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『モルエラニの霧の中』ロケ地巡り

好きな街はどこ?と聞かれたら、その中の一つに室蘭をあげると思います。

その室蘭が舞台となった映画が、「モルエラニの霧の中」。撮影中の頃から何年も楽しみにしていた映画が、延期を経てようやくこの春公開されました。連休中、過去の写真を整理して、映画のロケ地を辿ってみます。

冬の章。
岩内がクラゲを探す室蘭港と大黒島。

岩内が武藤映子と出会うのは白鳥大橋付近でしょうか。

岩内が勤める室蘭水族館と、岩内、武藤映子・霧の親子が住む祝津団地。後ろは測量山。実際のバス停は水族館の横にはありません。映画ではメリーゴーラウンドの場面が出てきますが、個人的には観覧車が印象的。
水族館のすぐ隣が団地というのが特徴的で、長嶋有「猛スピードで母は」にも出てくる場所。

岩内と霧が遊ぶイタンキ浜と、それを見守る映子がいた場所。

春の章。
映子が小林真太を連れ出した祝津公園から見た景色。白鳥大橋のループ側にある団地は祝津団地。

大黒島の夕景。

父・幹夫の撮った写真の持ち主を探す真太が訪れた絵鞆小。右後ろは函館どつく。幹夫の写真館として登場する三菱合資室蘭出張所はもう少し駅の方。

映子が蕗子の写真を撮る崎守町の桜。初冬の章で、河村が世話をする桜もここ。

夏の章。
野崎芳郎・美津子夫婦が散歩に来る入江臨海公園。水野圭一の合唱団がクルーズ船の来航を歓迎する場面もここ。

圭一の妻・麻里が美津子のヘルパーであるピンちゃんとお弁当を食べる公園内のベンチ。

晩夏の章。
粗大ゴミ回収業者の男がピアノを運ぶ、イタンキ浜から潮見公園付近。
亀のような形に見えるイタンキ岬。手前の赤い屋根は室蘭高等技術専門学院。現在は潮見公園側の高台に移転。

椅子が置かれていたのはこの付近でしょうか。トッカリショの断崖と奇岩。

イタンキ浜のビオトープ。

秋の章。
桃子が訪れる科学館。今は閉館し、近接地に新しい施設が建設中。既に中庭、温室は解体撤去。

久保桃子が同級生のまゆと会う中央町の歩道橋。

晩秋の章。
科学館職員の吉井が手入れをするSL。科学館の閉館とともに旧室蘭駅舎(室蘭観光協会)に移設。

まゆと吉井が眺めた新日鐵の工場群。

こちらは日鉱日石の工場群と集合煙突。

白鳥大橋と工場夜景。

初冬の章。
防波堤のそばの高台にある建物は、桃子の母・七海の送別会が開かれた宮越屋珈琲MUTEKIROU。

七海が働き、河村や夏の章の芳郎・美津子夫婦が入所する施設は絵鞆の高台あたりでしょうか。

久保親子が引っ越す際に友人達と別れを惜しむ母恋駅。この後、河村と会うのは御崎駅。


自分の記憶と勘で書いているので間違っている箇所もあると思います。かなり前に撮った写真もあるので、今はない建物もちらほら。

室蘭は、海と山、自然と工場と街が入り混じって溶け合っている不思議な街。それが魅力です。
行く時は晴れていることが多いので、晴れの室蘭も魅力的ですが、ガスや霧の室蘭も見てみたいなと思います。

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