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ベトナム史あれこれ まとめ

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今迄に書いたベトナム史に関する記事をまとめてます。
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#クオン・デ候

南ベトナム大統領 呉廷琰(NGÔ ĐÌNH DIỆM、ゴ・ディン・ジェム)氏のこと ②

南ベトナム大統領 呉廷琰(NGÔ ĐÌNH DIỆM、ゴ・ディン・ジェム)氏のこと ①  大南公…

何祐子
1か月前
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グエン朝第8代皇帝・ハムギ帝と画家藤田嗣治(ふじた つぐはる)

 戦後の日本では全然忘れ去られてますけど、、、  ベトナムは、1945年までは帝政国家で…

何祐子
2か月前
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ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰? 続・続編 ~べト・ミンを追え!😅の巻~

ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?・続編 ~ホーおじさんのコミンテルン人脈を探る!~  …

何祐子
2か月前
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満鉄東亜経済調査局『仏領インドシナ征略史』① ~民族略史~

 戦前日本にあった南満州鉄道株式会社-その付属機関『満鉄東亜経済調査局』。クオン・デ候と…

何祐子
3か月前
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ベトナム抗仏独立運動家とジャン=ジャック・ルソーの『民主主義』

 仏領インドシナ時代の代表的なベトナム志士で、日本で最も知られているのが『東遊(ドン・ズ…

何祐子
4か月前
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クオン・デ候を支えた日本女性

 先日、或るベトナム人の方から、著名な北部人の歴史家(故人)が書いたクオン・デ候に関す…

何祐子
6か月前
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ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?・続編 ~ホーおじさんのコミンテルン人脈を探る!~

 先日、こちらの記事⇒ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?①で、『ベトナム革命の父』と呼ばれる『胡志明(ホー・チ・ミン)氏』、愛称ホーおじさんは、一体どんな人だったの…?、という素朴な疑問を戦前史料を元に少々オタク🤓な探索をしてみました。。。😅😅  今日はその続編として、戦前(&戦後)古書に在る、阮愛国(グエン・アイ・クオック)ことホーおじさんの、フランス~ソビエト・モスクワ時代の情報断片を張り合わせて、この当時を少々検証したいと思います。😊  取敢えず今一度、この辺の阮愛

日本人農業移民と『広島移民斡旋会社』

 明治時代末、ベトナム独立運動家の潘佩珠(ファン・ボイ・チャウ)達と共に日本へ亡命した…

何祐子
9か月前
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ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?①

 今日は、1975年以降のベトナム人社会最大の”タブー”、ホーおじさん=ホー・チ・ミン(…

何祐子
10か月前
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仏領インドシナ(ベトナム)の中の『広島』と『長崎』

 先日は、日本の広島でG7サミットがありました。  広島といいますと、私も子供の頃はまだ自…

何祐子
1年前
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ベトナム・サイゴンの婚家 ”HÀ(ハー)GIA=何(が)家”の歴史を辿る

 最近は日本でもベトナムの存在が徐々に知られて来ましたが、1990年代頃はまだ殆どの人が…

何祐子
1年前
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南北分断後の1960年代-南・ベトナム共和国で発生した”仏教徒弾圧”背景一考

 今日は硬派な掲題😅、現代日本人には馴染みの薄い『ベトナム近代史の或る事件』を、”満を持…

何祐子
1年前
9

仏領インドシナ-植民地解放闘争を支えたベトナム任侠(にんきょう)の存在

 最近急激に日本の治安が悪化してるのは、もう気のせいじゃないですね。高齢者宅に押し入り、…

何祐子
1年前
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仏領インドシナの北部ベトナムに眠る『露天掘り炭鉱群』のこと

 戦前の仏領インドシナ連邦関連書籍を読んでいると、『北部ベトナム(=トンキン地方)露天掘り炭鉱』の文字を沢山見かけます。  これは、当時なら当然の事だったのかも。。。⇩  「…かつて、日本のエネルギー源は石炭だった。鉄道、船舶、火力発電所、製鉄所、工場の蒸気機関と、ありとあらゆるエネルギーは石炭だった。これにとどまらず、一般家庭での風呂は石炭を燃料とし、粉末を固めた練炭火鉢は暖房、煮炊きにと使用していた。産業全般のみならず、日常生活においても石炭はなくてはならない、身近な存