【2/17 25:21】記録6日目

くらった。久々に、ズシンと。

昨日、研究室の追い出しコンパがあった。
一次会には先生方も含めて約40人が参加しており、普段なかなかお会いできない方々とも話をすることができてとても楽しい会になった。

のんきに楽しんでいた私が現実を突き付けられたのは、二次会のさなかである。
お酒もそれなりに回っていたのでなぜそのような状況になったかは覚えていないが、気づいたら研究対象が同じである博士の先輩と二人で話していた。

先輩は、私の甘えと、甘えがあるくせに上を目指すそぶりを見せる私の中途半端さにとても腹を立てているようだった。おそらく、先輩自身が目に見える成果を上げるためにとても努力しているからこそ、私の今の体たらくが腹に据えかねていたのだろう。
今までの人生で本当に努力して、何か成果を上げた経験はあるか、君みたいな人間にプロフェッショナルを目指す資格はない(就職の話になったので)と詰められたりもした(今考えるとこの部分は余計なお世話というか、先輩に言われる筋合いはない。)ので、言葉にならない思いが溢れて泣いてしまいはしたものの、私の中途半端さと薄っぺらさへの指摘そして怒りは至極もっともだと思った。

私にとって最も堪えた出来事は、先輩との話の後に起こった。
先輩が私の指導教員と話をしていた。私と同じ空間の中に二人もいて、それなりに大きな声で話していたので、話の内容は大体聞こえてきた。どうやら私の話をしているようだった。

先輩は先生に、院生という肩書を隠れ蓑にモラトリアムしている私の甘っちょろさや薄っぺらさ、そしてそれにもかかわらずやってるふり、高い目標を掲げるふりをしている私のこずるさを訴えていた。
一番衝撃的だったのは、先輩が、私のような人間が日本の院生の格を落としている、と言ったことだった。この言葉が耳に飛び込んできたときはさすがにショックで、そこからあとの時間うまく笑えていた自信はない。

先輩が意図的だったのかは分からないが、私に聞こえる範囲で私の指導教員に向かってあのような発言をするという行為はとても陰湿だと思った。

しかし一方で、先輩の発言内容に対して今の私は100%で反論しきることができない。事実私のこの一年間の勉強量・読書量は修士の学生とは到底思えないものであったし、それにもかかわらず「頑張ってる感」を出してしまったことも何度もあっただろうと思うからだ。


これを書いている今もまだまだショックを引きずっていて、心臓が重たい。
だけど今回のことは、私以外の誰かに救ってもらえる類の話ではないと、分かっている。
自分の現実と対峙して、行動を変えていくことでしか、先輩の発言に100%で反論できるようにはならない。


今後甘えが出そうになった時に思い出せるように、燃料にするために、記録した。


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