10-ウサギの穴に落ちて

URL: 

https://open.spotify.com/episode/6nSQg3X0nljakmkyvBqr98?si=90a3173a35de4591

概要:

ノースカロライナ州に住む男の子の母親。子どもがネットで新しいアイデンティティを固めた経験を語る。
この発言は最初PITT(トランスの不都合な真実を知る親の会 URL: https://pitt.substack.com)で公開された。
============
私はノースカロライナ州に住む母親です。私の子どもは周囲から影響されやすい、自意識過剰気味で、とても頭の良い13歳です。息子は学校での成績はよく、鬱ではなく、傍目にわかるほど自分の体を嫌っているようでした。仲の良い友達は2~3人いて、みんな男子です。

ある1ヶ月も続いたコロナ禍の自宅待機の時、寂しくなった息子はインターネットに向かいました。そこで自分がトランスだという考えを持つようになりました。息子の新しいアイデンティティは、よくニュースで言われるように内側からこみ上げてきたものではなく、インターネット上の他の子や活動家の様子から推測したのです。なぜ私が知っているかというと、息子が自分でそう言ったからです。

昔ながらの10代の真剣な悩み「なぜ自分は他の人と違うのか?」の答えを求めてGoogleで調べると、インターネットには安易な答えが溢れていました。息子は、変わっていく自分の体への違和感と不快感、他の人と違うという感覚があるのだから、君はトランスジェンダーに違いないと言われたのです。

そこから、息子はsubReddits や Discordサーバーのウサギ穴に飛び込み、「真の自分」になる簡単な方法があると学びました。暖かく受け入れてくれるコミュニティも見つけました。パンデミックで孤独な子どもにとって、その場所の魅力は明らかでした。

息子の(性別違和感の)診断は、親にどうカムアウトして人称変更・ホルモン投与・手術によって異なるジェンダーへの移行を始めるかのハウツーガイドに従って、いとも簡単に下りました。どうして私がこのことを知っているかというと、息子がカミングアウトに使ったセリフ集を私も見たからです(鼻を啜る音)。私は息子の一大宣言に気を取られて、そんな様子に全く気付きませんでした。

私と子どもはとても仲がよく(鼻を啜る音)、私は驚き困惑してどうしていいか分かりませんでした。母親の本能で、あの子を助けたかった。なので一番普通のことをしました。その分野の専門家に相談したのです。私は子どもを愛していたので、あの子にとって一番いいようにしてあげたかった。

そうして分かったのは、医療コミュニティはいわゆる受容型モデルを採用しているということです。このモデルは基本的に、その人がトランスジェンダーであるかテストして調べることはできないので、その人の言葉を額面通りに受け取るのが最善の方法というものです。

ネットに書いてあったからここが悪いに違いないと言うと、普通医者は目を剥くでしょう。ですが受容型ケアでは全く逆になります。患者がインターネットで性同一性障害と自己診断して、医者やセラピストに伝えるのです。他の病気なら医者は患者の言葉を聞いて、その後自分で診断するでしょう。ジェンダーアイデンティティについては、医者は「君がそうだと言うんだから、性同一性障害で間違いなし!」と言います。ひとたび病名がつくと、当然次に治療方針の話になります。ホルモンと、手術もあるかもしれません。

医療関係者は自分に問うてほしいのですが、案内もなしに私の子どもを一生続く患者としての道に送り込むのが、本当に最善で唯一の選択肢だったのですか? せめて昔ながらの方法を試してみてもよかったのではないですか? 現在のシステムでは、投薬手術などの治療で改善される子どもと、効果がない、またはかえって悪化する子どもを区別することはできません。

私の息子は○○(聞き取り不能)ではありません。治療は不要です。メンタルヘルスケアも必要ありません。ですが結局、この方向に押しやられてしまったのです。インターネットで医療情報を調べるのが上手だったばかりに。医師とセラピストはただ同意して進めるだけ、何故か、みんなこれで問題ないと思っているようです。

今、私は私たちと同じような他の親子を見つけました。何百人、もしかして何千人もいるかもしれません。私も、気がついたらこの奇怪なパラレルワールドに囚われていた他の大勢のご両親も、このトランスジェンダー問題が何を隠しているのか想像もつきません。この世界では子どもや若い人たちに身体改造が行われ、アメリカ食品医薬品局が承認していない薬品が投与され、それを支援者たちが褒め称えています。

視聴者のみなさんがこのジェンダーアイデンティティの混乱に取り込まれずに済むことを祈っています。どうか子どもたちのために、私や他のご両親の心配の声に耳を傾けてください。

今のところ、闘いに参加しているのは親たちがほとんどです。親は最後の砦です。世界の他の人たちが助けに来てくれるまで、私たちは全身全霊をかけて子どもを守るため闘うでしょう。援軍が早く来てくれることを望んでいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?