男の心を打ち砕く女の世間体→再び自粛生活へのカウントダウン

夏のおっさん東北旅行が中止となった。昨日の出来事である。

東京ウィルスとかGotoトラベルキャンペーンうんぬんの結果ではない。

参加するおっさんの奥さんが一言「ほんとに行く気なら離婚する」と言ったのだ。

これがトドメの一撃となって中止が決定した。

おっさん全員意気消沈である。今まで許可していたものが感染者増加の報道を受け一転したらしい。

自分たちは今回の旅行に対して半年前から企画し、コロナ禍を考え東京から秋田県まで感染の可能性がない車での移動を決め、しかも人口密度の低い秘湯を目的地としていた。しかも一泊で帰るというアホさ。

誰一人として同じ職場職業でないおっさん5人が一堂に介することの困難さについて、全く配慮のない発言である。

離婚というパワーワードを言えばなんでも通ると思っていやがるのだ。もっと言い方や考え方、話し合いの時間をもうけるべきちゃいまっか?え?

ふう。

もう一つある。いや二つだ。

ひとつ目。
仲の良い飲み友達が単身赴任で東京で働いている。地元は北海道で、奥さんと認知症を患っている独居の母親がいる。彼の母は症状が進行しており、民生委員だかケアマネ―ジャーとの対話が必要になった。嫁と母親はご多分に漏れず仲が悪いので、彼が北海道に戻って対応した。

その時、彼の妻はメールで何と言ったか。

「家には寄らないでね」である。

東京ウィルスが来たとなれば、近所の目が厳しくなるからだ。涙の出る話である。彼は日帰りで東京に帰ってきた。


ふたつ目。

これもひどい。やはり名古屋から東京に単身赴任している友人で、家族には家に来ないよう言われ、母親の家にも行かぬよう釘をさされた。結局彼は日帰りで名古屋に行き、運転免許の更新をして東京に戻った。昨日の出来事である。ちなみに東京でも免許は更新できる。ここはアホだと思う。


「会社が保証しろ」「国の対応がお粗末」そんな話じゃない。

愛の話なのだ。

家族とは。夫婦とは。彼女たちはもし旦那がコロナで死んだとき、どんな思いで涙を流すのだろうか。

きっと

「コロナで死にやがって!」という怒りの涙である。

世間体があるからな!

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