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新型コロナ,注視すべきは年齢より基礎疾患!?的確な情報収集に努めよう !

私は、小さな子供がいることもあり、
新型コロナウイルスの情報を毎日のように見ています。

3月12日付で入手した情報では、「高血圧に糖尿病、心臓病。
どちらも、新型コロナウイルス感染症(covid-19)の重症化を引き起こしうる基礎疾患である。」ということでした。

この情報を見て私は、少し心配になりました・・・。

私には70を過ぎた母親もいて、一昨年は小さな「がん」が見つかり手術もしています。今のところ血圧も正常ですし他に疾患はないのですがやはり、安心はできません。


1.正しく情報を取り入れることが前提

情報にはこんな内容もありました。

世界保健機構(WHO)は3月4日、新型コロナウイルス感染症による致死率を新たに修正していて、それによると、「全年齢平均の致死率は3.4%で、高齢になる程確率は上がる」というのです。

出典:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/031200170/

なるほど、確かに数字を見る限り高齢者だけが危ないと思ってしまいます。

でも、私の場合は、ここで思い違いをしそうになります。

グラフをよく見ると、すべての年齢で、新型コロナウイルスの致死率は季節性インフルエンザより高いということです。自身の勝手な解釈や見間違いによって、要点を一瞬でも見失いそうになります。

実際、50代未満の致死率はインフルエンザよりも6~10倍も高いのだそうです。

私は同じ年の同じ月にA型とB型の季節性インフルエンザになったことがあるので、その時のことを考えると、いかに、新型コロナウイルスが危険であるかということ、そして、一つの情報だけにとらわれず広い範囲で見定めていくことも大事なのだと、改めて考えさせられました。


2.情報を急いで集め過ぎてはいけない!

また、あまり情報を収集しすぎて「結局どうなの?」と困惑してしまうこともあります。

それは、2月28日付けに発表された医学誌「New England Journal of Medicine」の研究によると1099人のコロナウイルス患者を年齢別に分けており、軽症者の60%が15歳から49歳だということで、それだけを見ると「やはり若い人は重症化しないのだ」と思ってしまいます。

でも、他の情報では「重症患者」に注視していて、

「若い成人の重症患者の割合は、単純な統計で割り出される値よりも若干高く。実際には、重症患者163人のうち41%が若い成人で、31%が50~64歳、27%が65歳以上だった。重症患者がゼロだった年齢層は、14歳以下の子供だけだ」

というのです。

ここで私は、これはいったい、「どういうことなのか?」と困惑してしまいます。

軽症の患者と重症の患者の線引きを年齢で測るよりも、年齢とは関係のない、よくある病気を持った人たちが致死率とどういったことで関係しているのかを十分に調べたうえで発表したほうが、予防策を考えるのに役立つのではないのか、と私は感じました。

実際、中国疾病対策センターが2月21日に発表した臨床報告書でも、若い人と高齢者の感染率はそれほど変わらないことがわかっていて、こうしたことから、年齢で危険度を測るよりも・・・と医師たちが同じことを考え始めているようなのです。

そこで、私はこう思いました。
正しい知識を集めようとする人は大勢います。

情報発信する側がその手法に長けていなければ意味も大きく違ったものになってしまうと、もちろん、受け取る側も間違った解釈をしてしまうので、確定した情報だけを発信するよう心がけることも必要ですし、極力そうして欲しいと。

恐らく、その背景には周りが騒ぎすぎて、政府やマスコミなどの情報公開の要求が過剰になってしまったことも要因になっているのかもしれません。

なににしても、慌てて無理に情報収集するということは決して良いこととは、いえないようです。


3.新型コロナウイルス重症化の要因となる基礎疾患とは?

新型コロナウイルスに関係する基礎疾患は、
おもに高血圧や糖尿病などの心血管系が上げられるようです。

心臓と肺は、密接につながっていて、
早く呼吸すれば脈拍も自動的に早くなります。

既に心臓が弱っていたり動脈が詰まっていたりすると、体中に血液と酸素を送る為に当然、
健康な人よりも心臓を動かすことになり、インフルエンザの患者だと心臓発作を起こす確率が6倍になるとも報告されているそうなのです。

