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高校生のとき好きな先輩を追っかけていた話

私が高校1年生のとき、中学からちょっと有名なかっこいい先輩がいると友達から聞いたので探してみることにしました。そしたら、体育祭でまさかの同じ組にいた!!気だるげで静かで少しこわそうな雰囲気が刺さっちゃって、そこから毎日先輩の追っかけが始まりました。

体育祭の応援練習の日のこと、そのかっこいい先輩(以下、K先輩)の友達(以下、T先輩)から話しかけられました。当時通っていた高校は地元から遠く、私の出身中学はその高校では珍しかったので、陸上部の○○ちゃんっていう子は知ってるかとか聞かれるうちに仲良くなりました。その次の日くらいにT先輩からKの連絡先いる?あいつ友達いないから仲良くしてやってとDMがきたのです、!!

そして毎日のようにやりとりをしました!!あんな怖そうな顔してくるくせに猫の画像をリツイートしてるところとか、たまに「笑」をつけてくれるところが好きすぎて、追っかけがだんだんヒートアップしていくのであった、、。

K先輩が通る度に、声を殺して叫んだり、
K先輩の目撃情報がいろんなところから私に来るようになったり、
昼休みに教室までこっそり見に行ったり、
朝と放課後にK先輩の下駄箱をチェックして生存確認したり、
K先輩の妹と仲のいい友達にどんな家だったか、どこらへんに住んでいるのか、家での先輩はどんな服装だったかどんな様子だったか詳しく聞いたり、
など、、

しかし、SNSではやりとりしていても話せたのは2回ほどでした。1回目は体育祭が終わったあと、一緒に写真撮ってくださいって言いに行きました。息がとまって死にそうでした。2回目は先輩の卒業式が終わったあと、一緒に写真撮ってくださいって言いに行きました。最後にバイバイって言われて声を上げて泣きました。学校の玄関で。

私が高3になったときの体育祭でK先輩が他の友達と見に来てくれていたのですが、卒業から時間がたってしまったのもあって緊張しすぎて話しかけに行けませんでした。それが先輩に会える最後の機会だったと思います。今でも話しかけられなかったことを後悔しているし、特に何の進展もせずに終ってしまいましたが、今までの片想いの中で一番楽しかったです!ずっと憧れの先輩のままでおさめておけるのでとても満足です!が、いや、悔しい!!


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