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アリアドネの弾丸

日を追うごとに黒々としてくる股間。保健体育の教科書を見てみると、小学四年生で生えてくる子どもは全体の1%。
「生えてるって、長所じゃん?」と思った赤裏氏は、プールの授業で着替える時、クラスの男子どもに、そやつを見せつけてやります。湧き上がる歓声、吹き荒れるスタンディングオベーションの嵐。

即日、あだ名は「チ○毛マン」です。「いや、チ○毛マンはひどくない?再考を求む」と要求したところ、「オッサン」に落ち着きました。以後、中学卒業までずっとオッサン呼ばわりされることとなります。
いや、わたし成長がダビスタでいう早熟でしてね、今、身長174cmなんですけど、小学校卒業時点で170cmありました。そこから成長してねえなw声変わりも、小学校高学年の時でしたし、なんもかんも早かったんですな。
そんなこんなで、六年生になった赤裏氏は、林間学校の行事に参加します。テントとか張ったり、キャンプファイヤーしたりといったアレですね。赤裏氏も友達と大はしゃぎ、テントを張り終えたところで誰かが「テントに入るための合言葉を決めよう」と言い出しました。あーでもないこーでもないと、悩みに悩んで決まった合言葉が「チ○毛ボーボー」。クルクルパーの小学生男子が決める合言葉なんか、こんなもんです。
さて、晩ごはんを食べて我らがテントに戻ってきた赤裏氏、勇ましくテントの前で「チ○毛ボーボー!」と合言葉を唱えます。するとテントからは、黄色い声色の悲鳴。何が起こっているか分からない赤裏氏は、なおも「チ○毛ボーボー!チ○毛ボーボー!」と叫びながらテントを開けようとするのですが、「おい、赤裏!それ、女子のテントや!」と後ろからお尻を蹴っ飛ばされます。人生オワタ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

明くる朝に受けた、女子からの蔑みの目線は忘れられません(ゾクゾクした)←?
このような楽しい小中学生活を終えた赤裏氏は、地元で進学校と言われてた高校に潜り込むのですが、ここで人生を変える出会いがありました。アーチェリー部と思って入部した部が、まさかの麻雀部だったんですね。出会わなければ良かったですね。

なんかチ○毛の話しかしてないな

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