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嫌いなことは好きなことかもしれない。フローは自然にやってしまうこと。

これからの時代は自律分散の時代だとよく言われます。

組織に依存せず社会の中での自分の役割を発揮するという視点で考えると、自分らしさ→フローになれる事は何か?という問いは大切な問いだと思います。

フロー

あなたはどんなときフローに入りますか?

それを見つけるのって以外と難しい事な気がします。


そんな事を考えているとき友人の社長と話をしました。皆さんのフロー発掘に役立つと思い、議事録を無断掲載です(笑)


友人
「最近今の仕事(社長業)に面白味を感じないんだよね。社長としての義務感でやっていて、かといって何がしたいか方向性があるわけではないし。なんかモヤモヤするんだよね」

「へぇ、でも漠然とはなんかないの?」
友人
「アートとか左脳使わないことしたいんだよね、それと海外で展開したい」

彼とは数年の付き合いで、会社に伺ったこともあり、言わんとしてることも分かるのだけど。違和感があって突っ込んでみました。



「今までたくさんの社長と話してきたし、自分と比べてもそうなんだけど、君って無茶苦茶数字を分析するスタイルの着実な経営者だよね。数字が好きなんじゃないの?」

友人
「いやいや好きじゃないよ!義務感だよ。やらなきゃいけないからやってるんだよ。」


「いやいや、僕も経営者だし他の経営者と比べても無茶苦茶数字見てるじゃん。俺なんて盛和塾で「数字に強くなければ経営者にあらず!」みたいに言われて、それでも全然見れてない自分を蔑んで生きてるよ」

友人
沈黙…「いや!やっぱり好きじゃない!義務感だよ、俺は右脳的な事が好きだ、自由気ままに海外とかで解放されたいんだ!」


「そっか~。視点変えてみて良い?
フローに入れる好きなことって、気がつくとやってしまう事だと思うのね?
俺は人間に興味があるからなんでも人間の心の動きから考えちゃう。それは若い頃から。俺から見るとずっと数字の分析って視点で経営してるように見えるんだけど、サラリーマン時代は違ったの?」

友人
「いや、そういえば…見てたかも…子供の頃3角形の内角の和が180って知ったとき無茶苦茶興奮した。」


人って自分の興味のある事柄についてはストイックになっちゃうから(理想が高くなるから)、できない自分が我慢できなくて許せなくて逆にその事柄が嫌いだってなることってあるんだよね。
「なんかそれで正反対の右脳とかアートとか言ってない?ちなみに絵を描いてみたりとか、アートっぽいことってずっと続けてることってあるの?」
友人
「いや…ないけど…」


「ふーん(笑)なんか、数字に興味持ってる自分を、面白味のないことのように思ってるふしもあるよね。数字に興味を持てない人から見たら全然凄い能力なのに。」
自分が好きなことでしかフローに入れないし、フローに入って仕事する人に普通の人は敵わないと思うけどね。自分が無自覚にやっている、やりたくないと思ってることにちゃんと目を向ける事って大切かもね」

友人
「西やんそんな突っ込まないでよ、分かったよ。今日はおごるよ」

おしまい

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