ルワンダでタイ料理屋を開く
ようやく読めた。
著者は知人に誘われてルワンダに旅行で行き、その土地が気に入ってそこに移住する事を決意する。そして仕事は「タイ料理屋」を開く事にした。シングルマザーで5歳の子供がいる状態でこれはかなりのチャレンジだと思う。
手続きやらなんやら大変だし、進まないし内装は一向に進まない。なんとか店はオープンしたけど、従業員の行動は全て想定の斜め上で、いちいち驚かされ実害もいろいろと被る。
ルワンダはご存知の方も多いとは思いますが、ツチ族とフツ族の争いで大虐殺が起きた場所です。
その爪痕は従業員の話にも出てくる。
家族を殺された人たちはそこら中にいる。
そして、シングルマザーだらけ。結婚にすごくお金が掛かるので、妊娠が分かると男が去って行くのだと言う。
その上、コロナでやはり営業は大打撃を受ける。それもなんとか乗り越えて、この本を書いた時点では既に5年が経過していました。
異国の地で子供を育てながら、しかもその後にももう1人お子さんが増えてと、僕には想像もつかない大変さの中で5年も見世をやってこられたのはすごいの一言につきます。