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【ナワバトラー】カードの使い道を考える会 シグレニ編

まえがき

 「陣取大戦ナワバトラー」のオンライン対戦が解禁されてからおよそ三ヶ月が経ちました。様々な戦法やコンボが研究されてきた結果、ナワバトラーの対人戦環境においてデッキ採用率の高いカード、いわゆる「強カード」の存在がある程度確立されてきたように思います。この記事では、そんな「強カード」ほど採用率が高くない中堅〜マイナーどころのカードをピックアップして、実戦での使い方を考察していきます。
 今回取り上げるカードは《シグレニ》です。

イラストがかわいい

基本性能

 《シグレニ》は3×5の長方形に収まる形状をしています。長辺側を壁に接触させて配置させた場合、残り1マスを埋めるだけでSP取得ができますが、反対側がデコボコな形のため上手くSPを取得するには一工夫必要になりそうです。
 また、《シグレニ》は3方向に3マス以上の壁を形成できるという特徴があります。3マスの壁は他のカードのSPを取得する助けになりやすいため、明確な長所と言えるでしょう。同様の性質を持つカードとしては《タコドーザー》などがありますので、それらとの差別化を図りたいところです。

実践例①:妨害・侵入性能について

 《シグレニ》の使い方のひとつとして、そのデコボコな形を活かして敵陣の隙間を縫うように侵入するというものが考えられます。
 一例として、ステージ〈まっすぐストリート〉の初手で相手が《司令》を置いた場合、長さ7マスのカード2枚と《シグレニ》で敵陣まで侵入できる可能性が残ります。

実戦でもたまに決まる

 上記は極端な例ですが、「壁際が1マスだけ空いている」という場合にその1マス部分を《シグレニ》の凹んだ部分と合わせることで相手の意表を突いて侵入する、といった運用は現実的にも十分可能です。
 また、逆に相手がこちら側に侵入しようとしている場合に、壁として設置するのも有効です。相手から見ると3マスの壁を2回越える必要があるため、置き方に注意すれば貫通を防ぎやすいですし、相手のカードで《シグレニ》のSPが点火することもよくあります。

逆向きの方が良かったかも(注意しろよ)

実践例②:相性の良いカードについて

《ヒーローシューター》

 先述の「3方向に3マス以上の壁を形成できる」という特徴を活かせるカードとして、3マスの壁で容易にSPを取得できる《ヒーローシューター》が挙げられます。特に〈ましかくスクエア〉〈ふたごアイランド〉などの中央部が広く序盤で壁を利用しにくいステージにおいて、《シグレニ》を配置して壁を利用したコンボの起点とする、という運用は他のカードとも組み合わせる余地がありそうです。

ましかくに壁をつくれ
これはおまけ

《バトロイカ》

 《バトロイカ》は単独でSP取得できる形状のため〈ふたごアイランド〉で一定の採用率があるカードです。引きの都合で序盤から《バトロイカ》を置かざるを得なくなった場合のリカバリー策、あるいは単純にコンボとしても、《シグレニ》との併用が検討できます。同様に〈ふたごアイランド〉での採用率が高い《バクダン》などのカードも《シグレニ》との相性が良好なため(後述します)、同ステージの専用デッキを組む際に覚えておくとよいかもしれません。

完全に事故った初手のとき
変な置き方もできる

《ドロシャケ》

 《ドロシャケ》はステージを問わず採用率の高いカードです。このカードを自陣埋めで使う場合、縦横の壁から1マスずつ離して設置することで空いたスペースに《シグレニ》が入ります。

決まると何かテンション上がるやつ

その他(T字・斜め系・スペシャル)

 壁際に配置した《シグレニ》と相互にSP取得できるカードとしては、T字型の先端にSPマスを持つ《カーリングボム》系統のカード群があります。主に〈ふたごアイランド〉で採用されることの多いカードですが、《シグレニ》等の好相性なカードを集めてT字デッキを組んでみるのも面白いかもしれません。
 その他、《フィンセント》等の斜め方向に伸びたカードも《シグレニ》側のSPマスにアプローチしやすくなっています。
 また、「壁際に置けば残り1マスでSP取得できる」ことからスペシャルアタックによるSP取得も容易に狙えます。この場合、使用するスペシャルウェポンカードは《シグレニ》のマスと重ならない《ショクワンダー》《サメライド》などが汎用性の高さからもオススメです。

カーリングボム
バクダン
期待の新人
スペ連もできるよ

あとがき

 この記事を書くにあたって「イラストが好きだから」程度の理由で選んだ《シグレニ》でしたが、いざまとめてみると予想以上に色んな使い道があり、書いていてとても楽しかったです。どんなカードでも存在する以上、必要とされる力があるんだね、遊☆……。別のカードゲームやんけ。
 「まえがき」でいかにも続きものっぽい書き方をしましたが次回の予定は何にもありません。気が向いたらシリーズ化します。
 お読みいただきありがとうございました。

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