FCTの紹介シリーズ① 東京国際金融機構（FinCity.Tokyo）をご紹介します！

FinCity.Tokyo（以下、FCT）は、東京都が2017年11月に策定した「国際金融都市・東京」構想に基づき、金融に関する各種取組を積極的にプロモーションし、情報発信を展開していくための組織として、2019年4月に設立された日本初の官民連携金融プロモーション組織です。

FCTは日本初の組織ですが、海外には、英国のThe City UK(2010年創立)、フランスのParis Europlace（1993年創立）といった金融プロモーション組織が以前からありました。The City UKは、City of London Corporation（英国の金融中心地シティの行政組織）を創業メンバーに、中央銀行、金融機関や法律業界等から会員を有し、国内金融業のビジネス環境改善や海外での英国金融業の地位の維持・発展を目的に活動しています。Paris Europlaceもパリ市、中央銀行を始め、投資家など幅広い会員を有し、世界各地でイベントを開催し、国際金融都市としてのパリ市をプロモーションしています。FCTは、Paris Europlaceと2019年7月に相互協力に関する覚書を締結し、The City UKとはイベントでの協力等、両組織との連携を図っています。

FCTも東京の金融市場としての魅力を高め、世界トップクラスの国際金融都市とするためにプロモーション活動を積極的に行っています。会員は、東京に拠点を置く金融機関、事業会社、業界団体、行政機関など現在、49者です。オフィスは、東京の金融の中心地である日本橋兜町のFinGateKABUTO内にあります。FinGateKABUTOは、2018年4月にオープンした国内外の資産運用スタートアップ向けのサービスオフィスです。また、会長を務める中曽宏氏は日本銀行の元副総裁です。会長からのメッセージも含めたFCT紹介動画がありますので、是非こちらもご覧下さい。

さて、金融プロモーション活動と言っても、実際にどんな活動をしているのでしょうか？

活動内容は、国際金融都市としての東京に関連する情報発信、海外の金融プロモーション組織・金融団体等との交流、海外金融機関等の誘致など幅広くあります。今回は、海外での金融フォーラムの開催や海外の金融ネットワーク機関との交流をご紹介します。

＜パリ：2019年7月＞
Paris Europlace等と共催で、Tokyo Paris Inter-City Asset Management Seminarを開催。フランスのアセットオーナー、運用会社やフィンテック企業等が延べ80名参加。東京の金融市場・ビジネス環境の魅力を発信しました。また、参加者が2,000名を超えるParis Europlace主催の国際フォーラムで、会長の中曽氏等が登壇しています。
詳細はこちら（FCTのFacebookにログイン頂くと御覧いただけます）

＜香港：2019年8月＞
金融情報のプロバイダーであるRefinitivと共催で、Tokyo Hong Kong Asset Management Roundtableを開催。在香港金融関係者延べ30名と意見交換を実施しました。また、香港の金融機関、運用会社やフィンテック企業等が100名参加した東京都主催のInvest Tokyo SeminarへFCT職員が登壇し、東京市場の魅力を発信しました。
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＜ニューヨーク：2019年10月＞
東京都と共催で、Tokyo Financial Forumを開催。アセットオーナー、運用会社やフィンテック企業が参加。登壇者は東京都、金融庁の他に米国投資家等も含み、それぞれの視点から東京の金融市場として魅力を発信しました。
詳細はこちら（FCTのFacebookにログイン頂くと御覧いただけます）

＜Tokyo Financial Forumの様子＞（写真左から３人目が中曽会長）

                 
現在は、ウェブサイトやウェビナーでの情報発信が中心ですが、様々な機会をとらえて、会長の中曽氏などが東京の国際金融都市としての魅力を紹介しています。今回ご紹介した海外でのプロモーション以外のFCTの活動は、次回ご紹介します。

【お知らせ】
明日8月5日（木）14時より、東京都メディアセンター※のトークセッション「TMCトーク」にて中曽氏が「世界をリードする「国際金融都市・東京」の実現に向けて」をテーマに登壇予定です。皆様、ぜひご覧ください。その様子は、次回ご紹介します。

※東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会期間中、取材活動を行う国内外のメディアの取材拠点として、東京都が設置。

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