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『いつかたこぶね・・・』⑥~

文庫版が新潮文庫から出ていた。早速買ってバッグに入れて持ち歩く。本当に手帖のよう。ただ表紙から『漢詩の手帖』の文字がなくなってはいたけれど。

実は、最後まで軽く読み通してしまった。ぱたんと寝てしまうどころか、ぱたっと起きて本を探す。

日本語のエッセイと詩が美しい。取り敢えず漢詩をちらっとは見て、分かる箇所が多ければ良しとする。これが試験のない身のよいところ。

『とりのす くものす』                                          シニョン     憧れの髪型
映像で鳥の巣作りは見たようには思うけれど、そこまで深く興味はもてなかった。今度映像が映ればしかと見てみよう。

後半の蜘蛛の巣作りを見る島田忠臣                   8行ほどの漢詩と詩が不思議なほど一致している。その中に出てくる殷の湯王の 、抜け道を残しておくのが理想だと。

殷湯合有『祝来詞』
『左に右に逃げたいものはそれぞれ左に右に
その他は我網に来て入れ。』

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