22-ベッドに蜘蛛

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概要:

米メリーランド州に住む母親が、どのように問題のない子ども時代を過ごした息子が突然トランスを宣言し、同じ考えを持つ親たちのコミュニティを見つけたかを語り、イデオロギー的な状態を治療するために一生を変えてしまう医療介入を行うことに疑問をぶつける。
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私はメリーランド州に住む母親です。ある夏の終わり頃、10代の息子が自分はトランスだと打ち明けました。夫と私は詳しく知とうとすぐに息子と話し合い、息子は次のような証拠を出しました。

息子は自分の身体を不快に感じ、1ヶ月ほど前に自分が男の子ではないからそう感じるのだと気づいたそうです。トランスだと分かったのは、ゲームのキャラに女の子の服を着せると、とても幸せに感じたためでした。これまで女の子を好きになりましたが、最近男の子を好きになったかもしれず、はっきりしないとのことでした。息子は自分の肩や声が好きではありませんでした。違和感を感じるそうです。

夫と私は、息子の感じていることは、どれも昔ながらの通常の思春期らしく聞こえるよと伝えました。この時期は身体中がおかしいように感じるもので、性指向も確立し始める時期だよと。私たちは、人はゲームの中でふりをするのが好きなんだよと伝えました。ゲームの女性キャラを使って感じる興奮は、女の子の感じる感情とは別のものだと。私たちは息子が何であれ愛していると伝えました。

そうすることが正しいように思えたので、私たちは子どもを心理療法士の元に連れていきました。その女性の療法士は息子と30分話し、これまでの成育歴でジェンダーは一致していたことは伝えていたのにも関わらず、息子の自己診断に同意してしまいました。療法士は息子に、思春期ブロッカーとホルモン投与を始められますよ、その後の手術で性別移行は完了しますと話しました。療法士は、おじいさんやおばあさんにはいつ伝えますか?と訊くのです。こんな具合で。私の息子は女の子でした。本人がそう自称したのと、セラピストが30分話して同意したためです。

多くの点で納得できませんでした。私の子どもは女の子の物に興味を示したことは1度もありません。息子は幸せで、悩みを抱えてはいませんでした。フェミニストとして、私は息子は女性を尊重し、気遣いのできる良い男性に育てたいと思いました。ままごとのキッチンセットを与え、お人形をプレゼントし、中性的な服を着せました。息子は全く興味がありませんでした。欲しがったのはトラックで、泥だらけになってカエルと遊び、木登りをし、裸で走り回り、兄弟とヒーローごっこでチャンバラをして遊びました。手づかみで物を食べ、私のベッドに蜘蛛を入れました。私の理解に反していますが、息子は子ども時代も今も、悩みや障がいの兆候を見せたことはありません。

それから、私は子どもを心配する多くのお母さんお父さんたちのコミュニティを発見しました。そのご両親たちの話は私の経験とそっくりでした。10代の男の子と女の子が突然トランスを宣言します。兆候を見逃しただけだろうと言わないでください。私たちは親です。子どもの様子に注意をはらっています。メンバーの親たちは様々な宗教的・社会的・政治信条・学歴の階層から来ています。世界中で、私たちは子どもの新しいアイデンティティをそのまま受容しないなんて、酷い人間だ、酷い親だ、トランスフォーブの狂信者だと言われています。

私たちは良い親です。悪人ではありません。目に見えない理論上のものを治療するために子どもたちに投薬手術を勧める時流の流れに飛びつく前に、事実を理解しようと質問しています。

私たちは、子どもや若い人たちにあなたの生まれつきの身体が間違っていると言う前に、ドグマに疑問を投げかける善良な親です。子どもたちの人としての可能性と幸福が性自認のみによって決まるのではなく、彼ら自身の欲求と自己の向上、個人的な気付きや内面の成長によるのではないか、また、ジェンダーに執着するのは可能性を伸ばそうとすることの妨げになるのではと考えるのは悪ではありません。

なぜこんなに多くの声の大きな人たちは、幸福はその人の内面から訪れるという事実を見失ったのでしょうか?

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