備作業を始めましたので、ほぼ10年間の記録です。普段の石膏像を作る作業はほとんどが手作業で、機械とは縁遠いい職人気質な世界です。インターネットに触れたことさえ無かった石膏職人が、パソコンについて学び、

57歳が23年ローンで新築マンションを買った話

57歳が23年ローンを完済するのは80歳!まじか? これ大丈夫?皆さんそう思いますよね。いやいや、そんな間抜けな事にならないようにちゃんと手は打ってありますからご安心を(笑) 2023年4月に埼玉県新座市の新築マンションに転居しました。29年間住んだ練馬区のボロマンションからの住み替えです。検討したのはマンションのみで、戸建ては一切考慮していません。ですのでこのnoteでは住まい=マンションという前提でお話させて頂きます。検討段階から入居まで、およそ2年間のあれこれを書いて

石膏像を作っています 2021年振り返りなど

大晦日ということで、少しだけ2021年の振り返りを。 とにかくよく働いた一年でした。年明けから受注残を大量に抱えた状態で、1月はいったいどうなることやら…と気を揉んでいました。案の定、桜の季節までは怒涛の展開で、3月に至ってはとうとう休日ゼロということになりました。その後もほぼ年間通して高水準の受注が続いて現在に至っています。 2020年から現在に至るまで特殊な社会状況がずっと続いている中で、自分自身のこういった好ましい状況はどういうことなんだろう?と首をかしげるような部

石膏像を作っています 9月14日(火)のテレビ東京「東京交差点」に出演します

春にパリ日記が終わってしまって、それ以降すっかりご無沙汰でした。有難いことにこんな状況下でも石膏像の仕事はとても順調で、製作・販売に追われる日々を過ごしています。 大きな仕事は年初に集中していたので、そこを乗り切ってからはひたすら作って売る、作って売るの繰り返しで、めちゃくちゃ忙しいんですけどなんだか単調な日々でもあります。 そんな中でたぶん今年一番のハイライトです!夏の恒例行事みたいになってますけど、今年もテレビに取材していただきました。なぜか夏?(笑)、なぜエアコンが

石膏像を作っています 4月11日

ども。ご無沙汰していました。今年の2月までパリ日記ばかり書いていましたので、石膏像については半年ぶりくらいでしょうか…。 石膏屋の近況 昨年の春から夏にかけても何度か書いていましたが、自粛ムードの中でも石膏像の仕事はとても順調に推移しています。もともと教育機関からの需要が大きい商品ですし、本当に必要とするお客様だけが購入するものですから、社会情勢の変化には比較的耐性があるように思います。 10年くらい前から画材店への卸販売を縮小して、ネットでの直販に注力してきたことも奏

パリ・オペラ座の日々1993~1994:おわりに

おわりに 2020年1月から連載してきたパリ滞在日記は、これでおしまいです。 まずはほとんど全ての記事にファボをくださったパスカさん、Motocoさん、しばしば訪れてくださったみかんせいじんさん、サロさん&会長さん、他にも少数ではありますけどご覧頂いた全ての皆様に感謝を。長々とお付き合い頂きありがとうございました。 いやぁ〜長かった!(笑) そして反響が少なかった!(笑) じつは、この旅行記の前に1年間くらい連載した「石膏像図鑑@note」では、「note編集部のお気

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月26日 さようならパリ

2月26日 朝10時に起きて、2階のラベイリーさん(アパートの管理組合を仕切っているおばあちゃん)にさようならをして、タクシーでシャルル・ド・ゴール空港へ。空港からシングーにも電話して別れの挨拶をした。 12時にチェックインしようとしたら問題発生。カウンターにスーツケースを預けようとしたら、二人分で75㎏で超過料金が2600Fもかかると言われてしまった。事前に重量は量ってあったので、それは絶対におかしい!と主張して、周囲の航空会社職員を何人も巻き込んで大騒ぎになった。30

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月25日 ラスト!パリ・オペラ座「ニジンスキー」⑨

2月25日 朝フレデリックから電話があり、清算などのために来てくれた。11時くらいからあれこれ話す。テレコムの料金だけはっきり分からなくて、それは午後にまた話すことにした。 お昼過ぎにヴァンセンヌの森を通ってテレコムの事務所に行く。木々が芽吹き始めていて春の到来を感じる。春みたいに暖かくて気持ち良い日。ヴァンセンヌ駅前のマックで食べて、ケーキを買って帰る。 家でのんびりしてたらルーブルから電話があって、頼んでおいたルキウス・ウェルス帝の彫像は手ごろな値段で送ってくれると

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月24日 引っ越し荷物の発送、イタリア広場で中華

2月24日 昨日からの荷物整理、発送の続き。午前中にペリカンに預ける荷物をまとめて、タクシーでポルト・マイヨへ。ペリフェリック(パリの外周道路)を周ると、春先に怪我をして16区の病院へ通ったときのことを思い出した。2万円くらいで大型荷物を預かってくれて、一安心してポム・ド・パンで昼食。 一度帰宅して、こんどはレ・アル付近のPTT(郵便局)本局へ行き書籍類を再度発送。これでほとんどの荷物が発送完了。残るは手荷物のみ。 カフェで休んでからルーブルへ行き、フェルメール、ギリシ

