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深刻アカデミー主演女優症、辞退します?!

私が小学校の頃、リビングの小さいテレビに
(もちろんブラウン管)
ドラマらしきものが映っていて

私は「?????」と思った記憶がある。

そこに映っていたのは、20代か30代の
女性だったが

どんな事情があったのか知らないが

めちゃめちゃ、深刻そうな顔をして
固まっていたのである。
(そういう演技をしていただけ)


たったそれだけの瞬間の記憶なんだけど、
その「大人の女」を見た私(小学生)は
「?????」
と、思ったのだ。


この一瞬の自分の感覚を
時々、大人になった私は思い出すのである。


53歳になった、今の私は
あの女性が、色んな複雑なことがあり
男女のもつれか、家族の問題か、仕事の問題か
はたまた地球環境の問題か、知らんけど、

とにかく「やんごとなきナニカ」で
心をざわつかせ、苦しんでいた、
ってことが、容易に想像できます。

何か、あったんでしょう。

深刻な、事態が。

小学生にはわからない、深刻な何かが。

【結論】
「なんでもかんでも、深刻に考えすぎ」

子どもの頃は「?????」だったのに、
いつからか、ほんとに、あの時ブラウン管の中にいた、
「大人の女」みたいに、私もなっていた!

小学生の私が、どうにも理解できない、
あの表情を、

アカデミー賞主演女優賞受賞できるレベルで
いとも簡単にできてしまうくらいの
「深刻な顔ならお任せください」
でおなじみの名女優に成長していたのである。


どゆこと?!
いつから、なんで、そうなった?!

いつから
「人生って、深刻よね、、、(暗い表情で涙を流す)」
っていうドラマの主演女優になった?!


うーん。わからない。
当社の検証によると、ターニングポイントは
いくつか思い当たるが

子ども時代からテレビドラマの見過ぎであったり、
大人になると、そのテレビで見たドラマを
まんま本当に自分もやるような知り合いが登場したり
リアルになってきた。

まあ、とにかく、テレビの影響は
おおいに考えられる。

「大人って、こういうもの」
「社会に出ると、こういうもの」
「深刻に受け止めないと」
「ふざけていちゃダメ」
「マジメに現実を見なさい」
「いつまでも子どもみたいなこと言わないの」
「もう大人なんだから」「子どもじゃないんだから」
「ちゃんとしなきゃ」


でもさ。わかるけど。悪いけど、、、

53歳、もう、

そんなの、かんけーねーーーーーーー!

って思わない?!


大人がなんだ?!
一周まわって、大人って何だ?!

そんな心境よ・・・

たぶんだけど、「大人」って、幻想だ。

「深刻」って、幻想だ。

もともと、そんなもの、存在してなかったんじゃないの?


それがどんどん拡大していくと、
この世界すべてが、幻想なんじゃないの?に
たどり着く。

色即是空、空即是色。
(しきそくぜくう、くうそくぜしき)

深刻なことなんて、ほんとは何もないのかもしれい。

そうだ!話は飛ぶんだけどね

「お金のいらない国」のシリーズに出会えて、
ほんとに良かった!!
最近、息子たちが結婚に向かい始めて
つくづく「あぁ、お金のいらない国2」を
今読んでいて良かった!!

と思った。マジでグッドタイミングで出会えた本だったと
感謝してます。

私に必要な本だったんだなぁ、ありがたいなぁ、と。

この世は幻想だけど、
もうちょっとそれも含めて、踏まえた上で、
しっかり楽しみたいと思います。
たまに得意な「深刻そうな顔」もしたりなんかして?



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