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ラクウショウ 呼吸根というけれど、葉っぱじゃなくて、なぜ根なの

これはねぇ、マニアックな世界のお話だから知らない人がほとんどだと思うけど…

実はこれ、ラクウショウ(落羽松)という植物の呼吸根なの。

漢字で書くと、松という字がつているんだけど、松ではない。

メタセコイヤに似た植物で、
ヒノキヌマスギ属の針葉樹で、沼地に生え、幹の周りに呼吸するための呼吸根(気根)をつくるという植物らしい。

写真はその呼吸根。

だけどこれ、どう見ても、三国志の時代の会議の様子だよね。

「巷の様子はどうだ」
「もうダメです。もう限界です」

僕には、そんなような会話が聞こえてくるんだけど。

念のため、落羽松について、調べてみると、

湿地帯に生えると、土中の酸素がが不足するため地上の酸素を吸収しようとする工夫なのだそう。

簡単に言えば、根が水に浸かって酸素が不足するから、根の一部を地上に出して呼吸しているということか。

つまり、生きるための工夫らしい。

ちなみに、呼吸恨は、沼地に生えるラクウショウに限ってのもので、沼地以外に生えるラクウショウには呼吸根はないらしい。

新宿御苑で、初めて遭遇した時には
「円空仏の博物館」
そのように思って、夢中になって写真を撮ったのを思い出した。

円空仏とは

江戸時代の前期修験僧(廻国僧)・仏師・歌人で独特の作風を持った木彫りの仏像を彫りながら全国を旅したことで有名な円空が彫った仏像のこと。

円空は生涯で12万本以上の仏像を彫ったと言われてといる。

僕も、いろんなところで見たことがあるが、
粗削りながら、実に素晴らしく、
見るとつい、頭(こうべ)を下げさせられる
威厳、尊厳、気品、風格、迫力を持っているのである。

その仏様がここに集まっている。

そう思うと、写真撮らずにはいられなかったのである。

写真は、その時撮った中の一枚。
なんか物語があっていいよね。
お気に入りの写真なの。

 



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