ステージって??(第14回)
すてきな写真をお借りしてます。
着物の女性の存在の異質感とほかの人からの距離。トンネルの暗さ。
この写真の中の「クリーン鎌倉」って文字が、和服の女性にリアリティを補完してますね。
ちょっとした舞台のよう♪
日常のステージ化というか、物語の設定が「日常の風景」であるからといって、別にそのまま「日常の風景をステージに立て込まなくてもいい」
これがステージの強みだ。
そして、立体感はあるが客席から見たら、フレームに入った枠の中であるという事も、忘れてはいけない。
まあ、今はそれこそ360度から見るステージなんてのもあるけどね。
フレーム感ってのも、ステージには大事なんだよね。それは映画にも、写真にも絵にも通じる。
どう見えるか?
どこを客にみせるか?
詰め込みすぎはダメなんだよね。
リアリティって奴は、見ている側に安心感を生む物
水戸黄門は、もうそれがお決まりパターンと知っているから、見ているほうに安心感が生まれる。飽きられているのも確かではあるんだけど。
問題はその逆のほう。
不安感はリアリティのズレからおこる。
どう回収するか?どう提示するか?
ベタもできなきゃアバンギャルドは出来ないし、そいつは古典からでも発見できる。
先人の失敗も成功もまなばにゃならんのよね。
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