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#006 ちょいボド会 ◯リモートカタン時短ルール その1 GPさん奨励ルール

オンラインボードゲーム会「ちょいボド会」では、「ちょっとした時間を利用してボードゲームを楽しもう」をモットーにしております。
その手段として、zoomを利用してのオンラインボードゲーム会を勧めてます。
そして、出来るだけ気軽に遊んでもらう為、時短ルールを奨励してます。
今回はこれまでに最も遊んでおります、リモートカタンの時短ルールを紹介していきます。

リモートカタンの時短ルール

カタンを遊んだ事がある人はご存知だと思いますが、序盤はダイスを振ってもなかなか資源がもらえず、出来る事が何も無いターンがしばらく続く事が当たり前となってます。
ですが、これだと初心者にはつまらないと感じてしまいます。
そこで、出来るだけ序盤から資源がもらえるように、ルール変更しているのが「時短ルール」という訳です。

その1 GPさん奨励ルール

GPさん奨励時短ルールの初期配置図

通常ルールは手番順に開拓地一ヶ所と街道一本を引き、その後、手番の逆順に開拓地一ヶ所と街道を一本引きます。
ゲームは勝利点が2点でのスタートとなります。
その際、二ヶ所目に置いた開拓地の資源タイルの分だけ資源を得ます。
(最大三枚)
GPさん奨励ルールでは、その後、どちらかの開拓地を都市化し、さらに街道を一本引くことが出来ます。
ゲームは勝利点が3点でのスタートとなります。
勝利するには10点が必要のままです。
この流れを説明していきます。

例題としての初期資源タイル図

先ずは一巡目の配置設定

一巡目配置終了図

赤色一番手は4鉄5レンガ8木に、
青色二番手は5レンガ6羊9麦に、
橙色三番手は3鉄4レンガ8麦に、
白色四番手は木港の8木10木に設置したものと仮定します。
街道もそれぞれ図の通りとします。

続いて二巡目は手番の逆順に設置

二巡目は四番手の白色から

二巡目は四番手から逆順に設置していきます。
白色は4鉄6羊9麦に置き、鉄、羊、麦の3枚の資源を得ます。

続いて橙色三番手

次の橙色三番手は5羊9麦10羊に置き、羊2枚と麦1枚を得ます。

続いて青色二番手

次の青色二番手はレンガ港を取り、9麦10木に置き、麦と木を1枚ずつ得ます。


最後に赤一番手

最後に赤色

一番手は3鉄6羊11麦に置き、鉄、羊、麦の3枚を得ます。
ここまでが通常の初期資源タイルの設置図となります。

続けて、時短ルールに入ります。


開拓地のどちらかを都市化、更に街道を一本引きます。

4鉄5レンガ8木の開拓地を都市化
3:1港を目指して街道を延ばす

通常配置が終了した後、再び一番手から順番に開拓地のどちらかを都市化と、街道を更に一本引きます。
赤色一番手は、4鉄5レンガ8木の開拓地を都市化、3:1港を目指して街道を一本延ばします。

5レンガ9麦10木を都市化、街道一本延ばす


続いて青色二番手は、5レンガ9麦10木の開拓地を都市化し、海岸線に街道を延ばします。

3鉄4レンガ8麦を都市化、その先の街道を延ばす


続いて三番手橙色は、3鉄4レンガ8麦の開拓地を都市化し、その先の街道を延ばします。

4鉄6羊9麦を都市化、麦港に向かって街道延ばす


最後に白色四番手は、4鉄6羊9麦の開拓地を都市化し、麦港に向かって街道を延ばします。

時短ルール後の初期配置図
各プレイヤーの初期資源はこの通り


これで、時短ルールその1の準備は終了です。
最初は3点スタートとなり、10点に到達したプレイヤーが勝利するのは、通常ルールと同じです。
最初から都市があるので、そこのダイス目が出れば資源が2枚獲得でき、街道も一本延ばしてますので、次の開拓地も建てやすくなります。
概ね、カタンはルールを理解している人達同士で遊んでも、初期設定〜ゲーム終了までが一時間を切るのは難しいのですが
(接戦の時は特に長期戦になりがち)、
この時短ルールだと、大体一時間以内で遊べます。

設定ルールを変更する事によって時短を目指す

通常ルールの場合、次の開拓地を建てたり、都市化するまでには7〜8ターン位かかる事がしばしばです。
時には、ダイス目に嫌われて、街道すら引けずにイライラ感が募る事も。
このルールだと、都市化した場所からは資源が2枚獲得出来るので、他プレイヤーとの交渉材料も増え、ゲームが進みやすくなります。
やはり、序盤から何も出来ないのでは、面白いと思えないですよね。
初心者にも安心して遊べる為にも、資源が貰え易いルール変更もありではないでしょうか?

このような時短ルールを、今後も紹介していきたいと思います。

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