ポップコーンを作るときはテンションあがる

 中1の子供が期末テストでヒーヒー言っている。特に英語と理科が難敵のようだ。

 テキストをめくると英語はまだしも理科は本当に役に立たない。石灰石だのフェノールフタレイン液だの水上置換法だのこの期を逃せば一生(高校受験はあるだろうが)使わない知識であるし、理科室の実験で大失敗しなければ生涯覚えることは難しい。ところが、

 四十も半ばになってくると、子供の教科書をめくるだけでキュンキュンしてしまう。理科室に移動。「ちこうよれ」の手付きでアンモニアを嗅ぐ。駒込ピペット。うちの中学ではなぜかビニールハウス(通称:おだいハウス。おだい先生という独身の理科教諭が管理している。しかも授業で使わない。)まで思い出される。

 今ではもう食事も車も感動はない。初体験のアクティビティも想像を凌ぐことはまずない。しいていえば、

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