19-イデオロギーのレンズ

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概要:

英ブリストルに住む父親が、トランスジェンダー医療と、そのイデオロギーのレンズを通して提示する手術・投薬の一本道という非科学的な土台に取り組む。

この発言は最初PITT (トランスの不都合な真実を知る親の会 URL: https://pitt.substack.com)で公開された。匿名性を守るため、別の親によって朗読されている。
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私はブリストルに住む父親です。息子が自分はトランスの気がすると言ってきた時、科学者として私が最初にしたのは調査でした。私は息子の身に起こったことを医学的・科学的観点から理解したかったのです。科学で解決できるだろうと思いました。証拠に基づいた研究や参考文献などです。科学的に理解できれば息子に起こっていることも理解できると考えたのです。父親として、息子と家族のためにやり遂げるつもりでした。

ですが、それは不可能だと分かるまでそれほど長くかかりませんでした。トランスは科学に基づいていないと確信したのです。それは科学の皮をかぶった原理主義的な宗教的イデオロギーでした。そればかりか、この分野全体が実際には信仰であるのに科学だと標榜されているため、極度に有害な副作用の情報は抑えつけられ、調査が行われても、何としてでもイデオロギーを守ることが最終目的であるために、その結果は覆されてしまうのです。

この問題が腹立たしいのは、ことトランスジェンダーの医療介入については、科学はリスクと見返りの釣り合いがまったく取れないとそこで示しているのに、専門家や研究者たちがデータを見ようとしないことです。そのため私のような親たちが自ら専門家になるという力技をこなさなければいけないのです。これは明らかに間違っています。

私と息子の経験から、(トランスジェンダーを自認する)子どもたちが自分の身体について問題を抱えているのは明らかです。これは疑いありません。私のまだ10代の息子も、自分は女のように感じると信じています。なぜ息子が、文字通り男の体に閉じ込められた女ではなく、そのように感じるのか、別の隠れた原因があるだろうことも分かっています。

息子も自分の状態を先天的な認知不協和と呼んでいるので、自分が女ではないことは自覚しているだろうと思います。ですが現在のインターネットが声を揃えて息子に差し出した強度のイデオロギーのレンズが見せるのはたった1つの治療法で、そのトランス医療とはすなわち思春期ブロッカーや異性ホルモン投与や手術です。この何でもかんでも1つの方法で解決しようとするのは最近の現象です。

トランスジェンダリズムが主に大人への医療分野で、まだクリニックで見られるのが珍しかった頃でさえ、研究はその症状によって異なる診断を下し、異なる治療方針に従うことで患者の症状が改善されることを示していました。残念なことに、既存の研究によれば、トランスジェンダー医療と呼ばれるものの影響はあまりにも酷いものです。

ジェンダーイデオローグは「脳を女性化させるためにエストロゲンを摂る」と言いますが、そのような効果はありません。エストロゲン摂取によって起こると見られるのは、血流の変化、脳の大きさの縮小、実行能力の低下、早期認知症や卒中のリスクの高まりです。これらはどれも科学に基づいた警戒すべき影響で、男性にエストロゲンは投与するべきではありません。単純なことです。

異性ホルモンの投与を勧めるのは安全ではないため、ジェンダーの違和感を解消するためには別の方法を優先することは必然です。少なくとも、こうした深刻な医療介入のリスクと見返りの釣り合いから、議論や再検討に意義があることははっきりしているでしょう。残念ながら、そのようなことは起こっていません。

ホルモンの脳や臓器への有害な影響のような科学的な証拠があからさまに無視されることから、トランスジェンダー医療は十分に議論を重ねた科学的な調査プロセスというよりも、原理主義的な宗教運動になっています。

何千人もの若者が一生、このイデオロギー的な実験の代償を支払わされることになるのではないかと、私は怖れています。

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