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月23日 ルーブル、パリ・オペラ座「ニジンスキー」⑧

2月23日 午前、午後とずっと荷物の整理に追われる。午前中にペリカンは引き取ってもらい発送完了。夕方からルーブルへ出掛けたが、メガネを忘れてしまい一度引き返す。実家から依頼された石膏像の購入は、売店で話したところまずは見積もりを…とのことになり金曜日まで回答待ち。美術館でミケランジェロなどざざっと軽く見た。 レストラマで食事して、急いでオペラ座へ移動。しかし遅れ気味で慌てていて開演に間に合わず、(G)だけペトルーシュカを締め出されてしまいロビーでうろうろ。アントル・アクト

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月22日 シャンベルタン、パリ・オペラ座「ニジンスキー」⑦

2月21日 午前中はキャロルさんとGeorge Ⅴのカフェで3人でエシャンジュ。1時間30分くらいずっとフランス語で話す。キャロルさんはとても丁寧で感じが良い。せっかくこんな人と知り合えたのに、帰国時期になってしまい本当に残念。でも6月か7月に日本に遊びに来るとのことだったので、また会える機会があるかも。 Quickで食事してたら、だんだん体調が怪しくなってきてすぐ帰る。ちょっと熱が出て寝込んでしまった。(雪)はひとりでマレのバレエレッスンに行った。パリは寒くて雪景色。ア

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月20日 Dさんとパリ観光②

2月20日 朝9時に迎えに行きルーブル美術館へ。絵画中心に駆け足で周る。モナリザ、ドラクロワ、イタリア絵画、北方絵画など見る。初めてフェルメールを発見!「レースを編む女」があまりに小さい絵でビックリした(30×30㎝くらいに見えた)。昼前まで美術館を鑑賞して、一緒にサン・マンデのアパートで昼食。まだ朝市が残っていたので、そこで買ったチーズ、ハム、ワイン、サラダなどで美味しいごはん。 3時くらいまで休んでオランジュリー美術館をさっと鑑賞。雪がずいぶん降っていて寒い。さらにさ

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月19日 Dさんとパリ観光①、「ニジンスキー」⑥

2月19日 Dさんとパリ巡りスタート。9時半に集合してまずナシオンの市場を見て回る。ここはサン・マンデよりずっと規模が大きくてお店もたくさん。エトワールへ移動して凱旋門を観る。シャンゼリゼを練り歩き、エッフェル塔方向へ。トロカデロ広場を経由してエッフェル塔へ。第2層の展望台まで登ってみたらお天気良くて見晴らし最高だった。 17区へ移動してゴーミヨーでチェックしておいた La petite aubergeでお昼ご飯。ここは大正解で、鴨の焼いたのとかポトフとかみんな美味しかっ

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月18日 イタリア料理、ルーブル美術館、Dさんパリに来る

2月18日 今日は珍しく午前中に家を出た。左岸のサン・ミッシェルまでバスで行き、S女史大推薦のイタリア料理を試す。安くてとても美味しくて大満足だった。ムニュでコース食べて、ワイン、コーヒーつけて二人で158Fってリーズナブル。薄味で軽くて何もかも美味しかった。 デ・プレ教会付近まで歩き、バレエ書籍専門店を覗くがめぼしいものが無くてパス。ルーブル美術館へ行き、ドゥノン翼を鑑賞。サモトラケのニケ、クーロス像など鑑賞。あっという間に閉館時間になってしまい、売店でCDなど購入して

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月17日 パリ・オペラ座「ニジンスキー」⑤

2月17日 午前中は帰国のための荷造りに精を出す。クロネコ、ペリカンに電話して、とりあえず荷物のめどは立った。午後はイリフネに行って借りてた本を返して、最後のOVNIをもらって解約した。いろいろ寂しい。 マックでお昼を食べて、Etienne-Marcelへ行き一か月ぶりにシングーと再会。一時間くらい話し込んだ。お別れにと、シングーの友人の作家さん作のお茶碗を頂く。 夜はオペラ座でニジンスキー。モーランとヴァイエという配役。 マック 43F カフェ 24F ジュース 2

パリ・オペラ座の日々1993~1994:2月16日 パリ・オペラ座「ニジンスキー」④

2月16日 朝起きてサン・マンデのソシエテ・ジェネラルに預金口座の解約へ。それからPTTとテレコムに払い込み。12月に歯痛でドタバタしたせいで、日本との電話代が1000Fになった! 昼食後二人で出かけて、(G)はルーブルの売店で石膏像を2体注文して日本へ送ってもらった。(雪)はマレでバレーレッスンに出ていたので合流して帰宅。一度休んでからオペラ座へ。 ニジンスキーの三回目。今日はFllouが主役で楽しみにしていた。でも相手役のロルモーがいまひとつであんまり良い舞台ではな