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デザインに関する記事集

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デザインに関する記事を集めたマガジン。ブランディング、認知、様々な要素とデザインの関連性を書いた記事をまとめています。
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記事一覧

RDT episode 02 / もう少し目立たせてやりたい

目立たせたい。 目立ちたい。 どちらかというと目立ちたいのが人の性ではないでしょうか。(たぶん) これは自分よりも他人を目立たせてやりたいという善意による物語ではありません。 印刷物でもWebでもデザイン制作をしていると必ず言われるであろう汎用性抜群のキーワード…の中の一つ「もう少し目立たせたい」。 これはどんな意味なのでしょうか。 この言葉の意味を掘り下げてみることにしました。 目立っているというのは、相対的な事が多いように思えます。 例えば、学校でみんなが黒いダ

RDT episode 01 / 5,000円ギャンブル

これは実話かもしれないし、作り話かもしれない。 もしかしたら、誰の身にも起こりうる事かもしれません。 ある日、デザイン制作の依頼がありました。 どうやら内容は印刷物のデザイン依頼のようです。 A6サイズの保証書を作りたいとのこと。 ちなみに保証書、保証証のどっちの表記なのか軽く悩み、調べてたらそのままネットサーフィンに陥って返信がだいぶ遅くなってしまった。 依頼者は5,000円(修正回数3回まで無料)の予算でやって欲しいとの希望だったが、報酬額が少な過ぎるため10,00

ランディングページ(LP)の使い方とデザイン実例。内容は賞状デザインサービスについて紹介。

賞状のテンプレートを利用したデザイン制作サービスをスタートしましたので、その内容のランディングページ(LP)を作りました。 今回のサービスを作るきっかけになった思考の流れ、ランディングページ自体の使い方、目的がわかりやすいかなと思い簡単な記事にしました。 記事より先にページを見たいという方はこちらをどうぞ。 (WIXを使用しており、SP版のデザインが少し崩れているのでPC版を推奨しております…) 一般的なCVを強く意識したようなデザインではなく、自分好みですがシンプルな

新年のご挨拶と新たなデザインサービスに関して

新年あけましておめでとうございます。 本年も役立つデザイン素材をたくさんリリースしていきますので、機会がありましたらぜひご活用くださいませ。 また、現在500種以上(非公開含め)のテンプレートが溜まってきていますので、種別、媒体、目的別にカテゴリーを整理し、デザインテンプレートサービス(仮名称)の体系化を図ろうかと考えています。 デザインテンプレートサービス(仮名称)体系化の意図 外部デザイナーに発注をする時に、主に下記の要素が気になるのではないでしょうか。 ・デザイン

RETHELD DESIGNのLINE公式アカウント開設しました。主にデザインに役立つデザインテンプレート情報を配信。

デザインに役立つデザイン素材やテンプレートを主に配信していこうと思って開設しました。 また、LINEリッチメニューのデザインテンプレートの種類も増えてきたので、リザルドデザインのLINEアカウントで不定期に変更し、実際の見た目や機能を体験できるようにと考えています。 リッチメニューは自分でレイアウトやリンクの数、何のリンクを設定するかを決められますが、業種によっては、予約を増やしたい、来店を増やしたい、YouTubeへ飛ばして再生数を伸ばしたい、商品を販売したいなど、何を

ブランディングデザイン、各媒体のトンマナを統一し、意図するイメージを作り、クオリティを保ったデザイン制作

今回はRETHELD DESIGNで関わらせていただいている「P.O.P Jewelry」様のブランド形成のため、デザイン制作した事例をご紹介いたします。 その前に、そもそもブランディングという言葉は、わかるようで言語化すると意外に難しい言葉ではないでしょうか。先にブランディングという言葉の定義を確認していきたいと思います。 一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会ではブランドを次のように定義しています。 (出典:https://www.brand-mgr.org/k

ショップカードデザイン / 箔押し風のグラフィックを活用

名刺やショップカードなどの印刷物を制作する時に、「箔押し」加工をすることがあると思います。 箔押し加工は、とてもおしゃれに見えて、高級感を出すのに最適です。 ワンポイントにも使えてとても便利ですが、料金がとても高く戸惑ってしまいますよね。 そんな時に、デザイン制作の段階で「箔押し加工風のグラフィック」を制作してしまうというやり方があります。 もちろん、本物の箔押し加工のクオリティには劣りますが、それなりの見栄えにはなりますし、何より作り手のセンスや作り込み方次第で、個性

