人身事故に遭遇したときの対処法

人身事故。もはや日常茶飯事。どこかで起こる人身事故。特に、個人的主観だと中央線、東武東上線多いですね。これから乗ろうとした電車が動いてない!こんなことありませんか?そんな時に運転士であり、リアルに目的地へ向かう電車が人身事故に遭遇したときの作戦をシェアします。あくまで個人的見解です。どうかご参照に。ここで伝えたいのが
1、振替輸送活用法
2、部分的な再開直後は… この2点です。
皆さんも事態に遭遇したとして一緒に考えてほしいです。
今回遭遇したのは、有楽町駅改札に入場し、市川に行こうとしたとき。山手線から総武快速線に東京に乗換えて向かおうとしたまさにその刹那。モニターに人身事故の情報が!!慌ててはいけません。まず皆さんがすることは、状況の確認です。分かっているのは
総武快速線の船橋での人身事故。
・各駅停車も運転見合わせ。
・振り替え輸送実施中
この3つ。まず考えたのは日暮里経由で市川真間まで行けばJR市川まで徒歩が可能だということ。さらに、新しい情報が入りました。
総武線各駅停車西船橋~津田沼のみ運転見合わせ
しめたと思い、そのまま秋葉原へ。市川までなら動いている、そう思いますよね?しかし、そこに落とし穴が。再開直後だったので、列車詰まりが生じ、乗った列車が次の浅草橋で運転見合わせ!こういうこともあります。実際そうでした。今はアプリで列車の位置情報がわかる時代になったので、再開直後は各駅に列車が停止している状況。これは、事故発生時に列車を最寄りの駅で止める処置をしているので、都心部で事故の時にはこうなります。(それと、快速線の事故だと並走している各駅停車も運転見合わせです。何故なら自己復旧の安全を担保できないからです。かつては止めずに走ってましたが、塚本駅の併発事故が発生したことがあり、それ以来止めるようになりました。)
なので、2の再開直後に使うのは時間の担保がないということです。
私の乗った列車は浅草橋で止められたのでやむなく浅草線と京成線経由で市川真間まで向かいました。その結果、振替輸送を利用したいため、有楽町~浅草橋の料金を無駄に払うことになりました。
個人的な最適解は
・有楽町で入場取り消し処置をし、乗車券を買い直し、素直に日暮里経由で  
 市川真間へ。
が最適かなと感じます。
1の振替輸送。よく耳にする言葉ですが、対象になるのは
①定期券所持 ②乗車券を持っている人
だけです。ICの残高=普段通りピピで入っている人
対象外なんです!!
ここ大事。
切符は前払い、IC残高は後払いだからなのかなあ。と勘繰ります。


まとめ

人身事故に遭遇時の最適解
1、IC残高で目的地までの切符購入=財布から金出さなくていいのでICと
  同じ効用で行けます。切符はなくさないよう注意。振替輸送の時は改札 
  横の駅員さんに振り替え輸送の旨をいえば大概通してくれます。目的地
  をいえばなおよし。バスを使うならその旨も言ったほうがいいです。
  振替やってないこともありますので。
2、アプリをチェックし、電車の本数が詰まっているなら早いうちに迂回せ
  よ。
これは、近距離であればあるほど、振替輸送しようがない事態があります。例えば、東京~神田で、JR以外でどうしますか?なかなか思い浮かびませんよね。でも、東京~新宿ならイメージがわくと思います。今回幸いだったのが、浅草橋で乗り換えができていたこと。今回の場合、平井駅で止められたら逃げようがありません。あと少しで止められたら、あしからずです。

以上ご参考になったら幸いです。


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