新型コロナウイルスに感染して真っ先にやられてしまう臓器は肺であることは知っていましたが、重症化の要因となれば、最も多いのが心血管系の病気だといいます。

アメリカでは成人の半分近くが高血圧といわれていることは有名な話ですが、糖尿病患者も多いらしく、10人に1人が代謝異常を抱えているそうです。

高血圧も糖尿病も、心血管系のいろいろな病気を引き起こす要因となっていて、およそ37秒に1人が死亡しているといいます。

そうなると今のアメリカでの、新型コロナウイルスの影響がが気になります。

米国心臓病学会によると、新型コロナウイルス感染で集中的な治療が必要になった患者を中心に、急性心外傷や不整脈、血圧低下、頻脈が報告されていて心血管の合併症も高い確率で起こっているというのです。

それでは、新型コロナウイルスで真っ先に話題になった、
中国武漢ではどうなのでしょうか?

中国武漢では150人を対象にした調査で、
心血管疾患の患者がウイルスに感染するとかなり高い確率で死に至るという結果が出ているといいます。

それから、2種類以上の感染症に同時に掛かることもあるとのことで、武漢での初期調査では、新型コロナウイルスの感染者の4%が、別のウイルスにも感染していて、そのほとんどはインフルエンザウイルスだといいます。

同時に複数のウイルスにやられてしまえば、高血圧や糖尿病などで疲れ切った心臓にはかなりの負担が掛かることになります。


4.大事なのは基礎疾患の自覚

よくテレビなどで「かくれ糖尿病」だとか「かくれ心疾患」といったキーワードを目にすることがありますが、実際に、心臓などに問題があることに気が付いていない人が多い
といった背景があるのだろうと思います。

ここで、こんな情報があります。

高血圧が危険因子とされるアテローム性動脈硬化症は、一般的な動脈硬化の形態だそうですが、血管の壁に脂肪や組織の繊維が蓄積してプラークという、かたまりをつくる病気だそうです、それが破裂すると心臓発作や脳卒中を引き起こすといいます。

米医療機関ジョンズ・ホプキンス・メディスンの心臓専門医エリンマイコス氏は、このプラークや高血圧があっても気づかない人はかなり多いと言っています。

高血圧なのに、それに気づいていないとなれば、そこにインフルエンザやコロナなどの呼吸器ウイルスが入り込むとどうなるのでしょうか。

「特にこれまで心臓病の病歴がなかった人の場合、そこへインフルエンザやコロナなどの呼吸器ウイルスが入り込むと免疫が過剰に反応して炎症が起き、その炎症が引き金となってプラークを破裂することがあります」と、マイコス氏は言っています。

また、「糖尿病も動脈硬化を引き起こして、プラークが破裂する原因にもなる」とも

事前に健康診断などを受診し、身体の状態を把握しておくことはとても大事なことといえるようです。

5.気になる肺疾患

やはり、新型コロナウイルスに感染して真っ先にやられるであろう肺に関係する肺疾患についても調べておきたいところです。
のうほう性線維症、慢性閉塞性肺疾患、ぜんそく、アレルギーなどによる慢性的な肺疾患、そして、喫煙で肺に損傷がある人も当然注意が必要だといえます。たとえ軽い風邪やインフルエンザであっても、こうした持病のある人々は、症状が悪化して入院するケースもあるそうです。
ここで、新型コロナウイルスの心配な特徴は、症状が出るまでの潜伏期間が2~14日と、かなり長いことです。おまけに米国ではCDCの技術的なミスにより検査に遅れが生じていて。そのために、感染しているのに気づかないでウイルスをバラまいてしまう人がどれだけいるかわかりませんが、これは日本にも同じことが言えるのではないのかと思います。
3月9日付の医学誌「Lancet」に発表された最新研究によると、新型コロナウイルスの感染者は8~37日間ウイルスを排出し続けるといいます。
私の場合「ぜんそく」と聞くと子どもの事が気になります。3月17日現在の情報では、新型コロナウイルスに関するデータはどれも、子どもへの感染率が低く、重症化の例も少ないことを示しているようです。2月11日までに中国のCDCは4万4600人の感染確定者を記録しているようですが、9歳以下の子供の感染者はわずか400人で、死者はひとりも出ていないようです。「つまり子どもは重症化しないというのが、専門家の一致した意見です」と、米ピッツバーグ大学医療センター小児感染部長のジョン・ウィリアムズ氏も言っています。
初期の追跡調査では、子どもの感染率が大人とそれほど変わらないとされているようで。
これまでのところ、子どもの報告例が少ないのは、検査が大きな病院だけで行なわれているためだろうと、とウィリアムズ氏は言っています。
ウイリアムズ氏の発言内容は以下の通りです。
「軽症者や外来の患者、町の診療所の患者にも検査が実施されるようになれば、大人も子どもも感染者は増えると思います」
過去のコロナウイルスやほかの感染症でも、子どもが重症化するケースはまれのようで。約20年前に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)でも、子どもが感染した例はあったようですが、ほとんどが軽症のようです。
でも、だからといって世界中で学校が閉鎖されているのが無駄な努力ということはないと私も思います。私たちが既に知っている通り、あらゆる呼吸器感染症を最も広大させているのも子供たちである、ということも、忘れてはいけないと思いました。
そして、移植や抗がん剤治療それに心臓や肺の病気を持っている子供たちも悲しいかな、たくさんいます。そうした子供たちが新型コロナウイルスへの感染で重症化するリスクも高いかどうかは解っていないようですが、他のウイルスの経験を踏まえればリスクは高いと考えるべきなのかもしれません。

