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コミュニケーションをやめられない人間と、人間に向かない人間と。

 あつ森、はじめました。

 ようやくSwitchが手に入って(先着じゃなくて抽選販売なのありがたい)、1日休みを取ってある程度まで進めました。

 あつ森の大ブームを目の当たりにして、強く強く思ったのは
 「人間はコミュニケーションをやめられないのだ」という事実だった。

 世界的に家にいることが大推奨されることなんて、今まで体験したことがなかった。そして家にいることで、外に出ることもコミュニケーション手段だったのだと思い知らされた。一言も話さなかったとしても、出かけて行ってその場所に存在している。それだけで他者とのつながりであり、コミュニケートしていたのだな。

 長い歴史の中で、コミュニケーション手段が様々開発された。言葉もそうだし、郵便や印刷技術、電話、ファックス、メールや最近だとビデオ通話全般も。そこからさらに、ゲーム内にコミュニティを作るに飽き足らず、知り合いとゲーム上で会うなんて!人間はどんだけ人間とつながりたいのか。

 私はそこまでして人とつながりたくないのでLINEはやっていないしビデオ通話も必要なものしかやらなかった。けれどあつ森はやっている。


 もちろんあつ森は、人を招いて一緒に過ごす遊び方も絶対に楽しいと思う。それがメインの人もたくさんいると思う。それもまた良し。

 ただ私は島民とは話をするものの、人を島に招いたり、逆に行ったりはしていない。時間が合わないのもあるけれど、どちらかといえば家具や化石を集めたり、ひたすら魚を釣ったり、花の交配で珍しい色の花を作りたいのだ…(どうぶつの森を知らない方にはなんのこっちゃだと思うのですが、特に決まった遊び方がないゲームなのです。)

 知人からあつ森ってどんなゲーム?と聞かれた時に、こういうゲームなんですよ〜と概要を伝えたら「へー!じゃあ甥っ子と同じ島で遊んだり話したりもできるんだ!」ときゃっきゃしていた。そういう家族間コミュニケーション、思いつかなかったな。

 そういえば、ドラクエ10も楽しかったけれど、一人で黙々と進めて行き成長を体感できるというシーンがあんまりなくて、というか誰かと一緒じゃないと強くてボスが倒せなくって、それには会話したり自分の役割を理解して周りを見ながら立ち回らなくては行けなくて。そういうのがいろいろ考え過ぎてしまうが故に泣く泣くリタイアしてしまった。オープンワールドを冒険するのは楽しかったのになあ。

 もう、これは、向き不向きの問題ですよね。人間がいくらコミュニケーションをやめられなくとも、私はリアルなコミュニケーションを積極的にやりたくはないのだ。一人でコツコツと、何かを作って完成させたり、より上手くなろうと努力したり、成長したなとしみじみ振り返ったり、そういうものを求めているんだな。

 きっとあつ森も、人とのコミュニケーションメインになってしまうと、私はダメになってしまうのだろう。初代からやっているゲームだから、なるべく大切に、少しずつ進めて行きたいなあ。

 ちなみに、おすすめのSwitchソフトがあればお教えください。このままだとゼルダとマイクラと牧場物語というコツコツ世界を見出す系のゲームしかやらない気がします…ちなみに牧場物語でも結婚に至って行く局面は苦手です。コミュニケーションしたくないし決定もしたくない。ひたすら野菜を作り、牛を育てたい。どんだけなんだよ。

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