某リアリティショーについて
某リアリティショーはいくつも存在するわけである。
その中で特に最近みたリアリティーショーについて申し上げたいことがある。
全話みたわけである。
その感想は、YouTubeでもなんやかんやと色々なアフターなんちゃらをやっていたあたりまで一応全部みた。
別の某リアリティーショーで事故が起きたとの話はすでに聞いていたが、その影響もあってかかなりマイルドに、そして医者やカウンセラーも備えての撮影だったという。人選もかなり地味なイメージだった。これといった進展もなく、小さい事件も大きいコテコテの事件としてとりあつかっている様がみとれた。
よく言えば丁寧に全てを作っていた感じがする、しかしかなり保守的で『いまつくっているリアリティーショーは安全だよ、もう大丈夫だよ』という宣伝にもみえた。そこまでパッとしないブスたちを集めて、ここまで外資がコテコテに作り上げて化粧してぬりたくってでてきたのだなあという印象が強かった。案の定、外資がつくったせいか、ほとんど叩かれることもなく、若干別件で問題視されていた部分もあったが、それも含めてそれでもいいというファンを獲得しているようでなによりだった。
これが日本の配信プラットフォームが制作してリリースしていたらどうだったのかそれもきになるのだが、批判の上にポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブポジティブを押し付けたそんなポジマン思想にとても違和感を感じた。
某SNSもストーリーでネガティブな思想が反映されたものは、リムーブされていく運命にある。そもそもSNSで余計なものをみすぎて鬱になる可能性が高いというのは科学的に研究されているそうだが、結局のところそれすらもゆるされず常にポジティブポジティブを上塗りしつづけていくのである。
それがしんどいを、さらにしんどいとさせるのであろうか。
某芸能人が、ポジティブでくそ面白くない芸人に対して本音をぶちまけていた。これが、本音なんだなというのを感じた。
これらからわかるのは、ポジティブを押し付けるとディズニーのようなポリコレで作品をつくるようになって、とんでもない気持ち悪い作品だらけになってしまう。食品でもそうで、マクドナルドは以前不振に悩まされていた時、ライトミールとして健康食に進んでいた時期があった。それをカサノバがやめて、倍の倍にパティを増やすなどして結局人間のもとめていたのは本能だったという結果がでたのである。ここからのマクドナルドの快進はいうまでもない。
某配信プラットフォームでも、いまリアルタイムに1位になっているのはやはりドロドロしたものだ。とてもおもしろい。私も全話すべてみてしまった。死人がゴロゴロでる。本当はエクスタシーを感じていませんか。実に面白かった。これもある意味本能をくすぐられているような気がした。
リアリティーショーすら同じで、本当は人間の奥底に潜んでいるその「本能」がもともめているものが、現代の若い子を使って、それらを自分とモデルにおきかえて、ときめきや複雑な言葉に言い表しようのない気持ち、若いから上手く表現でいない、対応できない様を消費者が上からみているのである。
これは、勝つか死ぬかを戦った場所であるコロセウムの構図と似ている気がする。
勝てば、有名になるであろうし、やらかせばそのレッテルが貼られマイナスとなる。現代版のコロッセオなのであろう。
実際に、亡くなった人がでたリアリティーショー。
それらを払拭してまでも人間は、本能を追い求めたいし、改善といいながら進みたいし、また新しい消費者に消費されていくスターも作り出す。
人に怒っていることに対してポジティブに接することができても、自分の子供がもしそうだとは思わずに過ごしている人が大半なわけである。それらを上手く受け入れることが本当にできている人が果たしているのだろうか。
おそらくそれはほとんどないとおもう。
まさかねえ、うちのこが。
実際に自分の子が、そうだった、なんて。
ちょっとうけいれられないわ。時間をください。
正常な状態だと思う。
しかしあくまで自分の子供がもしそういう境遇におかされているとか
うちの子じゃないから共感できるとか、色々自分で知りたくなくならせている方が強いのだと思う。なぜかというと興味がないからでもある。
人間の本能が欲しているものを、社会的な問題やトレンドとなっている媒体で、若い判断のつかない子をつかったり、未熟な価値観の子をつかってお商売した内容を作り出したり、それをみたいという観客の欲望。ある種のアダルトビデオともいっていいと思う。ポルノとは幅がひろいですから。
人間の欲望とははかりしれず。
様をかえて、幾ときも本能を追い求めるのが、とても人間らしいこと。
この世は、そうやってアップデートされていくのだなあと感じた。
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