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【ポケマスEX】公式が平気で使ってくる用語の解説

んジャカ パーン!!

どうも、がやです。
今回はポケマスEXについて、パッシブスキルやバディストーンボード(通称BSB)での説明書きが解読出来ない人向けの記事を書いていこうと思います。
僕は今でこそ簡単に意味が理解できるようになっていますが、初心者の頃は正直何のこっちゃ分からなかったことを思い出し、需要はあるのかなと感じましたので。
パッシブスキルやBSBを見る際に参考になれば幸いです。

基本の公式用語「○技」

ポケマスEXを遊ぶ上で、大前提となる技の呼び名。
ポケマス公式はこれらを結構な確率で略称で使ってくるので、早めに覚えておいて損はないと思う。

P技

「ポケモン技」の略。ポケモン本編でお馴染みの、ポケモンが繰り出す技がこれに当たる。技のタイプごとに、背景の色やマークが異なるのが特徴。
「シンクロ技」というものも少し別枠のような形で存在するが、ここではまとめて紹介。

上が普通のP技、下の鎖デザインはシンクロ技。

T技

「トレーナー技」の略。P技と異なり、ポケモンではなくトレーナーが使う技。「キズぐすり」や「スピーダー」など、本編でたまーに見る道具を使うものや、なんか特徴的な台詞っぽいやつがこれに当たる。背景は青緑色で、デザインはトレーナーのマークがついているものに統一されている。
P技とT技が合計4つあるのが一般的。

B技

「バディーズ技」の略。一定の条件を満たすと1回使えるようになる、ポケマスEXにおける必殺技。条件を満たした上で、4つのP技T技の真ん中に位置する六角形のアイコンを選択すると撃つことが可能。条件というのはバディーズ技カウント(BC)を9つ回すこと。詳しく話そうとすると上級者向けの話になるので、ここでは割愛。P技とT技を合計9回使おう。

真ん中の六角形のやつ。「9」は今のBC。

BD技

「バディーズダイマックス技」の略。一部のバディーズが、1回の戦闘につき1回だけ使える。
戦闘中はB技の下に、バディーズ詳細では右下にある下記のマークを選ぶと、P技がBD技に変化する。
威力自体はB技よりも高いが、B技よりも強いかと言われると実はそんなことはない、結構難しい立ち位置にある技。
もちろん強い時も偉い時もある。

唐突なマクワ&セキタンザン

○技系まとめ

この辺の略称はゲーム中でかなり頻繁に登場する割に、略称の説明が大してされていないのが難しいところ。
ちなみにこの記事でもこれらの略称はガンガン使っていくのでご容赦。

もう一つ、とても重要なことをば。
P技は単純に「技」と言われることもあるが、ポケマスEXにおいて技・B技・BD技を、同時に一つの単語で表すことは無い。
B技とBD技に関するスキルの場合はそれが分かるよう必ず指定されるし、もし指定がされていない場合、それは一部の例外を除いて全てP技に関係したスキルということになる。
例えばマジコスエリカ&リーフィアのパッシブスキル「晴れ時威力上昇5」だが(数字については後でちゃんと説明します)、B技という指定がされていないためP技のみに適応されるスキルとなる。このスキルでB技の火力が上がるわけではない。
この辺は慣れがないと本当に意味分からんと思う。

・「技」についての追記
P技とT技を合わせて「技」と呼ぶパターンが存在したため追記。
パッシブスキルやBSBの黄色パネルの説明書きに「技が成功したときに」と書かれていた場合がこれに当たる。
今の所は希少種(トウコ&エンブオー、ネモ&パーモットなど)。

T技の付属品「〇〇+」や「〇〇G」

T技はちょくちょく、「クリティカット+」や「プラスパワーG」など、道具の名前に付属品をぶら下げているものがある。
「〇〇+」はイメージ通り、ただの「〇〇」よりも強い効果を持つ。「クリティカット」は急所率1段階アップなのに対し、「クリティカット+」は急所率2段階アップ、といったような感じ。
「〇〇G」の「G」は正直何の「G」なのか分からん(俺も知りたい)。ただ確実に言えることは、ポケマスEXではこれが付くと「全体化」を意味するということ。「プラスパワー」は自分の攻撃2段階アップなのに対し、「プラスパワーG」は味方全員の攻撃2段階アップとなる。
そしてこれらの付属品だが、組み合わせて使われることも。恒常だとネズ&タチフサグマが持っている「クリティカットG+」なんかが良い例。

味方のバディーズ全員の急所率を2段階あげる

ちなみに「〇〇+」や「〇〇G」だが、「〇〇+」について、これはT技でのみ見る表現と言い切ってしまいたい(例外があったらごめんなさい)。
対して「〇〇G」などに使われる「G」は、かなりの汎用性を持つ。パッシブスキルやBSBでも結構な頻度で使われており、その全てにおいて「全体化」を意味する。
これは忘れないようにしておきたい。

