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私版:スピとの付き合いかた

【ダンサーあるある】ルーツは巫女と言われがち

ダンサー界隈は「踊っている」と言えば、何かしらのルーツが巫女だと返されたり、「脱衣を含む」「肌を露出する」とあれば「アメノウズメノミコトだ」と言われたり、パフォーマンスを見たお客さまから「ご利益ありそう」と言われたり、何なら私も言ったりします。
実際、ステージ乗るときに降ったり晴れたり天気を変える人もいるし、パフォーマー側にもお客さま側にもスピリチュアルに造詣の深い方が多いため、関係性が深いことが伺えます。
ただその一方で、このスピへの付き合い方って人によってかなり異なるわけで。今回はその辺をしたためてみようと思います。
ちなみに、個人的には「ご利益ありそう」「厄が落ちた」「今年の五穀豊穣はカタい」は言われたい。

とりあえず、スピリチュアルを利用して無闇に踏み込むことはやめて。

約20年ほど前、TVコンテンツで占いやスピリチュアルが話題になったことがありました。強い言葉でビビらせたり、ゲストの方が住むお部屋の間取りや置いてあるものについて色々と言い当てては、皆んなを驚かせたりしていました。(それがホットリーディングなのかコールドリーディングなのかは知らん)
そういったTVショーの影響なのか、自己顕示欲なのか、スピスキルを深めていった知人の中には、残念ながら頼まれてもいないことをしたがったり、事情等お構いなしに行動をコントロールしようとしたり、勝手に決めつけたり何かしらの影響を与えようとしてくる人がいます。

例えば
「あなたは今年中にあの国に行かないと大病する」(脅し)
「あなたはあの国に住むから〜〜」(決めつけ)
「あなたのパートナーはあの国にいるって出てるから〜〜」(決めつけ)
「あなたも、あなたのパートナーもこのメソッドの講習を受けた方がいい」(決めつけ)
「あの執着、取ってあげた〜〜い!」(相手の希望無視)
といった具合に。

こちらとしても「今年中に海外へ行けるかもしれませんよー」くらいであれば、ワクワクする話なので楽しみに捉えることができます。
ですが、「とにかく行け、さもなくば大病するぞ」と一方的に言われてしまうと、「えっ」と警戒の構えをせざるを得ません。
警戒する対象はもちろん、大病ではなく「さもなくば」と言ってくる相手に対してです。
何なら私は性格が悪いので「それでは、その答え合わせに付き合ってあげましょう。往復の飛行機代くらいは出してくれますよね?」「後ほど大病したら、"さもなくば"とまで言った手前、お見舞いとして治療費の一部はご負担いただけるんですよね?」と返したくなってしまいます。
もはや私がタカリの警戒対象みたいなものですが、病気で脅してお金を出さずに口だけ出してヨーロッパ周遊させようとする(何ならその後色々毟り取ろうと考えてる)人が相手ですからね…。

わたしにとって丁度良いスピリチュアルの位置は

色々述べてしまいましたが、私にとってのスピリチュアルの位置付けとして最も丁度良いのは、とあるヨガワークショップにお邪魔した際に主催の方がお話しされていた「自分の精神状態を上げすぎず下げすぎずで保つためのもの」というものです。
先述した通りの悪めの性格と、細かいことは覚えてない残念キャパシティの脳には、この位ざっくり緩いくらいが多方面にとって幸せな距離感だと言えましょう。
言うても、寺社仏閣は好きだし行くし、ゲンも担ぐ方なので、これからも自分の精神状態をなだらかにしていくものとして、スピとは付き合って行こうと思います。

※画像は、封印されているアイアンフィンガー・フロム・ヘルです。