まとめ

1.正しく情報を取り入れることが前提

数字を見る限り高齢者だけが危ないと思ってしまいますが、すべての年齢で、新型コロナウイルスの致死率は季節性インフルエンザより高いということを忘れてはいけません。目の前の情報に入り込んでしまい、そのことを一瞬でも忘れそうになりますが。

一つの情報だけにとらわれず、広い範囲で見定めていくことは、とても大事です。

2.情報を急いで集め過ぎてはいけない!

情報を発信する側が、
的確で正しいと判断したうえで情報発信に取り組む行動をしなければ、
意味も大きく違ったものになる可能性があります。

もちろん、受け取る側も間違った解釈をしてしまうので、確定した情報だけを発信するよう心がけることも必要ですし、極力そうして欲しいと我々は思いますが、

恐らく、その背景には周りが騒ぎすぎて、政府やマスコミなどの情報公開の要求が過剰になってしまったことも要因になっているのかもしれません。

なににしても、慌てて無理に情報収集するという姿勢は、決して良いこととは、言えないようです。
3.新型コロナウイルス重症化の要因となる基礎疾患とは?
新型コロナウイルスに関係する基礎疾患は、
おもに高血圧や糖尿病などの心血管系があげられるようです。

4.大事なのは基礎疾患の自覚

3月12日付で入手した情報では、「高血圧に糖尿病、心臓病。
どちらも、新型コロナウイルス感染症(covid-19)の重症化を引き起こしうる基礎疾患である。」と発表されています。

高血圧が危険因子とされるアテローム性動脈硬化症は、一般的な動脈硬化の形態だそうですが、血管の壁に脂肪や組織の繊維が蓄積してプラークという、かたまりをつくる病気だそうです、それが破裂すると心臓発作や脳卒中を引き起こすといいます。

米医療機関ジョンズ・ホプキンス・メディスンの心臓専門医エリンマイコス氏は、このプラークや高血圧があっても気づかない人はかなり多いと言っています。

「糖尿病も動脈硬化を引き起こして、プラークが破裂する原因にもなる」とも

事前に健康診断などを受診し、身体の状態を把握しておくことは、
とても大事なことといえるようです。

5.気になる肺疾患

新型コロナウイルスの感染者は8~37日間ウイルスを排出し続けるといいます。

のうほう性線維症、慢性閉塞性肺疾患、ぜんそく、アレルギーなどによる慢性的な肺疾患、そして、喫煙で肺に損傷がある人も当然注意が必要です。
たとえ軽い風邪やインフルエンザであっても、こうした持病のある人々は、症状が悪化して入院するケースもあるそうです。


私の周りでは、様々なイベントが中止になっていて、毎日のようににぎわっていたところも人通りも少なくなってしまい、さみしくなってしまいました。
新型コロナウイルスの事を考えればそれは、適切な判断だと私も思いますが・・・、
コロナウイルスについては、さまざまな情報が出回っていますが、その中で有力な情報を自ら選んで判断しなければならないのは悲しいことでもあります。
おむつやトイレットペーパーのような「デマ」の件に関しては「オイルショック」を思い出してしまい、「またか」と腹立たしさを感じましたが、いちいち気にしてもいられません。

想定内として受け止める広い心を持って、落ち着いて行動するのが一番良いと思います。

あわてて買いに行っても、
ほんとうに無くなるのであれば、それは仕方のないことですしね。


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