ルリナ&カジリガメから学ぶ、威力上昇や確率の数字n

ポケマスにはパッシブスキルやBSB、さらにはポテンシャルに至るまで、いろいろな数字が組み込まれたスキルが多く存在する。
この数字の表す意味が統一されていれば説明も楽なのだが、そうもいかないため非常にややこしい。
と言うのも、数字の表す意味は威力上昇を表す場合と、確率を表す場合とで少し違ってきやがる。
今回はそんな中でも、ルリナ&カジリガメが丁度良い例かと感じたので紹介。
まずはパッシブスキルを見ていく。

皆さんはこれだけを見て、どういう効果のスキルなのか分かりますか?という話。
スキルの説明を見ても、数字が何を意図しているのか分かりづらいものが並んでいる。
ちなみに長くポケマスをやっていると、これだけでもだいたい何を言っているのか分かるようになる。
慣れとは恐ろしい。

交代禁止時威力上昇5

早速難しいスキルが登場。説明を見ても「自分が交代禁止状態のときは技の威力をあげる」としか書かれておらず、数字要素は皆無。
ポケマスは結構多いのよ、威力がどのくらい上乗せされるのか書いていないこと。
では順番に、まずは復習から。
このスキルは「威力上昇」とあり、B技などの指定がないことから、スキルが発動する対象はP技のみ。
「交代禁止時」はどのような状態の時に発動するかを記述しただけなので、この場では一旦無視して「威力上昇5」に注目。
威力上昇系のスキルに付いてくる数字nは、技の威力が上昇する割合が何割かを表している。余計な計算は特に無く、今回は単純に「条件を満たせば技の威力が5割アップ」という意味になる。

P技ダウンG9

これは単純なようで、実はなかなか説明が難しいスキル。
これも説明に数字要素が無いから仕方ない。
まず「P技」とあるため、B技や(ルリナには無いが)BD技は関係ないことが分かる。
「ダウンG」とあるが、Gなのでこれは全体化。相手1体に与えた能力ダウンが、全体化するというワケ。
では「9」とはいったい何なのか。実はこれ、確率を表している。
ただし確率の場合は威力上昇のように「9だから9割だな!?」という考えができない。
確率では威力上昇の時と異なり「n+1割」という面倒な計算が必要になる。
今回は「9+1=10割」、要は確定。
分かりやすくこのスキル全体を説明すると、「P技で与える能力ダウンが、全体化する確率が10割だよ」と言っている。初見で分かるかこんなもん。
慣れてくると、確率系のスキルに9と書かれていれば確定なんだなとすぐに分かるようになるが、そのレベルは既にベテランの域である。

少し中級者レベルの余談。
このスキルは「P技」と指定されているため「技の追加効果」にのみ適応されると思っていたが、ポテンシャル「攻撃時防御ダウン2」などで与える能力ダウンも全体化する。
最近知ってビビり散らかした。

交代禁止時攻撃時次回ゲージ消費無3

ではテスト。これはどういったスキルでしょう?割合まで合っていて正解(無慈悲)
ヒントとして、ポケマスには「次回ゲージ消費0状態」というものが存在する。
そして「〇〇時」は基本的に条件を表す。
ではシンキングタイム、スタート





それでは正解発表。ゲーム中での説明を引用すると、答えは「自分が交代禁止状態のときは 技での攻撃が成功したときに40%の確率で 自分を次回ゲージ消費0状態にする」となる。
3+1で、確率は4割。
条件も2つあるし、いろんな要素が詰め込まれてて難しいね(´・ω・`)

プラターヌ&ゼルネアスから学ぶ、確率上昇n

ルリナ&カジリガメのパッシブスキルから数字について色々と学んできたが、ポケマスにはさらに、元々技の効果にある確率を上昇させることができるスキルが存在する。
「〇〇確率上昇n」みたいなやつのこと。
麻痺などの状態異常や怯みといった妨害状態、追加効果による能力ダウンの確率など、様々な確率を上昇させることが可能となる。
そしてこれがまた、少し特殊な計算をするので紹介。

【BSB】ムーンフォース:ダウン確率上昇1

ムーンフォースには元から、3割の確率で相手の特攻を下げる効果がある。
その確率がこのパネルによって上昇するんだなということは読み取れそうだが、実際これはどのくらいの確率なんだろうか?
例えば5割か6割かの違い、程度なら誤差の範囲かもしれないが、パネルを取ることによって確率が確定になるとしたら、パネルの価値が躍ね上がる。
どういう計算がされているのかが分かれば、確率を期待しているのか、確定で安心できるのか、この辺りを考えることができる。

まず、この数字は威力ではなく確率に関係するもののため、n+1の計算に当てはめ、「2」という数字が導き出される。
そうして導き出された数字を、今回の場合は元の効果の確率に乗算する。
「ダウン確率上昇1」とは言い換えれば「ダウン確率2倍」、要はムーンフォースが6割の確率で相手の特攻を下げる技になる。これを高いと思うか低いと思うかは別の話。
このボードがもし「ダウン確率上昇2」であれば9割、「ダウン確率上昇3」であれば10割を超えるので確定となる。

