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1.国内大学バスケの概要と組織

『日本の大学バスケの組織や全体の仕組』を、史実・事実に小生の稚拙な知識を織り交ぜながら文字に落とし込み、大学バスケの知識を蓄え、より深く理解して頂くことで、大学バスケを丸ごと楽しんで欲しい。

特別指定選手などの活躍もあり、大学バスケの一流選手の華々しいプレイやルックス、感動的なシーンが様々な所で発信されるようになってきた昨今。昔に比べたら国内バスケの追い風を受けて、大学バスケも随分陽の目を見るようになってきましたね。

…しかしですよ?

北は北海道から南は沖縄まで大学バスケを見てきた小生からすれば!社会に出る最後の学生生活をバスケに捧げるボーラー達の熱い気持ち!プレイはさることながら組織としても荒削りな所!もっともっと大学バスケには奥行きがある!その全てを皆に愛して欲しいのです!|ω•)

しかしそういった記事や文献も見当たらないので『だったら書いちゃえ』と、冒頭のむさ苦しいテーマの元つらつらと勝手に記していこう、というのが本連載のおおまかなテーマです。

なので『キャー○○選手かっこいいー!』な感じの方はここでこの連載を読むのをやめたほうがいいかもしれません。CSparkさんがお勧めです(真顔)

…はい、マニアックな人だけ残りましたね。それでは始めていきましょう。初回である今回は国内の大学バスケの組織、それを取り巻く環境をざっと紹介していきます。

①日本バスケの全体図からみた大学バスケ

さて『日本バスケットボール協会(JBA)』の存在は、ここまで読み進めたマニアックな人には周知の事実でしょうが、そのJBAの傘下に、どのような連盟が存在しているかはご存じですか? →リンク:JBA関連団体

リンクの中に、『全日本大学バスケットボール連盟 a.k.a JUBF』(通称:にちがく/日学)という団体がありますね。これが国内大学バスケを統括している団体です。

ここで脱線しますが、JBAという組織がどのような内部体制で運営されているかは皆さんご存じですか? →リンク:JBA組織図

現場レベルだと『強化』『審判』『代表』『3x3』そして『競技会(大会)』とおおまかに部門が分かれていますね。大きな大会には専門の委員会があり…っておい!ミニも中学も高校もなんかしら専門委員会あるのに、学生の中で、大学カテゴリの大会だけ専門委員会ないんかい!(高専・専門もだけど)

そうそう、こういう扱いなんです…大学バスケって…ハハ( )

②日学は9つの地区、11の連盟からなる組織である

気を取り直して続きです。先ほどの日学(にちがく)という団体、傘下に北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国、四国、九州の9つの地区学連が存在しており、さらにこの地区学連の下に各大学のバスケ部が所属しています。

つまりこの9つの地区学連に所属する大学バスケ部、それらが行う試合の全てを総称して『大学バスケ』と呼びます。異論があっても、本連載ではそう定義します(机バーン)

あ、この先『学連』という言葉がやらたと出てきますが、この呼び名は大学バスケの組織が全て『○○学生バスケットボール連盟』という名前であることから、その省略系として『がくれん』と呼んでますので覚えておいてくださいね(他の競技でも大体学連って呼んでます) 関東だと『関東学連』と呼びます。

話を戻します。各地区学連の加盟校数は以下の通りです。【関東】と【関西】のみ男女で組織が分かれているので、数としては11の学連が存在しますハイ。そして年に一回、この600を超える男女バスケ部のそれぞれの頂点を決める大会があります。それこそが全日本大学バスケットボール選手権大会、通称『インカレ』というわけです。

2019年度各学連加盟校数

③都道府県協会内での大学バスケの位置付は千差万別

国内バスケの全体の組織体制の話に戻ります。まずJBAの傘下に各都道府県バスケ協会がある、というイメージは皆さん理解に難しくないと思います。さらにその各都道府県バスケ協会の傘下に『高体連専門部』や『ミニバス連盟』など各カテゴリがあるのも、なんとなくわかると思います。(下記図)

体系図

しかし、各都道府県協会の中で大学カテゴリの組織がある県とない県が存在します。ない場合は『社会人』の一部として、クラブチームや実業団と同じ枠組の中で管理・運営されています。これは大学バスケ部の絶対数が少ないのが主たる理由でしょう。一例としてリンク:秋田県バスケットボール協会のHPをご覧ください。

実は、前述した各地区学連、各都道府県協会と直接的な関係性がほぼありません。というか国内大学スポーツの多くはこのような体制になっています。

なんかねーいろいろ困っちゃうんですよーこの体制だと。本当はここらへんがUNIVAS設立の利点の一つだとも思っていたのですが…ここ熱く語りたいけど、今日はやめときます。


とまぁ少し小難しい話でした。今日のところは

『9つの連盟があって、地区ごとで運営されてて、年に一回最強の大学バスケ部を決める全国大会があるんだなー、大学バスケ』

ってレベルで覚えて帰ってください。書いていくうちに、この一回目の記事を見返していただくといいのかもしれませんね。

ここまで読んでくださった方、ご精読いただきありがとうございました。次回はもう少し親しみやすい内容になるよう精進します...。

※本文中のデータ等は筆者独自調査であり、事実と異なる場合がございますのでご了承ください。


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