古くて新しい神社
10年前、それまで全くスピリチュアルな事にも神社にも興味のなかった僕は、なぜだか急に伊勢神宮に行きたくなり、夜中に車を走らせて伊勢に向かっていました。
名前を知っている位だった伊勢ですから、行く途中にコンビニで江原啓之さんの伊勢参りみたいな本を買って向かったことを覚えています。
早朝に行くと良いと書いてあったので、日の出前に伊勢の外宮に入り参道を歩いていると、突然涙がこぼれてきました…
そして、本殿前で手を合わせると当時悩んでいた課題の明確な答えを語りかけられたような感覚に襲われました。
後にも先にもこのような不思議な体験は一度きりですが、振り返ってみるとここから僕の人生は大きく変わったと思います。
神社というものに興味を持って勉強しようとしましたが、なかなか全体像が分かるような本や勉強会には出会えませんでした。
しかし、分かったことが2つありました。
1つ目は日本全国に神社は8万あること。(セブンイレブンより神社が多い)
2つ目が、戦後のGHQの政策で日本は宗教的な教育を一切出来なくなっていたこと事です。そして世界でもトップクラスに宗教を怪しみ嫌う国となっていることを知りました。
その後、神社に興味を持った僕は、様々な神社を学ぶ機会のお誘いに必ず行くようになりました。
10年前はじめて行った伊勢にもこの10年で20回は行っていると思います。学べば学ぶほど神社は奥深く、いまだに新しい発見があります。
伊勢だけでも奥深い神社ですが、神社は8万件もあります。その1つ1つに深い意味があることも学ぶようになりました。
歴史上の武将や、経済で大成した人も神社を大切にし寄付をしてきました。だからこそ今でもきれいな形で神社は残っています。
先日、日光東照宮の秘密を学ぶセミナーというのがあって聞いて来たのですが、徳川家康の祀られている日光は神道というより、風水の思想で徳川の繁栄を守るために天海によって作られたそうで、その深遠な背景には納得感のある話がたくさんありました。
日本は世界でも100年以上続く会社が圧倒的に多いと言われていますが、GHQの教育改革前に活躍した企業は軒並みどこかの神社に多大な寄付をして
いて、永く企業が続く秘密と関係しているのではないかと思います。
ご祈祷って知ってますか?大きな神社なら5000円位払えばその場で特別なお祈りをしてもらえます。
先日鹿島神宮で御祈祷をしてきたのですが、その荘厳な雰囲気と多くの企業がご祈祷をしている事実にビックリしました。
一方、神社と言えば一番の目玉が祭りです。
いまだに残る熱狂的な祭りの盛り上がりを例に出すまでもなく、地域の文化的ハブの機能を歴史的に持ち続けてきたことは疑念の余地がないと思います。
ベンチャー起業家として、テクノロジーの進化、グローバル化の中で、今後は効率化よりも、
コミュニティや精神的なものが重要になってくることを考えたとき、世界から見た日本というものを考えたとき、神社という価値は、実は古くて新しい大切なものだと思います。
神社面白いですよ。
ちょっとマニアックな勉強会なんかもやってますので、興味のある方はご連絡ください。