Canvaの紹介・使い方 / 高品質なインスタグラム投稿用画像を実際に作ってみる

Canvaというデザインツールをご存知でしょうか。 デザインツールというと一般的には、Adobe社の「Photoshop」や「Illustrator」を思い浮かべると思います。 デザイン制作するにはとても万能なツールですが、機能が多すぎて上手く使えなかったりと悩んでいる方が多いのではないでしょうか。 Adobeのデザインソフトはプロも使うだけあり、ある程度使いこなせるようになるまで時間がかかったり、実際には全ての機能を使いこなすのはかなりむずかしいのが現実です。 そんな

Googleスライドで簡単デザイン、SNSキャンペーンバナー作成方法(インスタグラム)

Googleスライドで簡単デザインは、流行りのインスタグラムでオリジナルのキャンペーンバナーを自分で作成できるセットになっています。 ↓下記はデザインイメージです。 今回はデザインフレームのみを利用して、任意の写真・画像に差し替えて使用する方法もご紹介いたします。きっとインスタ投稿が捗るのではないでしょうか。 最初に、Googleのアカウントが必要になりますので、持っていない方は取得が必要になります。方法はGoogleで「Googleアカウント 取得」で検索すると取得方

文章力を高める事とデザインについて

自分が作ったデザインや、話したいことを上手く伝えられない。 説得力が足りない。そんな経験はありませんか。 私はこれを改善するために文章力を高めなければと思いました。 言葉にまつわる教訓として、国際的スポーツウェアメーカー、アンダーアーマーのコピーライターであるジェド・ジェシリンが、同社主催のイベントを紹介するウェブ用の文書を書いたときの話しです。 突然、アンダーアーマーのCEOが「登録ページの2行目を読んでみろ!」とオフィスに怒鳴り込んできたというのです。そのページには基

人の視線(視覚)とデザインについて

人間の目を引くものと、引かないものは決まっているそうです。 「ゴリラ実験」という有名な動画がありますが、これは数人がバスケットボールでパスをしているビデオを見て、パスの回数を答えるようにテストを実施しているものです。 動画の中を通り過ぎる着ぐるみのゴリラに多くの人が気づかなかったという実験に使われた動画です。 このことから人間は何かに注目していると視野の中で起こる他の出来事(特に想定外のこと)を見落としやすいことが実証されているそうです。意識しない物は見えにくいという性

トレースサービスを開始しました【手書きのイラスト、ロゴ、写真からイラストレーターデータに変換】

手書きのロゴやイラスト、写真からイラストレーターデータに変換(トレース)いたします。稀に複雑すぎるものは、トレースができない場合がございますので、詳しくはご相談くださいませ。 イラストレーター形式のデータはおおよそ全ての制作物に活用できます。 例えば、チラシ、名刺、ポスター、リーフレットなどの紙もの。 【イラストレーター形式(AI)のメリット】 ・ほとんどの制作物に活用可能です。(印刷物、Web、看板、Tシャツ、ノベルティグッズなど) ・任意のサイズの画像へ変換し生成する

わかりやすさについて

「わかりやすい」とは、具体的にどうゆうことか。 おそらく、人間がパッと見てすぐにそれが理解できるという事ではないでしょうか。 もう少し言語化すると、 ・複雑ではない ・情報量が少ない ・一つ一つの情報が混み合った関係で結ばれていない ・一つ一つの情報の背景に膨大な情報や意味が控えていない という事にします。 では具体的に、 人はどのような物が「わかりやすい」という判断をする事ができるのか。 よくある例ですが、 取手が付いているドアが目の前にあるとします。 このドアは何

Webのデザイン画、Web素材等をAIで作ると図形や文字が滲む問題について

私はグラフィックデザイン出身なので、Webのデザインをする時でもイラストレーターを使うことが多いです。 ただし注意点があり、設定をWeb用に変更しないと、見た目やデータ上で不具合が起こりやすいようです。 具体的に悩まされたのは、文字や図形、線が滲んでしまうということです。 なぜそんな現象が起きるのか。 イラストレーターでは通常、ベクターデータを扱います。 ベクターデータを書き出す時に、画像に変換するとこのような現象が起こるようです。 具体例として、 Web素材を作る