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lishogiにおける早指しのテクニック

将棋は持ち時間にかかわらず、基本的に強い方が勝つゲームです。
しかし、こと1/4+1や45秒切れ負け等の超高速将棋には独特のテクニックがあります。
これを覚えることで格上にも一発入るかも!(勝てるとは言っていない)
ここでは、lishogiにおける早指しのテクニックを紹介します。一部は他でも役に立つかもしれません。

lishogiの仕様によるもの

ここでは、lishogi特有のテクニック2つ紹介します。

①プリムーブ(指し手予約)
相手の手番中に、次に自分が指す手を入力(予約)することができます。入力しておくと、相手が指した瞬間、入力しておいた手を一瞬で指します。

しかし、単体だと結構リスクがあります。
読んでいた手とは別の手を指されて一気に敗勢になることがあるため、
下記の②反則キャンセルを組み合わせて使用するのが安全です。

②反則キャンセル(lishogiでは反則手が指せないことを利用する)
lishogiでは81とは違い、二歩となる筋に歩を打っても反則負けとならず、
指し手がキャンセルされます。よかったねき○こさん。
同様に王手放置や駒ワープ等も指し手のキャンセル扱いとなるため、これを全般的に利用します。主に以下二つです。

1. 二歩キャンセル
最もよく使うプリムーブ。例えば、相手が飛車先の歩交換のため、歩を突き捨ててきた場合を考えます。
相手が飛車で歩を取ると仮定して、歩を打つ手を入力しておきます。
(↓見辛いが、3七歩打を入力している)

プリムーブのコツ_000


もし歩が取られない場合、自分は二歩を打つことになります。しかしlishogiでは反則手がそもそも指せないため、プリムーブがキャンセルされます。
すなわち、相手が想定外の手を指してきても対応が可能なのです。
ノーリスク!すごい!

くれぐれも81dojoではやらないように。

2. パウリの排他原理キャンセル
相手の駒が移動すると読み、そこに駒を打ちたいとします(多くの場合歩)
相手がその駒を動かさなかった場合、将棋の駒はフェルミ粒子で構成されているため、同じマスに複数の駒が存在できず、キャンセルされます。
角ワープにも応用可能です。やったね!

また、プリムーブを使わない場合でもこの指し方は有効です。
例えば以下の局面、後手玉には4三桂の詰めろがかかっているため、5二金打等で受ける可能性が高いです。
↓そこで私は7四桂と打つつもりです(プリムーブをするのはリスクが高いため、打つ準備だけしている)

プリムーブのコツ_001


しかし、相手の着手は6二金打でした。その場合は7四桂ではなく、同ととしたいです。ここでパウリの排他原理キャンセルを使います。
持っている桂馬をわざわざ駒台に戻さず、7三のと金の場所に置くと、パウリの排他原理により自動的に桂馬が駒台に戻ります。
これにより、マウスの移動を最小限に抑えてと金を動かすことができます。

プリムーブのコツ_002


これは、下の動画の1:19:35あたりから確認できますので是非見てください(露骨な宣伝)


プリムーブは確かに強力ですが、それを逆手に取った高等テクニックも存在します。それがプリムーブ読み強手です。相手のプリムーブを読み、あえて想定外の手を指すことで一気に有利に持っていく手法です。
非常に強力ですが、外すとこちらが不利になるというロマン砲なので、
手の流れ、スピード、相手の思考、全てを読みきった強者にのみに許されます。僕はまだこの域に達していません。

真相は分かりませんが、この前の某1/4+1大会決勝であったような・・・


将棋の内容関連

将棋の内容に関するテクニックです。lishogiでなくとも使えるはずです。

①意識と思考の揺さぶり
相手の読みを外して時間を稼ぐ手法です。ここでは二つ紹介します。

1. 強い手を指し、直後に待つ手を指す。すなわち緩急を付ける。
強い手には色々な意味がありますが、ここでは相手に強制力を持たせる手と定義します。

強い手ランキング

一位 王手
二位 詰めろ
三位 大駒への当たり
以下同率
   駒への当たり
   相手玉へ迫る手
   ...
最下位
   待つ手(自玉を固める等)

すなわち、王手や詰めろ、大駒への当たりとなる手を指して、相手が受けた直後に自陣に手を入れる。ということです。
相手の意識を攻めに向けさせた直後に守りの手を指すことで、相手の思考をリセットさせ時間を稼ぐことができます。

2. 左右に揺さぶる
例えば、盤の右側の駒を動かした直後に左側の駒を動かし、さらに直後には右側の駒を動かします。
物理的に距離が離れている駒を動かすことで、緩急を付けることと同様に相手の意識をリセットさせ時間を稼ぐことができます。

②もたれて指す
正解手順を指されるとこちらが悪いが、それ以外は有利。という流れにすることで、相手が指すべき選択肢を狭めることができます。
間違えてくれればそれでOKだし、正解手順を見つけられても時間を使ってもらえるはずです。

棋力差があると難しいし某雨*3さんにはたぶん通用しない。

③王手ラッシュ
言わずもがな有名な手筋です。友達を無くすかもしれませんが、ルール違反ではないのでドンドン王手をかけていきましょう!
角や飛車等の駒は離して打つと手を稼げます。格言通りだね!
①意識と思考の揺さぶりを組み合わせると◎


マウス操作関連

真の早指しstを目指すのであれば、操作方法にも気を使いましょう。

駒を動かす際、二通りのやり方があります。

A クリックして移動してクリック
B ドラッグ&ドロップ

僕はB ドラッグ&ドロップをオススメします!

Aだと5動作が必要です。
 ①マウスを押す→②マウスを離す
→③所定の位置まで移動させる
→④マウスを押す→⑤マウスを離す

Bだと3動作で済みます。
 ①マウスを押す
→②所定の位置まで移動させる
→③マウスを離す

また、Aだと①と②の間にマウスの移動が入った際に、誤った位置に駒を置いてしまう事故を引き起こす可能性があります。これは大駒を動かすときによく起きます。Bの方が安全ですね。

タブレット?あー美味しいですよね梅タブレット!


AIM力
Apexをプレイして鍛えよう!(割とマジ)


最後に

こんな小細工するより棋力を上げる方が良いと思います!

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