余談だが、確率上昇はパッシブスキルやBSBなど、複数の場所にいくつも散りばめられている場合がある(例:アンズ&アリアドスの異常確率上昇n)。
この場合は通称ポケマス算という計算が必要となるため、別記事にて解説している。

〇〇分威力上昇・〇〇分B技威力上昇

これは結局、最大でどのくらい威力が上がるの?ってやつ。ゲーム中であまりにも説明が無さすぎる。
これもそんなに厳密に分かっておいた方がいいというわけではないが、分かっていればパネルの優先順位は付けやすいと思う。

○○分威力上昇

↑の画像や「攻撃アップ分威力上昇」「防御↓分威力上昇」みたいな書かれ方をするやつ。
「アップ/ダウン」と「↑/↓」の違いは特に無い。
アップは自分の能力、ダウンは相手の能力を参照するのが基本。
そして何度も注意したいが、これはB技には掛からずP技に掛かるもの。

では少し、前提の話。
ポケモンには、急所率は上に3段階、それ以外は上下に6段階ずつ能力ランクがある。
このスキルはその能力ランクに応じて威力上昇の幅が6分割されている。もちろんバフにしろデバフにしろ最大の時が一番火力が出る。
ポケマスの場合、基本的にバフを掛けてから殴るゲームなので、「○○アップ分」に関してはほぼ確実に最大で発動する。
対してデバフは最大まで掛けるのに時間がかかるため、ちょっと面倒くさい。
まあ最大の威力上昇幅さえ分かっていれば後は6分割するだけなので、そんなに気にする必要も無いかと。

前提の話はここまでにして、本題の威力上昇の割合について。
とは言ってもこれは非常にシンプルで、威力上昇は最大で3割。別名1.3倍
先程例に出したルリナ&カジリガメのパッシブスキル「交代禁止時威力上昇5」は5割の威力上昇なことを考えると、少し控えめかなとも感じる。
特にデバフの方は、必死に準備してようやく1.3倍の威力を求めるのは効率が悪い。
BSBにあったとて、そんなに無理して取りに行くことも無いのかなと個人的に思う。
前提の話の方が長かったな。

○○分B技威力上昇

じゃあB技も1.3倍か、デバフを用意するのは効率が悪いんだな。と思ったそこのあなた、そうは問屋が下さないゾ。
B技の場合、最大の威力上昇幅は3割なんてもんじゃない、10割だ。
分かりやすく言おう。2倍だ。
例えば威力250のB技が、このスキルのおかげで威力500の火力になって飛んでいく。
「○○アップ分」なら簡単に高火力が出せるし、「○○ダウン分」だったとしても頑張ってデバフを掛ける意味があるだろう。
それ程までに馬鹿にならない数値である。
P技とB技でどうしてここまで倍率に差があるのか、格差社会は残酷だ。

B技の余談

ポケマスEXでは稀に、「能力↑分B技威力上昇」「相手能力↓分B技威力上昇」といったスキルを持つバディーズが出てくる。
これは特定の能力のランクではなく全ての能力のランクを参照し、合計18段階で最大火力を出せる。
バフですらめちゃ大変やないかい!と思うかもしれないが、このスキルを持つバディーズは基本簡単にこの条件を満たすことができる、選ばれしバディーズである。
その威力上昇幅、なんと12割。要は2.2倍である。
強さの指標になるかもしれない。

その他、数値の意味がよく分からんもの

ボルテージ

B技を撃つと1段階上がる、アレ。
★6EX済みのサポートバディーズが初めてB技を撃つと、2段階上がる。

だから何??

これは、上がっている程P技・B技・BD技の威力が上がるというもの。
つまりB技は撃ち得。
細かい倍率の説明はポケマス算の記事で解説しているが、簡単に紹介すると1.5倍→2倍→2.5倍…といった感じ。
この辺の仕様をちゃんと理解しようとすると、乗算のタイミングとかが複雑に絡み合うため、今回は深く語らないことを選んだ。

次回物理/特殊技威力ブースト

これもボルテージ同様に、理解する頃には乗算などが複雑になっているため詳しくは割愛。
1段階上がるごとに技の威力が4割上がるが、使い切りのためタイミングも難しい。

まとめ

今回はポケマスEXにおいて公式が使ってくる用語を説明してみましたが、大半が数字の話になってしまいましたね。
説明されても難しく感じたかもしれませんが、少しでも力になれていれば幸いです。

数字に関してはまだまだ説明できていないものがたくさんありますし、僕も全部説明することはできません(何でそうなるん?みたいなやつも結構ある)。その辺は勘弁してください。
「登場時攻撃アップ6」とかまとめられないよ。

途中で何度も出てきた通称ポケマス算ではもっと面倒臭い計算が展開されますが(特に火力面)、これが分かってくるとバディーズの比較にも役立つと思うので、しっかり説明できればと思います。
質問などありましたら、僕のXまで。
それでは皆さんも、良いポケマスEXライフをノシ

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