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見ればつい むべなるかなと 声に出す なんとなく風情を感じるよね この果実

知り合いの家のテーブルにポンと置かれていたの

油絵にするつもりで置いていたのだそうだが
後から来た知り合いが
「アッいいのがある」
そう言ってナイフを入れてしまったの…

味みさせてもらったところ甘くて美味しかった

中には数ミリの黒い種が
ゼリー状のものに包まれて塊になって入っていて、
それをスプーンで掬って口の中にいれてクチュクチュとして
ゼリー状のものを食べ、
種は吐き出すのだけれど、
甘くておいしいの…
この実、昔から不老長寿の食べ物と言われていてらしい

なぜむべなるかな…
気になったのでちょっと調べてみた

「むべなるかな」とは「もっともなこと」という意味で
漢字で書くと「宜べ」(うべ)が変化して「むべ」と言われるようになったのだとか
最初に言ったのは天智天皇という伝説があるが、
どういう状況で言ったのかはわからい…
「むべなるかな」
「もっともなことだ」
なんとなくいいよね、
以来この果実は
「むべなるかな」と言われるようになったという説明があった
しかしこれ
575にするの難しい

そうしたら
見ればつい むべなるかなと 声に出す

というのが突然来て

「茶とアン」僕にとってはそこはオアシスなの

昨日「茶とアン」(阿佐ヶ谷)で
こんなお喋りしていたら
ママに
「ガトクさん どうせやるなら季語とかちゃんとやった方がいいのでは」と

しかし僕は
「そうだよね確かに…」
そう言ってから
「でも 僕は俳句をやるつもりはないから だから575と言っているの 欲しいのはリズムで俳句的でも短歌的でも…自由がいいの
なぜなら僕にとってそれは写真のキャプションだから…」
そう言うと
「なる程 むべなるかな…(笑い)」と
「うまい これはやられた(笑い)」
楽しいね、
こんなお喋り…
だから僕はここへ入りびたっているのである…
そう、
僕にとって、
ここ(茶とあん)はキャラバンサライであり、
オアシスなのである

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