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シヴァ神の光明

1.ここにシヴァ神がおられる。人の行方を見守る偉大なる愛。
世界は欲望の渦に巻き込まれ、破綻へと飲み込まれる。
悪魔の所業になすすべはなく、攻撃の仕方に服従し、弱い者の救いは見えぬ。

2.神は使いを出した。命令のもとに天使たちは人間界へと降りる。
ハルマゲドンはいつの日か起こる。世界は滅亡する。
それを、布教する天使たちの、暖かな喜びを感じたまえ。
聖書の効力はいかほどか、聖書の追究はいかほどか。
天も地獄も、爽やかな青空。

3.シヴァの歌を聴いたか、彼らは悪魔との闘いに敗れ、今の世は神ではないのだと嘆く、悲観、反省、嘆きは、何をも与えられない。我が物とする愚か者の世だ。
シヴァの唄を聴いたか、そこには、今の世にいらぬ厳しさがある。
人々が求めるものは、愛と物欲と、生きながらえたい強さだ。

4.ここに多大なる光明がある、世界の破壊はもうじきだ。
ハルマゲドンは実に闇だ、カオスだ。
そこにあるものが、とても変えようのない愚かさなら、悪魔のいうことは合理的だろう。
誰もが異性の愛にすがりたい、そこには教育ではなく本能なのだ。
ただ良し悪しや悟りのない、我儘の果てが、光のふるさと。

5.そこには悟りがあった、彼はそれを感じ取った。
これを得たら終わりだ。
夜の街を歩いた、そこにはただひらすらに酒と性のただよい
喧騒や、支離滅裂に嘆き悲しむ女たちの集まりだった。
初めは怖かった。だがすぐに慣れた。
俺はどうしようもない人間だ、だからこそ、極めれる道があるはずだ。
それは魔道か、邪道か? それならそれでいい。
悟り以外の道がとても尊く見えた。なぜならそこには、ただひたすらの生があるからだ。
ただひたすらの生があるからだ。


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